お笑いを諦めた日

一時期、僕はお笑いがすごく好きでM-1に出たり、芸を磨く為に落語をやったりと活動をしていた。

2020年コロナ禍でお笑いも無観客になり、その後配信全盛期へ突入。

僕は無観客という物がどうしても受け入れられず、スベるにしてもウケるにしても人前で生でやる事がお笑いのほぼ全てだと思っていた。

そんな中、今賞レースで少しずつ結果の出てきている芸人さん達はそんなお笑い冬の時代を生き残ってきた人たちで本当にすごいと尊敬してやまない。

無観客でも前に進み続けようと言う強い気持ちが僕には無い、そう言う強い気持ちが無いと時間なんて止まらないのにレベルアップしていけないと思った僕は2020年2月以降全てのお笑いを絶った。

以降、テレビもYouTubeも芸人さんが出ていると見ないようにした。
勿論賞レースも見なくなり、落語も聴かないようにした。

3年経ってもういいだろうと思い、少しずつお笑いを見るのだがお笑いが進化し過ぎて最初はビックリしたし、笑いが止まらなかった。

この3年間で僕は好きなお笑いを絶ってお笑い界の進化以上の速さで僕は成長しているのだろうか?
何を持って成長か、客観的な根拠も無いが
まだ僕はあの時に「お笑いやるより数学を勉強することで自分がお笑いをやるより世の中に貢献できる」と感じたあの時から満足の行く出来高が無い。

その数学も、「僕に純粋数学は無理、応用数学で貢献しよう」と最近方針を転換した。
3年やった成果がこれかとも思うが、こんなもんなんだろう。
あまり自分に期待しなくなってきた。M-1と同じ15年以内に結果が出ればいいのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?