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ミュラー「ヘルタ戦、そしてクラブW杯で勝利を収めたい」

—— 以下、翻訳 (インタビュー記事全文)

ドイツ現地時間、金曜日の夜にはブンデスリーガのヘルタBSCとのアウェイゲームを戦った後、月曜日にはFIFAクラブワールドカップ準決勝へと挑む。トーマス・ミュラーと彼のチームメイトたちには、特別な一週間が待っている。4ゴール1アシストを記録した32歳は、ブンデスリーガでここ4連勝の立役者となっている。fcbayern.comのインタビューで、この生粋のバイエルン人は今後のミッションを見据え、この大会が彼にとってどれほど重要であるかを説明してくれた。

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トーマス・ミュラーのインタビュー

ヘルタBSCは、金曜日の夜にパル・ダールダイ監督がホームでカムバックを祝うことになります。監督が変わったことで、対戦相手を予測するのは難しくなるものでしょうか。

ミュラー:間違いなくそうだね。ブルーノ・ラッバディア監督時代と比べて彼らの何が変わったのか、どのようなプレーを指向するのかを分析するのに、たった1試合しかなかった。そうなると、分析はやや難しくなる。とはいえ、もちろん試合に向けての準備を中心に、自分たちのやるべき事やアプローチの仕方を考えて準備するよう心がけている。

ワールドカップ優勝者のサミ・ケディラがヘルタに移籍したばかりですが、再会を楽しみにしていますか。

サミが戻ってきたことを喜んでいる。ブンデスリーガで育った選手であり、若くしてシュツットガルトで優勝し、一躍有名になった。その後、彼が国外で挑戦し、レアル・マドリードやユベントス・トリノなどのトップクラブでプレーしたことは、ドイツサッカーにとって素晴らしいことだった。それは、ここ10年から15年のドイツ人選手のクオリティの高さを示すものでもあり、国外でもまだニーズがあることを示してくれた。復帰後の彼がどうなるのか気になるところだが、もちろん金曜日の夜は、彼がさほど好調でないことを願っているよ(笑)。

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今シーズン前半戦では、ヘルタ相手に4:3で勝ちましたね。以前の対戦でも接戦でした。今回、どのような試合を期待していますか?

通常、ベルリンでは常にほとんど互角の試合となる。ヘルタは確かに彼らの望む順位にはいない。これは、ベルリンのほうにプレッシャーがかかる状況だね。おそらく1〜2回は不安要素が表面化するだろうが、そのチャンスを活かしたい。僕たちはそううまく行かない場合でも、1-0のスコアで勝ち切る必要がある。彼らの不安要素が僕らにとって有利に働くことを願っている。しかし、基本的には、ベルリンは非常にアグレッシブに来ると予想しているよ。

あなたは5年ぶりにブンデスリーガでのゴール数が2桁に届きましたが、それはまだ19節でのことでした。この旅は、まだどこまで行けると思いますか?

3桁にはならないと思うよ。難しいだろうね(笑)。それでも、もちろんどの試合でも何らかの形で貢献したいと思っている。単なるゴール数が最終的にどこまで伸びるかはそれほど重要ではない。でももちろん、こうして直接チームの成功に貢献できたときの喜びは大きいし、これからも必ず続けていくよ。

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アシストに関しては、あなたは何年もしっかりと供給してきました。自分でゴールを決めるのと同じように、自分のアシストがゴールに繋がるのも幸せな気分になりますか?

それは常に、ゴールをいかにアシストするか、どのようにゴールを決めるか次第だね。個人的には、本当に素晴らしいプレーができた時と、ゴール前1メートルの位置にいてボールを押し込んだだけの時では、幸福感が違うものだ。例えば、先日のフライブルク戦での1対0のアシスト、あれは本当に達成感があった。自分でゴールを決めたのと同じくらい嬉しいね。でも忘れてはいけない。昨シーズン、スタジアムからファンがいなくなったことで、ゴールを決めた時の幸福感が確実に数パーセントは減っているはずだ。

ヘルタとの試合の後は、いよいよクラブワールドカップの試合です。カール=ハインツ・ルンメニゲ社長は先日、厳しい日程にもかかわらず、選手会から大会開催に向けての協力を求められたことを明らかにしました。あなたにとってどのような意味があるのでしょうか?

この大会は、昨夏のチャンピオンズリーグ制覇という大きな成功を収めたこの栄光の流れを締めくくるチャンスなんだ。クラブワールドカップで優勝することで、この素晴らしい一年に栄冠を加えたいね。だからこそ、このタイトルに向けて意欲的だよ。各大陸連盟で最強のチームが一堂に会する大会だ。欧州を代表するチームとして、優勝候補なのは間違いない。そのことを肝に銘じて、しっかりと優勝を狙いに行きたい。しかし、これはおそらく大きな挑戦になるだろう。

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2013年のクラブワールドカップで優勝しましたね。その時の思い出を教えてください。

クリスマス直前のマラケシュでの出来事はとても楽しかったし、観客も一緒で、本当に素晴らしいイベントだった。モロッコの人たちは本当にこの大会を楽しみにしてくれていた。今回は、もちろんコロナのパンデミックの影響により、やや条件が変わっているね。この過密スケジュールに織り込まれた大会となる。しかし、僕らには、それをこなせるだけの優れたメンバーが揃っている。

▼元記事
https://fcbayern.com/de/news/2021/02/interview-mit-thomas-mueller-zum-hertha-spiel-und-zur-klub-wm


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