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ニャンぞう、初のドイツ語インタビュー「これまで頑張ってきたし、今も全力だ」

—— 以下、翻訳 (インタビュー動画全文)

12月に筋束断裂を負った18歳の才能溢れるディフェンダーは、1-1で引き分けたウニオン・ベルリン戦でFCバイエルンに戦線復帰した。シュトゥットガルトでの3-1の勝利から133日目にして、ようやく新天地でのスタートを切ることができたのだった。

タンギ、あなたがバイエルンに加入してくれてとても嬉しいです。きっとファンの皆さんも、あなたのことをもっとよく知りたいと思っているはずです。そのため、さっそく質問させてください。タンギ・ニャンズとはどんな選手?

セルヴス、ファンのみんな。僕はタンギ・ニャンズ。18歳のフランス人で、ポジションはディフェンスさ。性格は常にポジティブで、笑うのがとっても好きだ。落ち着いた性格で、もちろん、サッカーと、あとはバスケも好きなんだ。

よく出来ました。もう完璧なドイツ語ですね。先ほど、あなたはディフェンダーだと言いました。センターバックだけでなく、右サイドバックやボランチもこなせます。その中でも、どのポジションが一番好きですか?

ボランチよりもセンターバックだね。ディフェンダーとして、しっかりと責任を背負いたいんだ。

よく言われるのが、あなたは現代的なサッカー選手。つまり、先ほど述べたような、高い柔軟性だけでなく、フィジカルの強さや、優れたテクニックも兼ね備えています。今後さらに伸ばしていきたいのは、テクニック面かフィジカル面、どちらでしょうか?

フィジカルは普通なので、テクニックのほうだね。間違いなく、テクニックだ。ボールコントロールや予測、それに一対一だね。

PSG時代、U-17やU-19では、キャプテンを務めたこともありましたね。あなたは、チームを引っ張っていくのが好きな選手ですか?

僕のポジションでは、チームメイトとのコミュニケーションが必須だ。ピッチの上で声は大きいし、指示もバシバシ飛ばすよ。自分がリーダーなのかは分からない。でも、そうありたいと思うね。

つまり、チームを引っ張るのは好きだと言えますね。間違いなく、その部類に入ると思いますよ。さて、今季は残念ながら、何度も怪我との戦いでした。若い選手として、ドクターから離脱だと告げられるのは、どんな心境ですか?

今でこそ自分の状態も良いけれど、もちろん、本当にとても辛い気持ちになるよ。でも、しっかりとリハビリを行い、今は、理学療法士も僕自身もポジティブに考えている。これから、よりよい状態で復帰するつもりさ。

常にポジティブでいること。これはもちろん、何より重要なことです。ようやく復帰して、チームとともにピッチに立てるというのは、喜びもひとしおじゃないでしょうか?

とっても嬉しいね。ようやくだよ。またみんなとプレーできるなんて、夢のようだ。そのために、これまで頑張ってきたし、今も全力さ。

ハンジ・フリック監督は、若い選手であれ、全力を尽くす選手を好みますね。あなたは、彼の下でのプレーをどれほど期待していますか?

ああ、もちろん。監督は若い選手たちにもよく話しかけてくれる。僕にもそうだね。当然、とても嬉しいことだよ。彼の経験から、僕は多くのことを学んでいるんだ。また、適切なアドバイスもたくさんくれるね。ありがたいことだよ。

きっと大いに役立つことでしょう。それにも関連しますが、次の質問です。チームには、パヴァールやサール、エルナンデス、トリッソ、コマンなどなど、とても多くのフランス人選手が在籍していますね。これは、あなたにとってどれほど重要、もしくは役立つことなのでしょうか。チームに溶け込むのにも、助けとなりましたか?

とても素晴らしいことだよ。ミュンヘンに、これほど多くのフランス人選手がいるのは。僕自身にとって、気持ち的にも楽になるし、より馴染むことができるね。それに、フランス語も話せるんだ。これは良いことさ。

先ほど、ミュンヘンには多くのフランス人選手がいるとおっしゃっていましたね。どれほどミュンヘンに馴染みましたか?そして、コロナ前と今で、休日の過ごし方は?

コロナ前の昨年は、パリのアカデミーにいたね。休日は少し、いや、全然なかったよ。今は、家族と一緒に暮らしているんだ。

今回、あなたにとって初めてのドイツ語インタビューとなりましたが、とても素晴らしかったと思います。本当に上手でした。あなたにとって、ドイツ語の勉強はどうですか?

最初は、本当にとっても大変だったよ。特に、発音や綴りには苦戦したね。でも今は、いくぶんマシになったよ。もちろん、だいぶ良くなった。だいぶ話せるようになったし、理解もできるね。

間違いなく、とても順調そうですね。あとは、耳にすると、可笑しく思ったり、クスッと笑いを誘うようなドイツ語なんて、あったりしますか?

うーん、何だろう。「診察(Untersuchung)」とかかな。でも何故かはよく分からない。

まあでも、面白いですね。それでは最後に、この「一対一トーク」では、いつも決まった質問を選手たちには答えてもらっています。タンギ、あなたにとっての「ミア・ザン・ミア」とは?

「ミア・ザン・ミア」は、僕にとっては3つの単語に言い表せる。それは、家族、リスペクト、団結力だ。

とてもよく出来ました。ありがとうございます、タンギ。初のドイツ語インタビューも、これで終わりです。本当に素晴らしかったですよ。誇りに思ってもらっていいと思います。それでは、良い一日を、そしてトレーニングも楽しんで。

▼元記事
https://fcbayern.com/de/news/2021/04/erstes-interview-auf-deutsch-tanguy-nianzou-jetzt-gebe-ich-vollgas


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