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弱った肌に必要なスキンケア


バリア機能を失い弱った肌

肌の発疹やかゆみ、乾燥。あるいは、アトピーなどの慢性的な肌悩み。

肌バリアがうまく機能していないときに、これらの症状が起こります。毎日のスキンケアはこのような症状を和らげたり、改善に向かうための重要な要素になります。

弱った肌のスキンケア方法

肌が弱っていると感じる時は、皮膚のpH値を意識したスキンケアを心がけましょう。正しいスキンケアは肌の保湿力を高め、さまざまな刺激に対する肌の反応を抑えることにつながります。
実は、弱った肌のための基本のスキンケアステップは、意外とシンプル。

  1. やさしく洗う

  2. 刺激のない保湿をする

  3. 肌を守る

この3ステップを守って、弱った肌をサポートしましょう。

3ステップで重要なこと

シンプルな3ステップで肌実感が変わるために、大事なポイントをそれぞれ紹介します。

1. 弱った肌はやさしく洗う

肌を洗うことで、肌を清潔に保ち、皮膚表面の古い角質や細菌を取り除きます。また、水分を補充し、乾燥しすぎた肌を和らげます。

でも、弱った肌は思ったよりも敏感。余計な刺激を与えないように、次の点に注意をしながら顔や体を洗うようにしましょう。

  • 熱いお湯ではなく、ぬるま湯(37℃~38℃)で洗う

  • ゴシゴシ洗わない

  • ナイロンタオルなど、肌刺激になるものは使わない(手のひらで洗えば十分)

  • 入浴やシャワーは短時間にする

  • タオルで拭く時はこすらない

  • 洗顔料やクレンジング製品は必要な時だけ使う

また、洗顔料や石けん、ボディソープを選ぶポイントは下記のとおり。

  • 無香料

  • 刺激の強い成分や界面活性剤を含まない

  • 脱脂力の高い石けんには、保湿力が高い植物油が配合されている

  • pH値が弱酸性

2. 刺激のない保湿をする

弱った肌では肌バリアが壊れてしまっている可能性があります。
そのため、手を洗ったり、入力やシャワーの後には、すぐに肌の保湿を。水分の蒸発を防ぎ、皮膚に水分を閉じ込める必要があるからです。

肌が弱っている時は、刺激やアレルゲン、菌に対してより敏感になっています。
アメリカの皮膚疾患協会によると、それらから肌を守るには次のような成分が配合された保湿剤がおすすめ。

  • アロエベラ

  • ヒアルロン酸

  • グリセリン

  • オート麦

  • シアバター

  • ビタミンE

  • ナイアシンアミド(ビタミンB3)

また、有効な保湿成分を選ぶ以外にも、肌にとって刺激となる下記のような成分は避けることが推奨されています。

  • 香料

  • 精油

  • エタノール(アルコール)

  • PG(プロピレングリコール)

  • 尿素

  • レチノール

  • コカミドプロピルベタイン

  • ラノリン(アレルギーがある人もいるため)

  • ラウリル硫酸Na

自然由来の成分でも、肌には刺激になるものもあるので要注意。
また、肌の乾燥を防ぎ、肌バリアをサポートするためには、少なくとも1日2回は保湿剤を塗るようにしましょう。

乾燥を感じていないからと言って、塗らないのはNG。
自覚がなくても、実は肌の乾燥が進んでいる可能性もあります。弱った肌には、塗りすぎない程度に定期的な保湿が必要なのです。

3. 弱った肌を守る

紫外線の影響で更なるダメージや刺激を受けないように、弱った肌を保護する必要があります。

紫外線を浴びることで皮膚はダメージを受けます。そして、その影響は日焼けだけではなく、老化の原因にも。また、皮膚がんのリスクを高めることも知られています。

だから、日中はできるだけ肌に直射日光が当たらないようにしましょう。
帽子やサングラス、薄手の長袖シャツやストールなどで皮膚を覆い、露出をさけるのがいいでしょう。また、どうしても紫外線に当たらないといけないときは、日焼け止めを。

ただし、日焼け止め製品には肌に刺激となる物質やアレルゲンが多く配合されている傾向があります。そのため、日焼け止めを購入する際には次のことを必ず確認しましょう。

  • アルコールや香料などのアレルゲンや刺激物質が含まれていないか

  • 紫外線吸収剤が使われていないか

  • 二酸化チタンや酸化亜鉛、酸化セレンを有効成分とするミネラルベースか

  • SPF30以上で、UVAとUVBの両方に対して有効か


スキンケア以外で気をつけたいこと

肌が弱ってる時でも、私たちは日常的に無数の化学物質に触れています。そこでスキンケアだけではなく、次のようなことにも注意して過ごしましょう。

  • 洗剤や化学薬品を使う際は、粉のついていないゴム手袋を着用する

  • コットンなどの天然繊維でできた、柔らかい生地の服(肌着)を着用する

  • 洗濯用洗剤は無香料のものを使用する

  • 自分の肌にとって刺激になる成分を見極める

まとめ

弱った肌に過剰なスキンケアをすると、かえって悪化してしまう可能性もあります。肌の調子が整わないなと感じたら、いつもよりもシンプルで、できる限り刺激が少ないスキンケアを心がけましょう。

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*すべての方に肌刺激やアレルギーが起こらないわけではありません。


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