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ラーム氏、キミッヒに大きな期待「ヨシュアの時代がくるかもしれない」

—— 以下、翻訳 (インタビュー記事全文)

ヨシュア・キミッヒにとって、2つのポジションでこれほど優れたプレーができるのは、不幸ではなく幸運と言えるのだろうか。自身の経験から、その問題点をよく知るフィリップ・ラーム氏は、キミッヒは中盤でプレーした方が良く、そこで彼はワールドクラスの選手に成長できるという。

FCバイエルンのキャプテンとして、2013年には3冠、2014年にはワールドカップのタイトルを獲得した。フィリップ・ラームは右サイドバックとして大成功を収めたが、かつてのペップ・グアルディオラ監督とヨアヒム・レーヴ独代表監督は、彼をボランチとして起用することを望んだ時期もあった。そのため、この37歳は、トレブルを達成した2020年の夏、ヨシュア・キミッヒが本来ならチアゴと並び中盤での活躍が期待されていたが、負傷したベンジャマン・パヴァールの代役として、右サイドバックでのプレーを余儀なくされた彼の心情もよく理解している。

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ラームさん、当時のあなたと似ており、ヨシュア・キミッヒも右サイドバックと中盤とでポジションを行き来しています。彼の成長をどう見ていますか?そして、彼はFCバイエルンや代表チームにとってどのような価値を持っているのでしょうか?

非常にポジティブに見ている。ヨシュアは毎年毎年しっかり成長を続けており、FCバイエルンと代表チームの両方で高い価値を発揮してるね。

2つのポジションでこれだけ優れたプレーができるのは、幸か不幸かどちらでしょうか。そして、どこにその難しさがあるのでしょうか?

ヨシュアにとっては、まず第一に幸運だね。彼に高い要求をし、様々なポジションで起用したのはペップ・グアルディオラ監督だった。これにより、非常に高いレベルでの経験を積むことができ、彼の成長に繋がった。彼のポジションが確立された今、このポジションに特化し、そこでワールドクラスの選手に成長することが重要なのだ。ヨシュアには、中盤でその可能性があると思う。サイドでは、常にスピードのある選手たちが起用されてきた。強靭なフィジカルと相まって、この傾向は強まっている。

彼は、新たなフィリップ・ラームへの道を歩んでいると言えるのでしょうか?ポジションのみならず、同じくリーダーシップを持った選手でもありますね。それとも、もうすでに到達しているのでしょうか?

この1年、FCバイエルンはノイアー、アラバ、ボアテング、ミュラー、レヴァンドフスキというベテランの主軸を中心に動いてきた。しかし、それもいずれは終わりを迎え、新たなリーダー格の選手が現れることになる。ヨシュアの時代がくるかもしれないね。

▼元記事
https://www.kicker.de/lahm-ueber-kimmich-weltklasse-ist-moeglich-zentral-794261/artikel


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