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noteを半年続けて得たもの

9月で半年を経過したnoteでの投稿。
当初の投稿と今での変化はあるか、これからについてなどの気持ちを今日は書いていく。

私がnoteを始めたのは忘れもしない、
今住む台湾離島カフェで日本の友人と電話で話したことがきっかけ。

"日本へ帰りたい〜辛い〜"うだうだと、愚痴やら海外生活においてのもどかしさなどを嘆いていた。

その時友人が言ったのだ

"海外で生きるってそういう悩みが生まれるんだね、想像もつかなかった。そういう経験を文字にして発信してみたら?
きっと誰かが見つけてくれるよ"

その言葉に、少し希望を感じた気がする。そしてすぐにnoteを始めてみた。

はじめてのちゃんとした記事は
"1年経ってもホームシック"
生まれてはじめて、自分のネガティブな部分を文章発信するという経験をした。

正直、すっきりした。

そして、今までの自分が使うSNSとは違う"ネガティブ"や"心の闇"を出していこう、というコンセプトで投稿し始めた。

海外生活においてネガティブに感じる気持ちがあっても、どこにも出すことができずにいた。ネガティブ貯金がどんどん溜まっていた状態だったように思える。

仕方ない、こんなもんだろう、自分は外国人だし、
こんなふうに言い聞かせてきた。
そうすることで、他のやるべきことに注力注いできた。
そんな風にして、自分の中に生まれるネガティブな気持ちに蓋をしてしまっていたのだ。

チェンマイで2年生活したあとに、
台湾へ来てさらに積み重なる色んな違和感やネガティブな気持ち。

この機会に、こういう部分を文字にして整理してみよう。心の整理の作業として、noteを書き続けた。

はじめは、毎日投稿してみたけど
今は心から書きたい時に書くようにしている。

嬉しいことや、感動することはもちろん日々多くある。
だけど、なるべくネガティブを書きたいという気持ちは変わらない。

その理由は、
不満に感じる気持ち、理不尽に感じてしまうこと、どうにもできない悔しさ

こういう、どうしようもない物事を文章で整理したことで自分を客観的に見ることができるからだ。
そうすると、少し落ち着くこともできる。さらに一つの完成した記事として見たときに、より納得することもできる。

どうすることもできない、
でもその気持ちを"存在させる"ことはできる。そのことに気づいたのもnoteのおかげだった。

そして、2ヶ月が経つ頃に感動した出来事が起きた。
"差別は気軽にそのへんに転がっている"
という自分にとって、海外生活において
苦しいと感じる想いを綴った記事。

これは告白するような、勇気が少しいる話だった。
私自身がいじめられた、とかではない。

海外生活を通して
自分外国人だな、と思い知らされた経験等を大げさに捉えると"差別"に値する。
そして、そんなものは気軽にその変に転がっている。
そんな風なネガティブな気持ちを表わしたものだった。

この記事を書いたとき、書きながら涙が出てきたことを今でも覚えている。

不甲斐ない気持ち、悔しさ、情けなさ、弱さ、その他なんだかわからない気持ち。

書いているその時、やっと自分の気持ちにちゃんと目を向けられた気がした。
そして、その記事が多くの人に見てもらえて多くのスキをもらった初めての経験だった。

ネガティブなことなのに、スキをもらえる理由が全然わからなかった。
不思議な気持ちにもなった、でもそれ以上に嬉しかった。

ネガティブな部分をここで出してもいいんだよ、そんな風に言ってもらえている気がした。

それから、おもむくままにネガティブな気持ちの整理をしていった。

その数ヶ月後から、海外生活で同じ境遇の方たちとの出会いがあり、心温まるコメントを頂いたことも多々。

同じ経験をしているからこそ、その言葉に重みを感じて涙することもあった。

私は、どのSNSよりもこの空間に真剣に向き合っていると感じる。

自分の感じることや経験を、文字にして伝えることで誰かの役に立つこともあると知った。

私は、チェンマイの生活と違って
今の台湾の暮らしに何の思い入れもない。

しかし、チェンマイの2年で気づかないフリしてないがしろにしてきた自分の心
を今やっと整理することができている。

台湾へきたばかりは、帰りたい病がすごくて頻繁に泣いていた。
今は離島に移動して、やっと自分らしい暮らしのあり方を手に入れたと感じる。

それとともに、
心の整理の仕方を文字を通してできるようにもなった。

適切な環境の確保、心の整理の方法
この2つがあればたいていはもう大丈夫な気がしている。

このnoteで得たものは、大きい。
私はこの場所でこれからも、整理していく。
その度に強くなっていける気がする。

そしていつもコメントくださる方や勇気づけてくださる方々、心から感謝しています。ありがとうございます。

これからも、宜しくお願いします。



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