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#9 ポスター募集 テーマは「コンポストは気候変動のヒーロー」

毎年、5月初旬に行われる「International Compost Awareness Week (ICAW)」。
アメリカのコンポスト研究や教育を進める団体(HP)が主催しているもので、2024年は5月5日~11日です。世界中のコンポストの団体、学校、企業やユーザーが、一緒にコンポストの認知を社会に広げていこうという啓発週間で、「#ICAW」でいろんな投稿がSNSにあがり、とても楽しい1週間となります! (こちらがそのウェブサイト

実は、毎年、とても楽しみなのが、ICAWのポスターコンテスト。
年ごとにテーマ(キャッチフレーズ)が発表され、それをテーマにしたポスターを世界中から募集。これがいつも力作ぞろいなんです。
コンポストって、素材が生ごみとか土なのでいつも絵にしにくいな~と思うのですが、それがもう驚くような素晴らしいポスターに仕上がります。

ポスターコンテストのウェブサイトで過去作品見られますので、ぜひご覧くださいね。
去年のICAW2023では77か国から応募があり、見事、ウィナーになられたのは、シンガポールのジュン・チー・タンさん。3年前から家でコンポストとリジェネラティブ農業を始めたそうです。


私のお気に入りは、2021年の「Grow, Eat... COMPOST...Repeat」のポスター
土の中で野菜たちが微生物たちとハグしている、なんともほのぼのしたポスターです。


で、来年のテーマはこちら!
 
「COMPOST... Nature’s Climate Champion!」
 (訳が難しい! 「コンポストは自然の気候変動ヒーロー」という感じでしょうか。)
国連のSDGsのひとつ「気候変動に具体的な対策を」にフォーカスして作ったキャッチフレーズで、気候変動との闘いの中でコンポストが果たす役割を表現したものだそう。

ICAWサイトに掲載されているその役割とは以下のようなものです。

〇メタン発生を減らす
  海外では生ごみがそのまま野積みされたり、埋め立てられることが多く、メタンの大きな発生源になっています。それを防ぐのがコンポストです。
〇重要な気候緩和策
  コンポストが土中の微生物を増やすことで、その土が「カーボン・バンク」となり、大気から温室効果ガスを吸収するのに役立ちます。
〇肥料投下を減らす
  過剰な肥料投下による環境汚染を防ぎます。
〇気候変動への抵抗力を増やす
  コンポストを農地に使うことで、干ばつや異常気象への抵抗力を増します。

ということで、今、世界最大の課題と言える気候変動とコンポストをどう表現していくのか・・・どんなデザインが出てくるのか楽しみですね。
 
腕に覚えのある方、ぜひぜひ応募してみてください!
エントリーページはこちら。
賞金は500ドル、11月1日が締め切りです。(うわ~もうすぐでしたね。)
 


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