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2022年の振り返り

備忘録として。
今年の1年はおおむね停滞期のような印象でした。
今まで振り返りをやってこなかったので、これを機に来年もやりたい。

生活

鳩山ニュータウンに移住して3年目の年になります。
はとやまハウスで1年(2020-2021)過ごし、自分たちで立ち上げたシェアアトリエniu(2021-)は一応の期限を2年としていたので、今年来年で最後の年になりそうです。

※立ち上げるまでの経緯をインタビューいただきました。
(シェアアトリエniuのこれまでについてはいつかどこかでまとめたい…)

シェアアトリエ(兼ハウス)といいつつ、一人は留学でおらず、もう一人は今年4月に卒業したので、結局一人暮らしがメインでした(汗)。
シェアハウス生活が続いていたので、ある意味一人の時間ができ、落ち着いついて物事を考えるタイミングにはなりました。

個人の活動

鳩山ニュータウンにシェアアトリエniuを立ち上げて2年目になりましたが、1年目に大きく動かしたことの反動か(言い訳をするとお仕事の容量が増えたためか)、ほとんど動かすことはありませんでした。
ただ一点(とても)よかったのは、シェアアトリエniuを会場として5月に美術関係の方たちによる展示が行えたことです。


以前、鳩山ニュータウンにアトリエを探すために来てくれた数人のメンバーが展示の企画を持ってきてくれました。
遠方というデメリットはあるものの、来訪者と制作者がじっくりと色々話す様子や説明する様子を隣で見ていて結構発見がありました。
何より面白かったのは設営中で、各作家が自分の作品をどう展示するかについて、その場の空間に良い意味で即物的に反応しつつ、他の作家と距離感を巧くとりつつ、探っていくそのライブ感が自分にとってとても新鮮でした。

さて、シェアアトリエniuは来年度をもって一旦閉じようと考えています。(期限を決めていたからと言うとかっこいいですが、、、)個人的には3年間鳩山町に住んだこと―おおむね三年で場所を移動してきたため―や個人活動の比重設定がなかなか難しくなってきたことが理由です。
来年度は引っ越しをまず計画していて、自分の興味に力を注げる環境を再構築できたらと思っています(かつ面白いエリアだったらいいな)。
ちなみに最近は「ビデオゲーム(特に美学や芸術における)」に興味があります。
(一級建築士試験もぼちぼち視野に入れないとかもしれません…)

お仕事

去年の10月から津川恵理さん率いるALTEMYに所属しています。
フルタイムではないですが、設計事務所に入って設計の業務に携われています。
若い事務所のため、ある種スタートアップ的な側面があり、わからないことが当たり前のまま前に進めていかないといけない不安定さが常にありつつ、毎日戦っています。ありがたいことにどのプロジェクトも面白く、来年ぐらいから形になってきそうなのでとても楽しみです。

2021年3月に大学院を修了して、就職をしないまま鳩山にとりあえず定住することを選んだ故に、実情は今も個人事業主の身です。
設計事務所で仕事をもらう前に別業界の会社(pixiv)からお仕事を頂いていて生活できております。(ありがたいことに今も継続しています)
一般的な設計事務所に入ってがっつり修行して…という感じのルートではないのですが、一方でイマドキな生き方な気もして良い部分は何かしら誰かにフィードバックできるのかなとも思っています。
どこに時間を使って、生きていくためのお金も稼ぎつつ、一方である程度苦労しながら何かに没頭・集中する環境で20代を過ごさなきゃ、、、とは思っていて、そのあたりも整理していきたいところです。

P.S.グラフィックも一枚制作する機会をいただきました。

※この活動もキャパ的に一旦ステイかもしれないなと思っています。

来年に向けて

・ひとまずは自分が携わっている「目の前」の事に全力投球すること
・あとは自分の興味の根底をここ3年ぐらいでしっかり確認していきたい
 ひとまずは前述のとおり、おそらくは広く建築に関係あるかたちで情報(社会)空間の形式や認知とか(それに関連してビデオゲームと仮置きしている)に今は興味がありそうなのでそのあたりの整理と、かつそれをアウトプットする形で残したい
・痩せる(運動をする)

ぐらいで、しんどくならない程度に頑張っていきます💪

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付録:今年見たもの、読んだもの

(最後に)箇条書きでカメラロールを見ながら思い出して抜粋。

建築
・松原市図書館(大阪)ーMARU。architecture
 土木的なスケール感が図書館の公共性にマッチしててよかった。
・POLA美術館(神奈川)
 実は初箱根。民間企業が開いた美術館・あの立地で人の多さに驚いた。
・母の家(埼玉)ーRFA
 内覧会にて。椿峰NTの藤村先生のお母さまの家。まさにプロトタイプ。
・中ノ島美術館(大阪)ー遠藤克彦建築研究所
 このスケールの公共建築で精緻なディティールの数々だった。
・コパル(山形県)ーo+h
 おおらかな曲線をもつ建築を実際に見れたのはよかった。
・群馬弾丸旅シリーズ
 太田市美図書館、Jins前橋、白井屋ホテル、上州富岡駅、鬼石多目的ホール、どれも発見があった。旅は軽率にするべき。
・横浜大さん橋国際客船ターミナル(神奈川)ーfoa
 いわゆる"連続体"の建築。Good~。
・インフラスタンド(埼玉)ーシン設計室
 私的空間の公共的利活用のまさに良い例。

展示
・各美術大学の卒業・修了展
 藝大だけじゃなく他も行くべきだった。パワーに圧倒される、モチベ上がる。 来年も定期化したい
・Chim↑Pom展ー森美
・積彩の個展-3Dプリントされた積彩のプロダクト気になってたので。
・work on #1@シェアアトリエniuーうちの。次回企画も楽しみ。
・惑星ザムザー廃ビル一棟まるまるは見ごたえあった。若手だし人も多かった。
・Line-and-AroundLinesー隅田川周辺
 山川陸さんたちの企画。自分一人で歩く、孤独とシークエンスが風景の見え方を変えるきっかけ(よく言うが難しい)をうみだしていてかなり良かった。

映画(見ているものをメモできていないので来年の課題)
・「すずめの戸締まり」ー改めてエンタメのパワーを感じた。


・『同志少女よ、敵を撃て』
 ウクライナ関連もあり。精緻な情景描写とそれでいて良い意味でコミカルなキャラクターというバランスが秀逸でめちゃくちゃ読みやすかった。
・『ビデオゲームの美学』
 内容は難しいのだが、、、何か手がかりになりそうな匂いがすごくすr
・『建築家の解体』
 建築家を分析した本は意外となく、まさに、ということが書かれていて良い本。
・『現代思想入門』かなーり読みやすかった。また読んで復習したい。

以上。今年は🚢の上で年明け。
よいお年を!

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