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コミュニティは完成しない

私たちは常に20以上の企業からコミュニティ企画運営の仕事を受けているのですが、「どの段階までいけばコミュニティがゴールといえますか?」という質問を受けることが多々あります。
「コミュニティにゴール/完成形はあるのか?」この質問を受けた際にどう回答しているのか。これを今回みなさんにお伝えしようと思います。

こんな方におすすめの記事です

  • これからコミュニティを始めたい方

  • コミュニティ運営をされている方

  • コミュニティ運営に興味がある方

継続する限り完成しないのがコミュニティ

結論から言います
「コミュニティは継続する限り永遠に完成しません」
「頑張り続けても最高で8割程度の完成度です」
毎回こう答えています。

どうして永遠に完成しないのか
それは、多発する様々な外部要因・内部要因でコミュニティを取り巻く環境・状況は常に変化する & コミュニティが続く限り常にその変化に対応するための試行錯誤が必要 だからです。
市場ニーズの変化、参加者の趣味嗜好や活動場所の変化、コミュニティ状況に影響を与える要因は少なくありません。常にアンテナを張り、市場やユーザーの動向、時代の変化を追い続ける、考え続けることがコミュニティ推進者にとっては必要です。

変化に対応するために

継続するコミュニティ=終わりのない変化を追い続ける
とても重く圧し掛かる言葉ですよね。そう、正直に言いますがコミュニティを続けるのは簡単な事ではないです。(※ ビジネス・企業としての継続)
その変化を追う・考える・対応するのに必要なのが実践です。
実践の場で変化を感じる、実践の場で考える、そして実践の場で対応する。この実践経験値がコミュニティ推進者の能力に直結すると考えています。

webで調べる、書籍で学ぶ、誰かと議論する、それらも勿論大事です。
そういった学習・検討において得られる前提知識の有無でもコミュニティ推進者の成長速度(特にスタートダッシュ)は変わります。
ですが、その先で必要になるのはとにかく実践です。
参加者の気持ちを理解するには自身が参加者になるしかないですし、登壇者の気持ちになるには実際に自身で登壇してみるのが一番です。
様々なコミュニティに実際に参加して現場の空気やユーザーの雰囲気やコミュニティの現状を知る、市場・ユーザーの居る場所でやり取りや情報収集を行う、そこで得た実践・現場情報をベースにコミュニティ推進策・運営方法を考える。そして実践する。
これができるコミュニティ推進者と、現場ではない場所で考えるだけのコミュニティ推進者では実力に大きな差が生まれます。
厳しいことを言うと、コミュニティ推進は机上の空論だけでは役に立たないということです。

学び続ける

もう1つ重要なワードが学びの継続です。
コミュニティを継続させることができるのは、学びの継続があるからこそと考えます。

前項でもお伝えした通り、状況は常に変化し続けます。実践の場も変化し続けます。つまり、「相当実践の場で経験を積んだからもう十分だろう」なんて事はあり得ません。
ですので、ただ実践で学ぶだけではなく、実践で学び続けるという強い意識が重要です。
自身が推進している・関わっているコミュニティだけではなく、様々なコミュニティに実際に参加し続ける(時には登壇)。これを継続しましょう。

8割解決できるコミュニティ実践論

ここまででお話した内容をザックリ2行でまとめると

  • 永遠に完成形にならない/頑張って8割程度

  • 実践の場で経験し学び続けることが重要

ということで、この重要性をお伝えするために
8割解決できるコミュニティ実践論というYouTubeチャンネルを作りました。

コミュニティを学びたい方はぜひチェックしてみてください。

また、コミュニティ運営を学ぶコミュニティも運営しています。定期的にイベントも実施していますのでご興味のある方はぜひご参加ください。

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