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桜のように。

桜はすごい。
そこにあるだけで、私たちを幸せにする。
つぼみを見て、未来への期待を膨らませ
咲いた桜を見ると思わず笑みが溢れる。

桜は特別なことをしているわけじゃない。
ただ生きている。
しかし、私たちはその姿に
いろんな感情を抱き、思いをはせる。

また、桜は四季によってその姿を
変えていく。

桜の花が散れば、
人々は毛虫を嫌い、桜の下を歩きたがらない。
夏には、誰かを休ませる木陰をつくり、
秋には葉を散らし、冬には枝だけになる。

一年を通していろんな姿になる桜の木。
わたしはそれを見て、自分と重ねた。

私たちもずっと同じ姿ではない。
満開の花を咲かして、生き生きする瞬間や
誰かの心の拠り所になったり、
大切なものを手放したり、
次に向けて、ただ耐えて準備をしたり、
人生にも桜の木のように四季がある。

何百年と生きる桜でさえ、
一年を通して、少しずつその姿を変える。
たった100年生きる私たちは、
その何倍もの速さで、姿を変えるのだろう。

そして、忘れてはいけない。
桜はどんな姿でもそこにあり、生き続ける。
その姿を私たちは気に留めることは
少ないが、そこに生き続けるからこそ
美しい花を咲かすことができる。

桜の木のように、私たちは生きている。


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