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【6冠達成記念:第二弾】あれから7年。前回クラブW杯を制した優勝メンバーたちの今は?

—— 以下、翻訳 (ドイツ『シュポルト1』記事全文)

2013年、FCバイエルンはモロッコで開催されたクラブワールドカップで優勝を果たした。当時のスター選手たちは今、どうしているのか?ヤン・キルヒホフやマリオ・マンジュキッチは、どこで何をしてるのだろうか?

2013年12月、FCバイエルンがFIFAクラブワールドカップで初優勝を果たした。バイエルンはモロッコで行われた決勝で、開催国王者ラジャ・カサブランカを2-0で下した。

あれから7年。当時トロフィーを掲げたメンバーたちは、今どこで何をしているのだろうか。ドイツ『シュポルト1』は、当時の選手たちの「いま」をまとめてみた。

🇩🇪マヌエル・ノイアー

マヌエル・ノイアーは、バイエルンのゴールを守り10年目のシーズンを迎えた。昨シーズン、2度目のトレブルを達成した選手5人のうちの1人だ。現在34歳の彼は、バイエルン在籍期間のうちにワールドクラスのキーパーへと成長し、世界最優秀ゴールキーパーにこれまで5回も選出されている。

🇩🇪トム・シュタルケ

トム・シュタルケは、2013年の三冠チームの控えGKだった。 歴史的な優勝から5年後、FCバイエルンの3番手キーパーだったシュタルケは、プロキャリアに終止符を打ち、クラブのユース育成センターに活躍の場を移した。彼は現在もそこでU-19年代のゴールキーパーコーチ兼コーディネーターとして働いている。

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🇩🇪ルーカス・レーダー

ゴールキーパーのルーカス・レーダーはFCバイエルンで2013/14シーズン、3試合に出場した。 2014年夏にバイエルンを退団したレーダーは、ポルトガルのヴィトーリア・セトゥーバル、イングランドのブラッドフォード・シティ、ロート・ヴァイス・エッセンを経て、2019年にVfBリューベックに移籍した。現在、チームはドイツ3部リーグの最下位で、レーダーは今季まだ1分も出場機会がない。

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🇦🇹ダヴィド・アラバ

ダヴィド・アラバは、2013年のクラブワールドカップで優勝して以来、FCBに忠誠を誓っている5人の選手の一人であるが、それも長くは続かないだろう。ミュンヘンで9度のブンデスリーガ優勝と6度のDFBポカール優勝を果たしたこのオーストリア人選手は、13年の月日を経て、今夏にクラブを去ることになると見られる。


🇩🇪ホルガー・バドシュトゥーバー

ホルガー・バドシュトゥーバーは2002年から2018年までの間、FCバイエルンと契約を結んでいたが、FCシャルケ04への半年間のローン移籍でクラブを離れた。その後、かつて自身が11歳の頃にプレーしていた、古巣VfBシュトゥットガルトに移籍した。しかし、バイエルン時代と同様、31歳の彼は度重なる怪我に苦しみ、現在はVfBのセカンドチームでのプレーにとどまっている。

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🇩🇪ジェローム・ボアテング

ジェローム・ボアテングはバイエルンで10年弱プレーしている。2014年のワールドカップ優勝のほか、その間にバイエルンの一員として、チャンピオンズリーグを2回、ブンデスリーガを8回、DFBカップを5回それぞれ制覇している。彼が今夏以降もクラブに残留するかは、現在まだ不透明な状況だ。


🇧🇷ダンテ

クラブワールドカップでの勝利から1年半後、ペップ・グアルディオラ監督の下で自身の展望が見出せず、ダンテはVfLヴォルフスブルクに移籍した。しかし、わずか1シーズンで、このブラジル人はOGCニースへと移籍した。ダンテはこのフランス1部チームのキャプテンを務めているが、十字靭帯断裂のため昨年11月初旬からチームを離脱している。

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🇧🇪ダニエル・ファン・ブイテン

2014年、センターバックのダニエル・ファン・ブイテンはFCバイエルンでプロキャリアに終止符を打った。現在43歳のベルギー人は、選手の代理人として働いている。ケルンのセバスティアン・ボルナウ、RSCアンデルレヒトのアントワーヌ・コラサンらの代理人を担当している。2児の父である彼は、ベルギー1部リーグのスタンダール・リエージュのアドバイザーも務めている。

