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学童保育がコロナの影響を受けた。子どもたちが喜ぶオンライン朝の会についてわかったこと。

Co-musubi保護者メンバーからの寄稿です。
子どもたちが、「友達と会って遊ぶ時間」を持てなくなったときに、何かできることはあるだろうか。

我が家の子どもたちが放課後を過ごしていた学童保育がコロナの影響を受け、しばらくの間自宅待機となった時、頭に浮かんだのはそんな思いでした。

そのとき、去年の全国一斉休校の期間に、Co-musubiの井上さんがオンラインで子どもたちを繋いだり、いくつものイベントを企画してくださった記憶が蘇りました。

「そうだ、リアルに会うことに制限がある間も、オンラインでなら顔を合わせる場を作れるな。あまり長期間だと難しいけれど、少しの間ならできるかも。
Co-musubiの夏休みのように、オンライン朝の勉強会+おはなし会合わせて40分くらいならどうだろう。」


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思いついたままに、まずは小6の息子に相談すると「集まるかどうかは分からないけど、できるんじゃないかと思う。」
次に夫に相談すると「他のお家でやりたいってところがあるか何人か聞いてみたら?」

そうか、仲間大事。と何人かに聞いてみました。
「思いつかなかったけどいいと思う!」
「子どもも友達の顔が見たいと言っている」
「技術的に難しいこともないしやってみようか」
と好意的な反応。

それでは!ということで、保護者の皆さんにお知らせして、早速第一回目を開催してみました。

すると10数人が参加してくれました。
おはなしタイムは、子どもたちに「やりたいこととかある?」と聞いてみましたが、特に希望が出なかったので、「家の中にある黄色いものを持ってきて説明してもらう」というネットで見かけたアイスブレイクを採用。

子どもたちは結構楽しそうな様子で第一回が終わりました。

しかし...ここで言い出しっぺの私は、自分があまり考えずに始めたことで、嫌な思いをした子が出てきたらどうしようと、スッと背筋が寒くなりました。

…勉強やるよ!と保護者に勧められ断れなかった子はいなかっただろうか。
…低学年の子は、高学年が多い中で大丈夫だったろうか。
…何か見落としているんじゃないか…
…そもそも企画しない方が良かったんじゃないだろうか…


気持ちが落ち込んできたので、申し訳ないと思いつつ、井上さんに「相談させていただけないか」とご連絡したところ、もちろん!とご快諾くださり、お時間をとっていただきました。


井上さんからはいくつか状況の確認をされた後、
なぜそれをやるのか、抽象度を上げた目的を持っておけば、やることもぶれませんよ
と言われました。


「あ、そうか。友達の顔を見て少し安心する、ただそれだけの時間を作りたかったんだ」と思えたら、すごく楽になりました。


そして、最初に質問され答えた内容に沿って、いくつも「おお確かに…!」と唸ってしまう具体的なアドバイスをいただきました。


やってみてわかったこと。

異年齢がオンラインで双方向に交流する場を持つことって想像以上に難しい。

そもそも子どもに関わることって、なんて知恵と勇気がいることなんだろう。

怖いなあ。

そんなことごとをひしひしと感じ身震いしましたが、「抽象的な目的」をしっかり握って息子とチームとなり、自宅待機期間の朝の会をやりきりました。


最初は、コロナにやられっぱなしで悔しいとか、そういう妙な対抗意識もあったんです。

けれどそういうことよりも、参加してみようかなと思った子が、友達の顔を見てちょっと安心したり、大人に自分を見てもらえてるんだなと実感できる、そんな場であることを心がけようと思い直したら、芯が定まりました。


振り返ってみれば、ああすれば良かった、あれはまずかったかも、そんな反省もたくさんありますが、
「やってくれてありがとう」
「子どもが楽しみに起きてくれて、いい一日のスタートになった」
「毎日ソワソワしてた。前日の夜は、楽しみで早い時間に寝ていた。」
などの声をいただくことができました。


これまでCo-musubiで力を尽くして積み重ねてこられた貴重なご経験と、本質的に物事を捉える在り方からのアドバイスを惜しみなく伝えてくださり、本当にありがとうございました。


そして去年の休校期間に動いてくださったこと、それよりずっとずっと前からオンラインでの親子のコミュニティを模索してご尽力くださったこと、それらに触れていなければ、自分は今回のようなことを思いつき、すぐに行動に移すこともなかったと思います。
とても言い尽くせませんが、心より感謝しています。




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