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ブース出展「低予算」で工夫したこと~CMC_Central出展~(裏話あり)

こんにちは、コミュカル Mitzです。
コミュカルは2024年6月29日(土)に開催されたCMC_Centralで初のブース出展(会場サポーター)を担わせていただきました。

そして嬉しいことに「コミュカルさんブースの工夫がすごかった!」「良いアイデアですね!」「これはマネしたい!」というお褒めの言葉を沢山いただいたので、その裏側・費用等を公開したいと思います。


どんなブースだったのか

コミュカルはこのようなブースにしました。

主なポイントは以下3つ

  1. コミュニティパターンを教えてもらうためのボード

  2. 推しコミュニティを書けるボード

  3. ミニ本「成功するコミュニティの流れ」

こちらは全て「参加者を巻き込む|参加型で楽しんでもらう」ために用意したものです。これらについて用意したアイテムの価格や意図を簡単に紹介していきます。

参加者に楽しんでもらうアイテム(アイデア)

まず初めに言っておきます。
今回用意したアイテムについて沢山お褒めの言葉はいただきましたが、これらは全てイベントで良く使われるアイデアです。特にコミュニティ的なイベントでは本当にあるあるなアイデアです。
なので正直言いますが「コミュカルすごい!」ではなく「うんうん、こういうのよく見かけるよね」です。
なので「工夫」というにはおこがましいのですが、予想外に好評だったので1つずつ紹介していきます。

①コミュニティパターンを教えてもらうためのボード

これは「あなたの運営・参加しているコミュニティのパターンはどれに当てはまりますか?」を教えてもらうためのボード。
コミュニティのパターン
・参加者の目的
・コミュニケーションの形
・参加者同士の関係性
の3要素に分け、当てはまる箇所にシールを貼っていただきました。

ポスター用紙

  • ラクスルに発注(画像データはAdobe Illustratorで作成)

  • サイズ:A2

  • 価格:1,702円

看板(ポスター)スタンド

シール

工夫ポイント
あえてポスターに細かな説明を記載しないことで、「オンラインプラットフォームってどんなのを指してますか?」「相互サポートってどういうもの?」といった参加者からの質問を生み出すことで、出展側と参加者側のコミュニケーションを発生させる作戦。

➁押しコミュニティを書けるボード

これは「あなたの推しコミュニティを教えてください」のボード。
コミュニティ名やハッシュタグを自由に書いていただきました。

ポスター用紙

  • ラクスルに発注(画像データはAdobe Illustratorで作成)

  • サイズ:A2

  • 価格:1,702円

ポスターパネル

カラーペン

ペンの説明は不要ですね、どこでも見かけるペンです。

工夫ポイント
コミュニティ名だけじゃなく「ハッシュタグ」を推奨することで、あとで簡単にSNS検索することができる。(こちら側が)
ハッシュタグはコミュニティ運営者の思い入れ(愛着や拡散したいという想い)が含まれていることが多いため、「ハッシュタグでどうぞ」と勧めることで、みなさんが喜んで気軽に書いてくれる作戦。

③ミニ本「成功するコミュニティの流れ」

Successful Community flow -成功するコミュニティの流れ- と題した十数ページの小冊子です。

  • ラクスルに発注(表紙画像はAdobe Illustrator、文面はGoogleドキュメントで作成)

  • サイズ:B5

  • 価格:250部 で 29,418円

工夫ポイント
ただの企業パンフレット(製品パンフ)ではなく、参考になる知見・情報を冊子として持ち帰れるようにしたこと自体が工夫ポイント。
仕事で多く使われるA4サイズではプライベートなカバンに入らないことも多いので少し小さめのB5サイズです。
また、先述の「コミュニティパターンを教えて」「推しコミュニティを教えて」に掛け合わせて「シール貼ってくれたらこちら差し上げます」という抱き合わせ作戦。
※実際は、貼ってない方や記入いただいてない方にもお渡ししました。(強制は嫌なので)