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🇩🇪ディエゴ・コンテント

クラブワールドカップから半年後、ディエゴ・コンテントはFCバイエルンからジロンダン・ボルドーに移籍した。フランス1部リーグのクラブで、このディフェンダーは、2018年にドイツのフォルトゥナ・デュッセルドルフに引き抜かれるまでの4年間で、94試合に出場した。ミュンヘン出身の同選手は、今シーズンからブンデスリーガ2部のSVザントハウゼンでプレーしている。

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🇩🇪ヤン・キルヒホフ

ヤン・キルヒホフは2013/14シーズンの前半戦、バイエルンで177分間の出場機会を得ており、クラブ世界一のメンバーを語る資格はある。クラブワールドカップの優勝直後、2014年1月に彼はFCシャルケ04に1年半のローンに出された。2016年頭にバイエルンからAFCサンダーランドに完全移籍。その後、ボルトン・ワンダラーズ、そしてFCマグデブルクに移籍した。2019年夏から、キルヒホフはドイツ3部リーグのKFCユルディンゲンでプレーしている。

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🇩🇪フィリップ・ラーム

2013年のトレブル達成時のキャプテンは、2017年夏に選手生活に終止符を打った。それ以来、フィリップ・ラームは様々な取り組みに挑戦してきた。例えば、EUROのアンバサダーやテレビ番組のサッカー解説者などだ。現在37歳の彼は、様々な企業と協働で、社会活動家として企業分野でも活動している。

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🇧🇷ラフィーニャ

バイエルンでは、8年間で266試合に出場。2019年夏、故郷ブラジルのフラメンゴ・リオデジャネイロに移籍した。しかし、わずか1シーズンでヨーロッパに戻り、ギリシャ歴代最多チャンピオンのオリンピアコス・ピレウスに加入した。今年2月頭にラフィーニャがピレウスとの契約を解除するまで、彼の在籍期間はわずか5ヶ月間だった。その後、FCシャルケに復帰するという憶測も飛び交っていたが、現在、彼は無所属となっている。

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🇩🇪ミッチェル・ヴァイザー

2015年夏、ミッチェル・ヴァイザーはヘルタBSCに移籍した。ベルリンでは3年間で85試合に出場した後、2018年に故郷ラインラントのバイヤー・レバークーゼンに移籍した。しかし、大腿部の負傷により、今季レバークーゼンでの試合出場は5試合にとどまっている。

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🇪🇸ハビ・マルティネス

三冠達成のシーズン開幕前にアスレティック・ビルバオから加入したハビ・マルティネスは、ユップ・ハインケス監督の下で、シーズン初年度から欠かせない守備的MFとなった。このスペイン人選手はそれ以降、これまでバイエルンで256試合に出場している。しかし、マルティネスは今ではFCバイエルンのベンチを温めており、今夏に退団するものと見られる。


🇩🇪バスティアン・シュバインシュタイガー

バスティアン・シュバインシュタイガーは、2015年にマンチェスター・ユナイテッドに移籍するまで、バイエルンのユニフォームに500回も袖を通した。しかし、このW杯優勝選手は、ルイス・ファン・ハール監督やジョゼ・モウリーニョ監督の下ではイングランドで幸せを見出すことができず、2017年にアメリカへと渡った。シカゴ・ファイヤーで3年弱プレーした後、2019年にプロキャリアを終える。シュバインシュタイガーは2020年5月からARDのテレビ解説者を務めている。

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🇩🇪トニ・クロース

トニ・クロースは2014年にFCバイエルンを退団し、シャビ・アロンソとのトレードでレアル・マドリードに移籍した。現在31歳の彼にとって、それは絶対的に正しい決断だった。ドイツ北西部グライフスヴァルト出身の彼は、レアルではチャンピオンズリーグで3度の優勝とスペインリーグで2度の優勝を果たし、ワールドクラスの選手へと成長した。クロースはこれまでにマドリードで通算14回のタイトルを獲得している。

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🇪🇸チアゴ・アルカンタラ

2020年夏、チアゴはFCバイエルンでの7年間を経てミュンヘンからリバプールに移籍した。しかし、膝の怪我の影響もあり、まだレッズでは本調子ではない。ユルゲン・クロップ監督のもとで、チアゴは今シーズン、フル出場は6試合にとどまっている。

