コミュニケーション能力は減点方式
経団連の調査によると、新卒採用をする80%以上の企業が採用で
最も重視する項目は「コミュニケーション能力」であるそうだ。
しかし、皆様の周りで「コミュニケーション能力が高いな!」と思う方は
どれくらい居るだろうか。恐らくすぐに思い浮かぶ人も
「話は旨いがコミュニケーションは…」
となるのではないだろうか。
その理由は、一定レベル以上であれば大きく差が出にくい能力で、
逆にそのレベルを下回ると目立つ為である。
一定レベルを下回らない為に、最低限おさえておくべき事をまとめると
以下のとおり。
反応する(リアクションする)
コミュニケーション能力の話において「反応」の話は避けて通れない。
「反応が薄い人と接するポイント5選」なんて記事も出てしまっている。
一般的に反応の薄い方はコミュニケーション能力が無いと判断されやすく、
ここで損をしている方が非常に多い。
良いのか悪いのか、嫌なのか良いのか、分かっているのかいないのか、
この様な事を言葉以外で伝える事役割を担うのが反応である。
反応が薄いという事は、言葉以外で伝える力が弱いということである。
内容が理解できている事を伝え返す
反応(リアクション)の次にその内容の理解度の話になる。
これを示す為には
・別の言葉で伝え返す
・「つまり〇〇〇ですね」等とまとめて伝え返す
等の方法がある。例えば
Aさん:来週火曜によろしく!
Bさん:8日ですね!承りました。
も別の言葉に置き換えて伝え返している。
分かりました!だけではなく、確認の為の伝え返しまであると
「内容が良く理解できている」となりやすいのだ。
頭の中で論理的に整理する
相手もひとつずつ話をしてくれるわけではないので、話の内容を整理する必要がある。自然に整理出来れば良いが、苦手な方はメモを取りながら話の前後、関係性などを書いて整理していくと良いのではないだろうか(話を整理する為にメモを相手に見せながら話をするのも良い)。
苦手な方は以下2つをお薦めする。
1:セミナーで学ぶ(30,000~80,000円)
どこのセミナーでも良いが、ポイントは
実務でどの様に考えれば良いかを手を動かしながら学べるもの
であるかどうか。
私が参加した事のあるものでは以下のRMSの物がとても良かったと思う。
https://www.recruit-ms.co.jp/open-course/dtl/K1192/
2:本を読みながら練習をする(1,000~5,000円)
何でも良い。
ロジカルシンキング、或いは論理的思考とAmazonでググって出てきたもので簡単そうなものを買えば問題ないだろう。
少し慣れてきたら以下などはおススメではあるが。
相手の受け入れやすい言葉・表現を使う
最後に相手に合わせた表現を使う事が出来ると話が伝わりやすくなる。
話の相手が最近気になっている事、好きな事、理解が深い事は
なんであろうか。
例えば最近フルマラソンを初めて完走した方に対して、
「人材の教育とは42.195kmを走るようなもので、今はまだ折り返し地点にも差し掛かっていません。」
の様な話し方であろうか。
フルマラソンの経験がある方にはただ「半分にも達していません」とお伝えするよりもイメージがつきやすくなるだろう。(勿論その例えが本論から外れてしまうようなものはNGである。)
上記の様な事が抑えられていると「一定レベル以上」のコミュニケーション能力があると言えそうである。
カトキチ@組織・人材開発コンサルタント
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