人生の暇つぶし。
「仕事なんて人生の暇つぶしだから。」
最近、立て続けにそんな話を聞いた。そうか、ぼくはいま暇をつぶしているのか。だとすると、その暇をつぶせている仕事の存在にもっと感謝しないといけないな。そんなことを思った。
高専の2年生だったとき、これといった目標がなく、ただ同じような日々を繰り返していた。退屈でしかたなかった。
生きてる意味あんのか?
通学のチャリを漕ぎながら考えていたが、状況はなにも変わらなかった。
暇は、つらい。
でも、仕事もしんどい。このところずいぶんそっち側の感情に引っ張られている。でも、仕事が人生の暇つぶしだとすると、その暇をつぶすためにしんどい思いをしていることになる。なんだかバカらしい気がした。
そして、暇つぶしなんだとすると、楽しまないと損じゃんみたいな気持ちも湧いてくる。不思議なもんだ。
そもそも、どうしてしんどいと考えていたのか。
目標が高い?
思い通りにいかないことがもどかしい?
やりたいことができてないと感じていた?
うーん、なるほど?
自分や相手の期待に届かないことのギャップが自分を否定されてるみたいでしんどかったのか。
でも、暇つぶしならその期待とかがないから、気持ちがラクになる、と。ふむふむ。仕事を暇つぶしと考えるのも悪くなさそうである。
この暇つぶしをいかにして楽しむか。そこから考え始めると、しんどい元凶のように感じていた仕事も少し違った表情で見えてくる。
責任を果たす。それはこの暇つぶしをお互いに楽しむための最低限のマナー。そこは、きちんと守る。その上で、いかにして楽しんでやろうか。
少しそんな感じで考え直してみる。
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