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🇺🇸ユリアン・グリーン

クラブのユース出身のユリアン・グリーンは、バイエルンのトップチームでデビューを飾ることはなかった。2014/15シーズン、ミュンヘンはこのアメリカ人選手をハンブルガーSVにローンで貸し出した。2017年始め、グリーンはFCバイエルンに別れを告げた。VfBシュトゥットガルトでプレーした後、2018年からグリーンはブンデスリーガ2部のSpVggグロイター・フュルトでプレーしている。

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🇩🇪マリオ・ゲッツェ

FCバイエルンで3年間114試合に出場した後、マリオ・ゲッツェは2016年、かつて自身が18歳でブンデスリーガ初優勝を果たしたボルシア・ドルトムントにカムバックを果たした。しかし、2度目のBVBでの在籍期間中、2014年のワールドカップの英雄にとって、物事はあまりうまくは進まなかった。ペーター・ボス監督や、ペーター・シュテーガー監督、ルシアン・ファーヴル監督の下でも、現在28歳のこの選手がレギュラー選手としてのポジションを得ることはなかった。今シーズンから、ゲッツェはオランダ・エールディビジのPSVアイントホーフェンでプレーしている。

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🇫🇷フランク・リベリー

フランク・リベリーは12年間、FCバイエルンのために心血を注ぎ頑張ってきた。2019年夏からは、セリエAのACフィオレンティーナで奮闘している。しかし、リベリーの妻と5人の子供たちは今なおミュンヘンに住んでいる。FCバイエルンに在籍していた頃、彼はミュンヘンでの生活に慣れていることを何度も強調していた。これは、リベリーが選手としてのキャリアを終えた後、別の立場でバイエルンに復帰する可能性があると噂される理由の一つだ。

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🇳🇱アリエン・ロッベン

アリエン・ロッベンは、2019年夏にプロキャリアを終わらせたいと考えていた — はずだった。しかし、2020年9月、古巣のFCフローニンゲン(エールディビジ)に復帰し、再びプロの世界に戻ってきた。しかし、彼のキャリアに慢性的に付きまとう怪我の多さは、再び彼を悩ませた。ふくらはぎの怪我により、ロッベンは今季カムバックを果たしてから、まだ2度しかピッチに立っていない。

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🇨🇭ジェルダン・シャキリ

2015年にFCバイエルンを去ったジェルダン・シャキリは、インテル・ミラノやストーク・シティなどでプレーした。2018年からリバプールFCのユルゲン・クロップ監督の下で、1.69メートルの小柄なウインガーとして活躍している。シャキリは、レッズで2019年のチャンピオンズリーグ優勝、2020年のプレミアリーグ優勝を祝った。リバプールは、30年以上も遠ざかっていた国内リーグタイトルを獲得したのだった。

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🇩🇪トーマス・ミュラー

2000年、10歳でTSVペールからミュンヘンに移籍したトーマス・ミュラーは、FCバイエルンで565試合に出場している。31歳のこの選手は212ゴール、207アシストを記録している。チャンピオンズリーグに121試合に出場したミュラーは、同大会のクラブ歴代最多出場選手でもある。この生粋のバイエルン選手と、FCバイエルンとの契約は2023年までとなっている。

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🇭🇷マリオ・マンジュキッチ

ペップ・グアルディオラ監督とマリオ・マンジュキッチの2人は、決して良い関係ではなかった。そのため、このストライカーは、成功に満ちたスペイン人監督が就任してからわずか1年でFCバイエルンを去り、アトレティコ・マドリードに移籍した。その後、このクロアチア人選手はユベントス・トリノやカタールのアル・ドゥハイルでプレーした。マンジュキッチは、2020年夏から無所属となっていた。その後、この34歳は、今年1月にACミランと半年間の契約を結んだことで、ズラタン・イブラヒモビッチという傑出したストライカーの相方と出会うことになった。

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🇵🇪クラウディオ・ピサロ

FCバイエルン時代を経て、クラウディオ・ピサロは、ブンデスリーガの1.FCケルン、ヴェルダー・ブレーメンでプレー。昨夏、41歳の彼はヴェルダーで現役生活を終え、すぐにミュンヘンに戻ってきた。FCバイエルンでは、"ピッツァ "の愛称を持つ彼は、ジオバネ・エウベル、ローター・マテウス、ビセンテ・リザラズと同じくブランド大使を務めている。

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▼元記事
https://www.sport1.de/fussball/2021/02/fc-bayern-das-machen-die-klub-weltmeister-von-2013-heute


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