行き過ぎたロジカルは人を不幸にする

ロジカルシンキングは、現代社会において非常に重要なスキルとされています。それは、「ゴール達成に向けて妥当な手段を選ぶ」という目的を達成するための手段だからです。

しかし、過度にロジカルシンキングに拘ってしまうと、答えとしては妥当だがアプローチはロジカルでない意見を受け入れ難くなることがあります。これは、「ゴールに近づくために妥当な手段を選ぶ」という目的とは乖離した行動である。

つまり、ロジカルシンキングという手段に振り回されて当初の目的を見失っているのです。

 この主従転倒を抑制するための手段として、「合目的性」という概念を思考プロセスに取り入れることが挙げられます。合目的性とは、文字通り「目的に合っているか否か?」という判断基準です。使い方のイメージは、自分に対して「その言動・捉え方って自分を幸せにするっけ?」というフィルターを

1. 現象の認知

2. 反射的な感情

3. 思考

4. 合目的フィルター

5. 言動

という認知プロセスの3と4の間に挟むことです。これにより、思考が感情に引っ張られていることに気づけるとともに、様々な人の在り方を包接・インクルージョンし世の中に発揮できる価値が大きくなると考えます。

「合目的性」という概念を取り入れることで、自分の思考をより広い視野で捉え、他者と共に歩んでいくことができるようになります。そうすることで、ロジカルシンキングと感性のバランスを保ちながら、より良い人間関係や人生を築いていくことができるでしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?