(おまけ)テーブルクロス

これは見栄え用ですね。
コミュカルはブース出展自体が初めてだったので、今回あらためて手配しました。(弊社が運営しているコミュニティではブース出展経験があるが、会社としての出展は初)

テーブルクロスデザイン
  • のぼりキングに発注(画像はAdobe Illustratorで作成)

  • サイズ:縦167cm 横400cm

  • 価格:テーブルクロス 20,841円(留め具は別途 990円)

工夫ポイント
ここは特に工夫と言えるほどのポイントはありません。使い回しがしやすいデザイン&サイズにしました。

トータル金額

消耗品はポスターとペンのみで、ミニ冊子の残分は別でも配布できるので、初回経費としてはこんなものかな。という感じですね。

裏話

企業がイベント等にブース出展する場合、大抵がリード獲得目的です。
ですが、コミュカルは特に宣伝すべき製品を持っているわけではない(自社製品を持っているわけではない)ので、今回は完全に「イベント盛り上げ要員」の気持ちで出展参加しました。

実は当初の出展アイデアは
・その場でコミュニティの相談に答える&ライブ配信(撮影)
・推しコミュニティについてのインタビュー配信(撮影)
などなどを考えていました。

ですが、CMC_Central運営側から最終的に提示された当日のタイムテーブルと会場配置を見て「あ…これはブースメインじゃなく完全にセミナーセッションがメインのイベントだ……💦」と正直かなり焦りました。
そして急遽方向転換をしたという経緯がありました。

焦った点

  • イベント自体が3つの階(大きなメインホール会場 1階 & 会議室形式会場 19階と20階)に分かれており、出展ブースはメイン会場近くではなく20階にあるため、ブースに訪れる人数が少なくなる可能が高い。

  • 午後のみという限られた時間のイベントかつイベント開始から終了まで絶え間なくセッションが行われている(セッションとセッションの間に休憩時間はあるが)ため、参加者は常にセッションに意識がいく&セッションの合間も他の参加者や登壇者とのネットワーキングに時間を費やすのが予測されるため、ブースに訪れる人数が少なくなる可能が高い。

※今回のイベント形式に対する指摘や否定ではありません。Japan IT Weekなどのような大規模な出展イベントとは異なり、あくまで、「セミナー・セッション中心のイベント」なので、ブース出展には工夫が必要だった。ということです。

参加者がブースを周りやすい会場配置や、ブースに訪れやすい専用時間設定などがあれば、当初のアイデア通りの出展形式を進めていたのですが、今回は残念ながら断念し、少数でもブースに来ていただいた方が「参加型で楽しんでもらえるブース」に方向をチェンジしたというのが裏話です。

また、今回実施した
「自身と一致するコミュニティパターンにシールを貼ってもらう」
「推しコミュニティを書いてもらう」
の様な参加型アイデアは、冒頭でも書いた通り「コミュニティ的なイベントではよく見かける案」です。
なので、実は「これ多分 CMC_Central運営側も似たようなボードを出している可能性高いなぁ」と思っていました。
ですので、会場に同様のボードが無かったのをその場で知って正直ホッと安堵しました。これもある意味裏話です。

最後に

コミュカルはテクノロジー×コミュニティ×メディアのプロフェッショナル企業として活動しています。
コミュニティを事業成果にどう繋げるべきか・そもそも企業としていま取り組むべきことがコミュニティなのか等を判断する際のアドバイザー・コンサルティングだけでなく、実際にコミュニティを運営する際の適切なコミュニティマネジメント、再現性を意識した推進を得意としています。
わたし Mitz 自身もコミュニティのプロフェッショナルとして様々なコミュニティ運営者からの相談に1on1で答えています。お悩みや相談のある方、ご興味ある方はお気軽にご連絡ください。

コミュニティやコミュマネについて質問に答える・解説するYouTubeチャンネルもありますのでぜひご覧ください👇

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