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ことのはいけばな’22

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文藻の琳派たれ!7年を経てこの言葉に出会った。花立てるように歌も立てたい。 花と歌を同時に活ける。ローカル72候マラソン。 *歌つくり人の皮脱ぎほう法華虚
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#歌と花

ことのはいけばな’22 穀雨 第18侯『牡丹華』

ことのはいけばな’22 穀雨 第18侯『牡丹華』

花を活けるように、言葉を三十一文字他の器にのせて活ける。はなとことばを立てて相互記譜。七十二候のことのはとはなの旅。

*ふらここや春を慰め酔いもせず
*ふらここの春の慰め少年忌

*ふらここの酔いどれ舟の牡丹花
*ふらここのほろよい舟や牡丹咲く

*ぼうたんのほろほろ酔ふて散りぬるを
*ぼうたんのほろ酔ひ濃きに夕まぐれ
*春宵やぼうたん融けて月昇る
*月の出にぼうたんはらり舞いあがる

*ぼうた

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ことのはいけばな’22 啓蟄 第8候 『桃始笑』3/10ー 

ことのはいけばな’22 啓蟄 第8候 『桃始笑』3/10ー 

花を活けるように、言葉を三十一文字の器にのせて活ける。はなとことばを立てて相互記譜。七十二候のことのはとはなの旅。

11年目の3.11がやってくる。

暴力と殺戮も無くならない。
戦争はしませんという誓いを揺るぎないものに。

それにしても、だましだまし各地に造られた原発はいかにも脆そうで、
この弓形の列島は腫れ物のようにされている。四つのプレートに挟まれたあまりに危うき列島。

啓蟄の次候は「

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ことのはいけばな’22  雨水 第6候 『草木萌動』2/28〜 

ことのはいけばな’22 雨水 第6候 『草木萌動』2/28〜 

花を活けるように、言葉を三十一文字の器にのせて活ける。はなとことばを立てて相互記譜。七十二候のことのはとはなの旅。

赤坂氷川神社花活け教室「はなのみち」第5季も最終回。タイトルは「紅匂う」とした。
修了生みんなと、この季最後の「めぐり花」。3色の菱餅に因んだ器には、桃、雪柳、菜の花、ラナンキュラス。

ことのはいけばな’22  啓蟄 第7候 『蟄虫戸啓』3/6ー 

ことのはいけばな’22 啓蟄 第7候 『蟄虫戸啓』3/6ー 

花を活けるように、言葉を三十一文字の器にのせて活ける。はなとことばを立てて相互記譜。七十二候のことのはとはなの旅。

【ひとまわりちがいの弟】

啓蟄の日に生まれたる弟の背を向け去りぬ泣きべそ隠し

年ゆかぬ弟一人旅をしてホームに落ちしみやげ拾えず

ひとまわり年のちがいし弟の光冠の年に指輪を交わす

【となりでねむるきみ】
セミダブル真ん中で寝るさすが黄身
蝉W真夜中眠子の春のこえ
semi ダ

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