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オンライン・コミュニティの実験場をつくる構想(1)

3月にオンラインで立ち上げたコミュニティが、登録者も3,333人を超え、自前のアウトプット「週次のまとめ記事」もチームで自走して出せるようになりました。

そろそろ本格的な運営チームを作り、アウトプットも増やそうと考え、現時点の構想を順次言葉にしてみようと思います。

コミュニティについて

コロナ本格化によりイベント、働き方、コミュニティがオンラインにシフトする事態に備えるため、それらの当事者に必要な知見を共有し、互いに助け合う場として作りました(何より、オフラインでのセミナーを生業としていた自分のためでもあります)。

場の趣旨は、facebookグループの概要に以下のように記載しております。

【オンライン化の知を共創するコミュニティ】
リモートワークや、コミュニティ、イベント等のオンライン化を助け合うボランタリーな場。実践家の課題解決に役立ち、それが他の参加者にも価値となる「相互利益」を旨とします。
目的を同じくする参加者が増えるのは良いことなので、そのような方々に気軽に拡散頂ければ嬉しいです。

◆何のためにあるのか
・オンラインシフト実践者の課題を解決する
・オンライン・コミュニティを有効に運営する方法論を形にする
・コミュニティを立ち上げる人に試行の機会を提供する

◆どんな人のためにあるのか
ビジネス、学び、コミュニティのオンラインシフトを実践する方々。
1)新しい働き方を実践・創造する人
・会社にお勤めの方やフリーランス
・経営者、人事、ITなど、仕組みを作る側
2)新しい学びを実践・創造する人
・社会人の学びに関わる方
・大学等の教員、学生
3)新しいコミュニティやイベントのあり方を創造する人
4)上記に関するベンダーや専門家

◆どのような活動の場か
1)知見を共有し、編集する
2)共にイベントなどを企画する
3)コミュニティ運営の方法論を形にする
4)コミュニティ創造の実験機会を提供する

◆大事にしたい価値観
・Giveからの相互利益
・公平と信用
・安心して「失敗」できる実験場

◆運営のスタンス
基本は、自身で適切な判断できる方々の自主性・自律を信じるスタンスです。上記趣旨はご理解の上、気軽にご参加・ご活用頂ければ幸いです。但し、場の信用や参加者価値を損なう行為には然るべく対処します。

背景の考え方などは、設立1ヶ月目頃に書いたnoteに詳しくあります。

1)オンラインシフトの実践知を創造する実験場

これまでの投稿は、情報シェアが5割強、イベントなどの告知が4割で、「これどうやればいい?」「これ一緒にやらない?」といった、場から独自の知見を創出するきっかけとなる投稿は1割以下です。

応急対応の段階から、オンラインとオフラインの「融合」や、オンラインの利点から仕組みを再構成する「最適化」の段階に移りつつあり、新たな仕組みを考えて試し、確立することが求められているので、独自の知見創出の割合を上げていきたいと考えます。

1)自前のイベントを企画・実施するチームを立ち上げ、オンラインシフトの実践知を生み出す場を継続的に形にする
・コミュニティの参加メンバーが、現場の状況、課題、ニーズなどを共有する「生声パネル」
・その他イベントを企画・具現化する

2)イベントライターを育成し、自主イベントを記事化の実践の場として提供し、同時に、情報発信を強化する
・イベントライター養成講座を実施
・自前イベントの記事化
・外部イベントの記事化

3)参加者の交流や共創を促進する定例イベントを実施する
・新しいツールを試す「合同自主練」
・アイデアを揉む「壁打ち会」「アイデアソン」
・企画を各自で形にする「もくもく会」

4)創出した知見を、必要とする人により効果的に届けるため、デジタルマーケターが、コミュニティの運営する各種ツール(facebook、Peatixなど)とデータを元に、各種実験を行う

5)課題を解決したい人とそれを実現できる専門家など、試験的取り組みを形にするマッチングを、オンラインコミュニティというプラットフォームを通じて実現する

なお、上記は非営利(無料とは限らない)を基本とし、得られた知見は、必要とする誰もが活用できるよう、無償で公開されるべきであると考えます。

2)オンラインコミュニティを上手く立ち上げ運営する方法を確立し、公開する

このコミュニティは完全にオンラインで立ち上げられています。運営チームの立ち上げ準備に手を挙げ、色々な仕組みを形にしてくれている方々の半分は、対面であったことがありません。今後このようなコミュニティは増えるでしょう。

このコミュニティの活動を通し、これからオンラインで新しい場を立ち上げる人の数と、その成功確率を増やすことに寄与したいと考えます。そのために、実践的かつ効果的な方法論を、自らが試しながら確立していきます。

これから新しい場を立ち上げる人が、どんな考え方をベースに、これからどう進めていけばいいのか、どんなことが原因でどんな問題が起きるのか、それを回避するのか、起きるのは仕方ないとして、どう対処するのがいいのかが分かれば、失敗する確率も減らせるでしょう。やろうと思う人も増えると思います。

・立ち上げの手順と考え方
・ボランタリーな運営の基本
・プロセス、システムやツール
・ルールや会議体などの運用の仕組み
・人材獲得、育成、新陳代謝、協力など、人に関すること
・コミュニケーション設計、ファシリテーション手法

こちらに関しても、得られた知見は、必要とする誰もが活用できるよう、無償で公開されるべきであると考えます。

共にに創る人、求む

上記は構想段階で、実際に興味を持って関わってくれる方々と議論・試行しながら形にしていこうと思います。

構想は順次このnoteで公開しつつ、近々然るべきタイミングで募集します。ご興味あればまずは下記グループに登録しておいてください。

ご参考:イベントのオンライン化の知見を書籍化しました

ご興味あればお手に取ってみてください!

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