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2022年5月の記事一覧
ことのはいけばな’22 立夏 第20侯『蚯蚓出』
花を活けるように、言葉を三十一文字他の器にのせて活ける。はなとことばを立てて相互記譜。七十二候のことのはとはなの旅。
*五月晴れ美々須出づるも土の中
*伸び縮み蚯蚓は濡れて土を喰む
*蚯蚓の緑雨の滲みた土を喰み
*おお蚯蚓虹色に塗る土の壁
*吸引のホースも蚯蚓のびちぢみ
*睡蓮もお玉杓子も発射台
*睡蓮のお玉杓子と待つその日
*蝌蚪はなれ睡蓮の花空をみつ
*睡蓮の眠りをキック蛙の子
*蛙の子つ
ことのはいけばな’22 穀雨 第18侯『牡丹華』
花を活けるように、言葉を三十一文字他の器にのせて活ける。はなとことばを立てて相互記譜。七十二候のことのはとはなの旅。
*ふらここや春を慰め酔いもせず
*ふらここの春の慰め少年忌
*ふらここの酔いどれ舟の牡丹花
*ふらここのほろよい舟や牡丹咲く
*ぼうたんのほろほろ酔ふて散りぬるを
*ぼうたんのほろ酔ひ濃きに夕まぐれ
*春宵やぼうたん融けて月昇る
*月の出にぼうたんはらり舞いあがる
*ぼうた
ことのはいけばな’22 穀雨 第17侯『霜止苗出』
花を活けるように、言葉を三十一文字他の器にのせて活ける。はなとことばを立てて相互記譜。七十二候のことのはとはなの旅。
そうだ、もう霜が降りることも無くなって、緑はうるうるふくらんで肺活量を最大にし、花は一斉に歌うのだ。人も肺葉をふくらませ、彼らの精と混ざってしまおう。目を花に、皮膚を葉に、胴体を幹に、足は動く根に、一挙手一投足が五感そのものの木になろう。
風と共にみどりなすからだが生まれる「あ
ことのはいけばな’22 立夏 第19侯『蛙始鳴』
花を活けるように、言葉を三十一文字他の器にのせて活ける。はなとことばを立てて相互記譜。七十二候のことのはとはなの旅。
》へそ岩で 見下ろす棚田に 間も無く水が引かれるという
*水口のあたりでふたり雨蛙
*水を待つ草に並びて青蛙
*水音に頃合いかなとあまがえる
*雨がえるぴょんぴょん田んぼ待ちきれず
*青蛙卯の花影で深みどり
*あまがえる隠れ身の術破れ笠
*あまがえる遠い目をして食べ