余分な思考が入り込みすぎるときは

「わたしは感性が鋭すぎる」と言えば、

自惚れているように聞こえるが、

ようは、

神経質でいろんな情報を

嫌でもキャッチしてしまう性質である。


自分が望む情報なら

繊細にキャッチできるのは

願ったり叶ったりだが、


欲しくない情報、

例えば

誰かの機嫌の居どころなんかを

わざわざ吸収してしまう。


とにかく五感に触れると

とたんに

何かを感じ取ってしまうので、

集中したいことに

思考を注ぐことができなくなる。


そうなると

ここはもう、

物理的に遮断するしかない。


余分な思考を想起させる

音、物、人と、


自分の五感の接点を断つのだ。


そのためには、


例えば

周りのノイズを遮断する

イヤホンや、

視界に入り込む余計な情報を遮るための

伊達メガネなど、

ちょっとした小物が

欠かせない。


カフェで仕事をするとき、

向かいの席が盛り上がったら

それに自分のやる気も引っぱり取られるが、

耳を塞いでしまえば

そんな状況から逃れることができる。


また、

美容室でカットをしているとき、

隣の美容師とお客様の姿が

否応なしに目に入ってきて、

ハサミさばきが鈍るが、

伊達メガネで

視界を区切ってしまえば、

馬車馬の遮眼革のように

見える範囲を制御して

意識を集中することができる。


自分の神経が細かいのは、

今の私のメンタル力では

どうすることもできなさそうだ。


物に頼って

自分をコントロールするのが、

手っ取り早くて

私には合っている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?