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ロンドン市内で出会った「Hope@希望」~ロックダウン後の観光スポット第6弾~

こんにちは。EIZOです。
現在ロンドン在住、20年余りが過ぎました。
ブログ第6弾です。
引き続きロックダウン緩和後、息抜きに訪れたお薦めスポットを紹介します。

今回は前回の第5段Science Museumに引き続き、こちらもロンドン市内の博物館、「Natural History Museum」(ロンドン自然史博物館)を紹介します。

Science Museumと同じく、人々に無料で開放されている素晴らしい博物館です。
但し、コロナ禍の今、思いつきでふらっと立ち寄る事はできません。
Science Museum同様、必ず事前に時間制のチケットを購入して下さい。
もちろん無料のままです。
チケットの購入はこちらhttps://www.nhm.ac.uk/visit.html
Science Museum比べると完売日(特に週末)が多いので、余裕を持って計画しましょう。
2週間先までしか予約できないのが難しいところですが...。

Science Museumと「Natural History Museum」はお隣同士です。
両方いっぺんに楽しむこともできます。
私はまず、取りにくい「Natural History Museum」のチケットを購入してから、隣接するScience Museumのチケットを購入しました。
もう少し具体的に言いますと、「Natural History Museum」のチケットが15:30からの入館時間しか取れなかった為、1日をより有効活用しようと、隣接するScience Museumのチケットを13:30からの入館時間で購入したのです。
そうすると午後一杯13:30から2時間ずつ、ゆっくりと2つの博物館で過ごす事ができます。

それでは入館してみます。
入り口は通常のこちらのメインエントランスからではなく…。
(現在出口として使用されています。)

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こちらのExhibition Road沿いに面した、サイドエントランスからの入館になります。
Exhibition Roadは博物館を正面に見て右側の側道になります。
この通りをもう少しまっすぐ進むと、Science Museumの入口があります。

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入館時間にこの行列に並んでいると係りの方がチケットを持っているかどうか、一人一人聞きに来ます。
この日は混雑の為、時間が押していたようで、15分ぐらいしてから列に戻る様案内がありました。
中には完売の為チケットを購入できず、ダメ元でチケットなしでやってきて係員と交渉していた人たちもいましたが、残念ながら門前払いされていました。
この様な方々の為にも、一度チケットを購入して万が一都合が悪くなった場合は、無料チケットでも、必ず博物館に連絡してキャンセルをするか、日程の変更をしましょう。

チケットはScience Museumと同じく、Eメールで届きます。プリントしても良いですし、そのままスマートフォンに保存しておいても大丈夫です。

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先ほどの列に案内通り15分後に並び直すと、すぐに係りの方が入り口に誘導してくれました。
Science Museumと違い、チケットは係りの方がスキャンします。
チケットは素早く提示できる様、並んでいる間に用意しておきましょう。

入館する前におなじみ、テストアンドトレースでのチェックインを行います。
テストアンドトレースについては、ブログ第4弾、「ロンドンのマックで食事をしてみたら」の回を参照してください。

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チェックインが完了すると、スマートフォンにこの様に表示されます。

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さあ、やっと入館です!
ステゴサウルスが迎えてくれます。
最も完全体で発掘された化石だそうです。

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エントランス前は多少込み合っていましたが、館内はこの通り。

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人気の恐竜コーナーも、ゆっくり楽しむことができます。
ロックダウン中の閉館時に化石などの展示物の大掃除があったのでしょうか、積もっていたほこりがなくなり、より輝いて見えました。

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恐竜コーナーに隣接して、ピクニックエリアがあります。
ハサミを振りかざしたカニが、こっちこっちと案内してくれます。
私も、久しぶりに歩いて疲れた足を休め、持参したお弁当を頂きました。

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中はこんな様子。
既に夕方になっていたせいか、誰もいませんでした。
これ以上のソーシャルディスタンスはありませんね。

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ピクニックエリアでは飲み物やお菓子の自動販売機が設置されている他、地上階の大ホール奥にあるカフェも、ちゃんと営業しています。

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大ホールには世界最大の哺乳類、シロナガスクジラの骨格が宙を泳いでいます。
骨格の全長はなんと25.2メートル。
通常のメインエントランスが開いていれば、本来であれば入館後、まず最初に目にする展示物です。
ちょうど、大海原に潜り始めるシロナガスクジラを正面で受け止めるような、そんなダイナミックな世界が想像できます。
これまで「Natural History Museum」の大ホールの主役は、通称ディッピーとして親しまれたディプロドカスという体長21メートル首長竜で、40年余りだまって世界中からの入館者を迎え続けた後、2018年から2年間かけてイギリスを1周する旅に出ました。
現在はイギリスの中部地方、マンチェスターの近くで、多くの人々を楽しませている様です。
ディッピーについて詳しくはhttps://www.nhm.ac.uk/take-part/dippy-on-tour.html

そんなディッピーのイギリス1周ツアーも終焉を迎える為、このシロナガスクジラともひょっとすると、まもなくお別れになるかもしれません。
このシロナガスクジラの名前はHope(希望・願い)
人間の乱獲によって絶滅の危機にあった動物を保護しようと、絶滅危惧種として一番早く人間によって世界レベルで保護された生物がクジラでした。
その甲斐あって、現在クジラは増え続けています。
これからの種の保存が人間たちの手にゆだねられているということ、未来への希望と願いを込めて命名されました。
コロナ禍の今、Hopeがこれからの明るい未来を天から導いてくれている様な気がしました。

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「Natural History Museum」までの行き方
ロンドンの中心チャーリングクロスからおよそ3マイル(5キロ)、チェルシー地区にあります。
私はロンドンの南西部に住んでおりますが、市バスで45分ほどかかりました。

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「Natural History Museum」の最寄り駅は、地下鉄South Kensington駅です。
そこから徒歩5分ほどです。
公共交通機関をご利用の場合は地下鉄ピカデリー線、ディストリクト及びサークル線をご利用ください。
市バスも多くのルートがSouth Kensingtonに停車します。
詳しくはhttps://tfl.gov.uk/

注意:「Natural History Museum」は現在、月曜日と火曜日が休館日です。
学校のハーフターム中は休館日はありません。
随時、開館日や運営方法に変更があると思います。
お出かけの前に「Natural History Museum」のホームページで最新情報をチェックしましょう。
https://www.nhm.ac.uk/

以上、ブログ第6弾「Natural History Museum」(ロンドン自然史博物館)について紹介させて頂きました。
第7弾をお楽しみに!


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