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なぜ現場のトップエンジニアはSNSに出てこないのか

こんにちは。内田です。最近は、現場業務に超コミットしていて、投稿している時間もなく放置気味だったのですが、久しぶりに投稿してみます。

ここ2年位は現場業務に100%コミットしたことで、エンジニアとしてのスキルが上がり、PMやPLを現場で担当し、色んなエンジニアの方々と接する機会が増えました。

だからこそ、SNSで見かける自称エンジニアが多いことに気付かされます。

僕は、現在単価でいうと6,000〜7,000円/hの単価でお仕事させてもらっていますが、自分の周りには、圧倒的に仕事ができて単価が1万超える方々もいます。

ですが、こういう方々は、まずSNSなどのネット上で見かける数は、ほぼ皆無なことが多いです。

自分の単価が高くなったことや、高単価のエンジニアの方々と一緒にお仕事をさせてもらっている中で、前線のトップエンジニアの方々が、なぜSNSに出てこないのか?という点について、自分の中で明確になったので、今回、記事にしてみました。

結論としては、SNSやるほど暇じゃないから

早速、結論を書いてしまいますが、トップエンジニアをSNSで見かけない理由は、まず彼らがSNSをやるほど暇じゃないということです。

高単価のエンジニアは、プロスポーツ選手と同じ世界で生きているということをまずは、皆さんに知ってほしいです。

僕自身、現在の高い単価になってみて感じたのは、”高い単価”=”他のメンバーとは圧倒的に違う価値やアウトプットを提供し続けることを求められる”
ということです。

高単価で羨ましい〜ということを同時期に転職して入った同期には言われますが、プロジェクトの遂行責任や、日々のリスク管理、スケジュール管理、数カ月先の予測をして備えたり、部下の成果物の質を常にチェックし、なおかつお客様から求められるものを常に模索し、休みの日は休みの日で翌週のやることやプロジェクトの状況を再把握したり。

正直、プレイヤーとして、構築や運用だけやっていたときと比べると、考えることや、対応すること、予測して備えることが多く、高単価に見合った結果を出せるように勉強したり、準備に使う時間が増えます。

スポーツ選手と同様で現場で結果を出すには準備の時間が必要

トッププレイヤーで活躍するプロスポーツ選手を見ていれば分かるかと思いますが、試合という本番で結果を出すために、裏では、日々の地味な練習や積み重ねをしています。

SNSをやっているプロスポーツ選手も多いですが、彼らはSNSがメインではなく、あくまで合間や趣味という領域でやっているわけで、SNSを一生懸命にやって本業のスポーツで結果が出せなかったら本末転倒というか、すでにその時点でプロスポーツ選手じゃないんですよ。

前線で高単価でやっているエンジニアもこれと同様です。SNSで一生懸命毎日のようにyoutubeで撮影やったりできるほど、現場は暇じゃないです。

高単価に見合った結果を出せるように、日々努力し、勉強して、プロジェクトの状況を常に可視化し、単価以上の仕事をしてもらっていますね!とお客様から認めてもらえるように、仕事以外の時間でも積み重ねを大事にするからこそ、高単価をキープできますし、そういうエンジニアは、契約更改のタイミングでまた単価も上がります。

そして単価も上がるからこそ、年収も上がり、契約更改後の単価に成果物が相応しくなるように、よりまた勉強し、アウトプットの質が上がっていくという好循環になっていきます。

オンラインサロンやSNSは、ほどほどが大事

僕自身、ブログやSNSやyoutubeを頑張ろう!と思った時期もありましたが、まず、エンジニアとして一流の結果を出した上で発信をしないと意味がないということに気づき、ここ2年は本業に100%コミットしてエンジニアやっています。

だからこそ、2年前よりは圧倒的に成果も出せるようになってきた、自分の今の立場で、youtubeやSNSを見ていると、自称凄いエンジニアです!と言っている人が多すぎて、発信内容を見ていても、あ、偽物だわということがスグに分かります。

高単価のエンジニアは、成果を出すのにコミットするので、youtubeを頻繁にやる時間もないですし、収入もある程度高いので、youtubeやオンラインサロンに一生懸命になって、本業に影響があっての収入が下がってしまうと本末転倒なこともわかっているので、やってる暇がない人が多いように感じています。

僕の周りの単価1万超えのエンジニアの方々も、DXやクラウドやインダストリアルとか英語とか、こういうことに時間をかなり使って勉強している人は多いですが、これは結局、自分の市場価値の上げ方をちゃんと理解しているからこその行動なんですよね。

だから、youtubeを毎日投稿していて、さも自分は超できるエンジニアです!なんて謳ってる方々を信用しすぎないでほしいです。前線で超やってるエンジニアは、ネット進出して、新人や初見者に対して教育したりサポートしたりできるほど時間に余裕がないのが本音だからです。

自分がSNSに力を入れるのはもっと経験を積んでから

僕がもし、オンラインサロンとかやるなら、あと3〜4年は、前線の仕事で成果を出して、業界の中でも有名人になってからかなと思っています。

Voicyとかyoutubeとかで、ネット界隈を賑わせている、エンジニアの方々は、業界の中でも誰それ?というレベルで、会社に入ってもらって仕事してもらっても、目立つのは得意なだけで、リアルな実力は大したことないように感じています。※これは、情報発信の内容を聞いていて物凄く感じる部分。

なので、あーやっぱりネット界隈のエンジニアだから!というレッテルをはられないためにも、業界や現場できちんと成果を出した上で、こういうのをやっていくのが大事だと考えています。

あと、オンラインサロンとか人を教える系の仕事にしてしまうと、始めたての頃は最前線の頃からあまり時間経ってないから実力も現場レベルだと思うのですが、教えるをメインでずっとやっていると、え、その話って、あなたが前線でやっていた2年前の話でしょ?と言われかねません。

あくまでオンラインサロン系の方々は、”教える”ということに特化はしているかもしれませんが、今の業界で言う前線レベルの正しい知識、考え方、なのか?と言われるとNOなことも多いこともあります。

なので、僕としては、オンラインサロンとかじゃなくて、前線でちゃんと仕事しながら、今回のnoteのように現場レベルの目線でのアウトプットをしていけるエンジニアでい続けたいかなとは個人的に思ってます。

さいごに

ネットには多くの情報が溢れかえっていますが、Amazonのkindle unlimitedなどでも専門書籍はガシガシ読めますし、こういうのを読んで、休日に自分でサーバ構築とかやってみて、それをもとに現場のアウトプットの質を上げていくようなことをするほうが収入や市場価値はすぐに上がります。

初心者や未経験者は、誰の情報が正しいのか?が判断がつかないからこそ、オンラインサロンだったりに入りがちなのですが、ネット界隈で有名だから前線でのエンジニア仕事もできる人か?と言われると違う方が多いです。※Udemyで習ったことをオンラインサロンで自分のスキルのように教える人も多いし。なにやってんだって感じですけどね。。

僕個人としては、情報発信元がちゃんと信用できる、書籍やネットコンテンでもUdemyとかSchooとか、こういうのをもとにインプットして、自分の頭を使って、あーでもないこーでもないといいながらエンジニアのスキルを高めて、習ったことを現場に持ち込みアウトプットの質を上げていくことが1番近道だと思ってます。

みんな不安だからこそ近くに教えてくれる人がいたほうが!!となりがちなのですが、まずは自分で考えてやってみるということが大事です。僕は、ここ2年現場業務で結果を出すために100%本業コミットをしてきたからこそ、そう感じてます。


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