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ブランドには“愛”が要る。

【ラゴムのコラム 耕すように考える】No.003:2020年3月9日

※コンセプトラボ・ラゴムFacebook「ノート」に掲載した記事の転載です。「ノート」機能がなくなるのに伴い、こちらに引っ越しました。

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規模の大小に関わらず、
本来、すべての企業は「ブランド」である……はず。

でも、何かちょっと違う気がします。

「ビジネス」は数字やデータで語れるけれど、
それは企業の一面だけ。

それだけを見ていても、
どんなにインパクトがあっても、
「ブランド」としては伝わらない。

数字やデータには担うことができない
言葉やデザインといったさまざまな表現に
“愛”が感じられなければ、
「ブランド」じゃない気がするのです。

数字やデータではわからないものこそが、
「ブランド」の要。

なかでも、スローガンや企業メッセージといった
ブランドの核となる言葉=CI言語は
紛れもなく人間の“想い”から生まれるものであり、
そのビジネスに対する“愛”の表現なのだと思います。

逆に、もしもただ単に、会社を大きくしたい、
売り上げを上げたい、儲けが大事、ということなら、
ブランディングはあまり必要ないのかも?

ブランディングとは、
「社会をこんなふうによくしたい」とか、
「こんなアイディアで人を幸せにしたい」とか、
ビジネスでかなえたい夢や理想を表現して
多くの人に共感してもらうための術。

だから、そこをうまく表現できずに
モヤモヤしている企業のみなさんのお手伝いをして、
「そうそう、これが言いたかったんだ!」
と、心から満足していただくことが
私たちの目指すところであり、歓びです。

求めていた、ぴったりの“愛”の表現をみつけて
大きな満足や充実感を得られた企業は、
自信にあふれ、一体感が生まれ、モチベーションが上がる。
それこそが、ブランディングがもたらす
いちばん大きな成果だと思うのです。

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