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ことのはいけばな

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花を活けるように、言葉を三十一文字の器にのせて活ける。地軸の傾いた地球に乗って、太陽の周りを一巡り。花を立て言葉を立てて、遊行します。
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#言の葉の庭

ことのはいけばな;啓蟄 第8候「桃始笑」

ことのはいけばな;啓蟄 第8候「桃始笑」

花を活けるように、言葉を三十一文字の器にのせて活ける。
はなとことばを立てて相互記譜。七十二候のことのはとはなの旅のはじまり。

赤坂氷川神社の花手水。

「はなのみち」の生徒さんたちとはじめる。

初回は自分で活けた。

椹(さわら)の剪定枝をいただいた。紅白の桃は若々しい。それに菜の花。

ホワイトデー ほころぶ顔は 桃の花

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ことのはいけばな ;啓蟄 第七候「蟄虫啓戸」

ことのはいけばな ;啓蟄 第七候「蟄虫啓戸」

花を活けるように、言葉を三十一文字の器にのせて活ける。
はなとことばを立てて相互記譜。七十二候のことのはとはなの旅のはじまり。

【舞台裏】

暗がりの舞台の袖に抱きとられ

光の中へ生まれ行く鳥

ことのはいけばな ;雨水第5候「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」

ことのはいけばな ;雨水第5候「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」

花を活けるように、言葉を三十一文字の器にのせて活ける。
はなとことばを立てて相互記譜。七十二候のことのはとはなの旅のはじまり。

植栽を手がけたコロナにより営業自粛の続くホテル。植物は擬の地面でも、大気に差し込んだ身体で機微を察し、春を招く。引き寄せたけど、水槽を眺めるような。

カプセルの内より眺む擬似自然アアソウカイの春に霞みて

春霞コロナウィルススギ花粉黄砂も何も祓う松籟

ひたすらに光の

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