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理学療法士コミュニティ『UNDOUKI』代表挨拶

初めまして、UNDOUKI コミュニティの代表をしております北川 貴明(きたがわ たかあき)と申します。

大阪の整形外科クリニックで理学療法士をしており14年目になります。

このコミュニティを立ち上げた経緯としましては臨床で悩んでるセラピストを1人でも多く減らしたい。

①若手セラピストに講義している時
②若手セラピストに講義している時

そして患者さんに感謝されるセラピストを増やしたいという想いで立ち上げました。

今では臨床で成果を出せる場面が増えてきましたが理学療法士になって5~6年目ぐらいまではダメダメPTでした。

即時効果を出せるPTが本物だと思い、色んな手技のセミナーや研修会に参加し、テクニックに頼っていました。

手技で成果の出る患者さんもいましたが、勿論成果の出ない患者さんが大半で、日々臨床に悩んでいました。

なんでこんなに時間もお金も注いで勉強会に参加しているのに結果が出ないのか?

自分は理学療法士に向いてのでは?


辞めて違う仕事に転職することも本気で考えました。

そんな事を考えながら理学療法士6年目を迎えた頃に、1人の臨床家との出会いで僕の価値観が変わりました。


運動器 のなぜ?が分かるシリーズを執筆されている工藤慎太郎先生です。




工藤先生はエコーを用いた解剖学・運動学を基に臨床推論を立てております。

治療では、特別なことをしていないにも関わらず目の前の患者さんが劇的に良くなる場面に何度も遭遇しました。

この瞬間から、僕の考え方は180度変わりました。

テクニックとはサヨナラをして、工藤先生のもとで丸2年ほど学びました。

そして運動器のなぜ?が分かる評価戦略の一部を共同執筆させていただく機会を与えていただきました。


どう治すか?よりどこを治すか?

これは『運動療法のための機能解剖学的触診技術』で有名な林典雄先生が伝えている言葉です。

工藤先生も痛みを出している原因組織の特定を徹底的にやられており、僕も臨床の中で最も大事にしている考え方です。


若手セラピストが目の前の患者様を治したいという思いのあまり、テクニックを求めてしまいます。

技術は大切ですが、どんな組織が痛みを出しているのか? どういう力学的負荷がかかっているか?

これらを評価することが臨床において最も大事な事だと一流の臨床家を見て感じました。

原因がわかってしまえば治療の選択肢はいくらでも増えるのです。

評価→仮説検証→評価

臨床は仮説検証作業の繰り返しです。


このコミュニティでは臨床で悩んでいるセラピストの助けとなる、知識や考え方を僕の経験も踏まえ発信していきたいと思っております。

コミュニティを通じて、一緒に成長し学び、仲間を持ち、高め合えたら最高だと思っております。 よろしくお願いします!

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