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参加したワーケーション・プログラムをふり返る-番外編

イベントの関連プログラムとしてのワーケーションなど、独立したプログラムではないが、ワーケーションプログラム的なものもある。そんなものについて、印象に残った要素を抽出してみる。

IVSのワーケーション@沖縄

IVSというスタートアップのイベントがあり、私は沖縄の那覇で開催された回に参加した。このイベント本番の前に2日ほどのワーケーションのプログラムがあり、折角遠くまで行くのならと、併せて参加した。

場所は那覇から車などで1時間くらいのリゾート地で、日中はホテルで仕事をして、夜はスタートアップ創業経営者のセミナーやスタートアップの表彰式などのイベントがあり、懇親会もある。徒歩以上の移動は発生しない。

スタートアップに関わる人々という共通の軸もあるし、イベント本体の参加費20万円を出してもらい、平日の昼間に何日も沖縄に出張できる人は自ずと限られる。どんな人が何のためにいるか分かるので、ベースとしての心理的な安心感もあり、南の島ならではの開放感も相まって、イベントというきっかけがあると、交流も自然な形で生まれやすい。

交流を促進する仕組みは、イベント本体の公式Slackが少し交流の足しになったのと、自分でもイベント参加者のFacebookグループを立ち上げたりしてみた。

CLS(コミュニティ・リーダーズ・サミット)@高知

日本のコミュニティマーケティング分野の著名人が主催する実践者コミュニティで、年に2回ほど、主催者の出身地である高知でイベントを開催している。

表のメインイベントは、土曜の午後だったかにパネルを3本くらいやるのだが、裏のメインは交流だ。実態は界隈の大人の合宿みたいなもので、前日も当日も夜に飲み会があり、県外から来た人と地元の人で数十人が参加する。参加者のLINEグループができるので、スマホでタイムリーに連絡を取り合いながら、幾つもの集団への集散を繰り返しつつ、二次会、三次会では済まないくらい延々と飲む。

高知はコンパクトな街で、南国の明るい雰囲気や飲み好きの文化があるためか、店も夜遅くまでやっていて賑やかだ。主催者含め地元の人が案内もしてくれるので、より深く街を楽しめる。

何年も続けているので、リピーターも多く、そもそもコミュニティに関わる人の集まりなだけあって、参加者も運営チームも、主体的に自然に場を楽しいものにしている。

これはワーケーションではないイベントではあったが、私は1日くらい早く入り(前後に用があり長くはいられなかった)、ホテルで自主ワーケーションをした。

越境リーダーズキャンプ(地方での合宿研修)

これは仕事として招かれた。参加者への1 on 1を3人かそこらにするだけで、参加必須なのは半日だけだが、現地の人も交えたチームを組んでリアルな地域課題の解決策を考えるプログラムの内容や、現地の人も含む関係者との交流にも興味があったので、フルの3日間参加した。

竹田は、熊本からも大分からも1時間以上かかる。小さな街だが、城下町ならではの文化を感じる。

宿は、蔵をリノベしたゲストハウスを選んだ。地域おこし協力隊で来た人が任期後に起業したもので、オーナーに旅行者目線で色々面白いところを教えてもらった。

小さな街だと、行く店も絞られてくるので、昼の仕事や研修が終わった後に、運営側の関係者と地元側の関係者などが、集まり散じたりしながら飲み歩いている。同じ宿に泊まっている関係者もいた。そこが、そこそこ大きな都市と比べての面白さもある。

次の鳥取の回にも招かれたのだが、この時は前後の用の関係で、メインの1日のみしかご一緒できなかった。鳥取駅から1時間ほどの山間の街で、いろいろ面白い取り組みをしているところを少し回れたのだが、もう1日あれば、もっと色々なことを見られたかと思う。


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