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組織のチカラを最大限に引き出す! LEGO® SERIOUS PLAY® ( レゴ®シリアスプレイ® ) メソッド ってなに?

LEGO® SERIOUS PLAY® (レゴ®シリアスプレイ®)をご存知ですか?

無駄な会議をガラリと変える!
誰もが主体的に関わり出す!
組織の集合知を自然に引き出す!

そんなのパワーのある、革新的で創造的なメソッドです。

でも、LEGO® SERIOUS PLAY® (レゴ®シリアスプレイ®)って一体なに?というのがなかなか説明しにくいなあ、と常日頃感じていましたので、特徴や取り組む意義や価値、効果などを私なりにまとめてみることにしましたので、もしご興味のある方がいましたら、ご覧いただければと思います。

このレゴ®シリアスプレイ® を実施することができるのは、「レゴ®シリアスプレイ®メソッドと教材活用の認定ファシリテーター」と呼ばれる認定ファシリテーターのみです。

私自身も4日間、缶詰に近い状態で朝から夜まで徹底的に学び尽くす研修を受け、この認定ファシリテーターとなりました。

この資格を取得しようと思ったきっかけは、単純に面白そう!という直感のようなものもありましたが、それだけではなく、日頃のコンサルティング業務の中で、売上低迷や利益率の低下に悩む企業様のお話を伺うことも少なくなく、そのような企業の場合、以下のような根源的な悩みに行き着くことがとても多かったためです。

社員のモチベーションが低い
社内の雰囲気がギスギスしている
同僚や上司と部下間のコミュニケーションがうまくいっていない
チームがバラバラ
主体的に動く人が少ない
言われたことしかやらない
いつも同じメンバーに負荷がかかっている
チャレンジ意欲のある人が少ない・・・

そのような結果、ビジョンがあっても浸透せず、目標があっても達成されず、誰も新しい解決策や打開策を主体的に検討せず、むしろ、誰かが誰かの足を引っ張り、危機感を正しく感じられないまま、生産性が上がらない状態が続いてしまう・・・そんなお悩みを聞くことがとても多かったのです。

それならばと、これまでに培った心理学や紛争解決、ファシリテーターやカウンセリング、人材育成などの知識と経験を総動員して、コミュニケーションを円滑にするためのワークショップや研修を実施してもいましたが、もっと楽しく、もっとワクワクして社員の方々が取り組める研修はないものか、と常々思っていました。

そんな時に、この レゴ®シリアスプレイ® に出会ったのです。

レゴ®シリアスプレイ®メソッドと教材を活用したワークショップを企業様で実施させていただく中で、私自身が改めて実感している、このメソッドの特徴、意義、価値のうち、代表的なものは以下です。

「インサイド・アウト型で、持続可能で、組織に合った改革が望める」
「頭で考えないで、手で考える」
「今ここにいるメンバーが最大限の威力を発揮」

1つずつご紹介します。

「インサイド・アウト型で、持続可能で、組織に合った改革が望める」

このメソッドによるワークショップでは、講師が何かを教えるのではなく、インサイドアウト型による変化を促します。
参加者ひとりひとりやチームの中に潜在的にある、でも普段は可視化されていない、考えや思い、アイデアやモチベーションなど、隠れた力や可能性を自然な形で引き出し、可視化して、行動へと橋渡しをしていくことができます。
人は、特に組織で働いていると、問題への対処は、アウトサイド・インで考えがちです。状況を観察・分析し、問題点を見極めて、対策を講じて、問題を解決する、これは確かに一時的には、あるいは1つ1つの事態への対処としては、効果的で適しているかもしれません。でも組織の問題の多くは、その原因が、何かしら人の内面とつながっていることばかりです。そのため、対処しても対処しても、何度も似たような事態や問題が続いてしまうことも多いのではないでしょうか。

インサイド・アウト型の問題解決であれば、スタートは少しずつ、ゆっくりかもしれませんが、本質的な変化が見込めるのです。

「頭で考えないで、手で考える」

レゴ®シリアスプレイ®のメソッドの根底には、手を使ってモノづくりをするときにこそ新たな知識が構築されるという「コンストラクショニズム」理論があります。この理論は、マサチューセッツ工科大学(MIT)のシーモア・パパート教授によって提唱されました。

脳細胞の神経は70、80%が手の神経と直結していると言われており、手は体の外に出た脳と言われるほどです。頭だけではなく、手を使ってブロックを組み立てていく過程で、自分でも顕在意識では捉えきれていなかった潜在意識の中にある発想やアイデア、直感的な気づき、意見や視点などを自然な形で引き出していくことができます。

「頭(だけ)で考えない」で「手で考える」ことによって、本人でさえ気づいていなかった自分自身の本音や潜在的な思考を見える化し、前向きな気づきとともにそれらと自然な形で向き合える状況を実現していけるのです。

「今ここにいるメンバーが最大限の威力を発揮」

レゴ®シリアスプレイ®のメソッドによる研修では、レゴ®ブロックを使い、一定のルールに従って研修が進むので、よくある生産性の低い会議のように、よく喋る人だけに発言が集中する、というような状況に決してなりません。

さらに、メタファー(例え・比喩)として表現したレゴ®ブロック作品を介して会話が進むので、人前での発言やプレゼンテーションが苦手な人でも、安心・安全の中で、自然な形で、自身の考えを言語化し、表現していくことができるようになります。

そうして、全参加者が100%参加する仕組みを、“自然と” 生み出すことが、このメソッドの最大の魅力なのです。

いかがでしたでしょうか?こんな特徴のあるメソッド、もしもご興味がありましたらぜひお声がけください!

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