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私的コロナ時代の記録①

[私的コロナ時代の記録①]
Facebookの友人だけに公開していた私的日記をこちらにも転載します。
突然はじまった新しい時代、自分が何を考えてどんな日常を送っていたのかを記録しておくことは、後から振り返った時に大切な資料になると思ったからです。

 東京のみならず全国に緊急事態宣言が出る。もうとっくに緊急事態だけど。来週月曜日、父の定期入院&手術は予定通り遂行されることになった。が、科は違うとはいえ重症感染者指定病院に85歳をひとり送り込むことは非常に気が重い。家族は付き添えない。
 しかも連日の気疲れ&マスク使用からか、奥歯の被せものが取れてしまう。これはこれで別の病気になりそうなので、よりによってこの時期に歯医者通いが始まる。コロナ前から感染症予防に力をいれた病院で安心感がある一方、ロボット相手に自身を「モノ化」させる西洋科学の技術進歩に昭和の心が追いつかない。コロナが嫌なのも全てがこのシステム下にあるからだ。
 不安は本当にキリがないので、後悔なくやれるだけのことはやって、あとは運を天に任せるしかないと思っている。感染は罪や罰ではない。「祈り」とはこうやって生まれていったのだろう。それは音楽も同じ。

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