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啓蟄 第9候・菜虫化蝶(なむしちょうとなる)

小さな青虫が紋白蝶になる

軽井沢へ行った日、見慣れた浅間山は雪雲の中 この日はここから更に雲って行き 山が吹雪いているのが見えるほど 終日山沿いの街には風花が舞い続けた

季語に「雪の果(ゆきのはて)」がある

雪雲はもう里まで降りてこれないようだ 冬が終わろうとしている


雪が、白い蝶となって沫雪のように舞うのかもしれない


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翌日見せてもらった庭

春空に斑(はだら)雪

まだ冬と春の間でうとうとしていそうな白樺や栗は空に溶け入りそうだ

雪解け水を分けてもらって 芽吹くのだ

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山躑躅も雪飾りが残って 太陽がとかしたらじんわりじんわり水を分けてもらう

雪が程良く残る枝の股。


「雪の果」

冬が終わって 山にも春がくる

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