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叩いたら渡ってみよう石の橋

今、オーディブルで「失敗の本質ー日本軍の組織論的研究ー」と言うのを聞いている。
その中でミッドウェイ海戦の事が語られているので、今まで日本が作ったミッドウェイ海戦の映画は映画はいくつか観た事が有るが、アメリカが作ったミッドウェイ海戦の映画は観たことが無かったので、最新のアメリカ作の「ミッドウェイ」のDVDを観た。
組織論や戦争に関することは、私にはよく分からないが、この映画の中で空母が敵機に攻撃を受けた時、一人の整備士が危険を顧みず機関砲を操り敵機を撃墜し空母を救う場面がある。
後で同僚が「なんでそんなに肝が据わっている」と問うと、その整備士は答える。
「俺の叔父はエンパイアステートビルを作った。地上300メートルの足場を命綱無しで歩いた。まともじゃ無いと思われても叔父は淡々と働いた。でもある日の日曜日、教会からの帰り道タクシーに突っ込まれた。即死だったよ。てな訳で、何が起きるか心配したって無駄だ」と答える。
この映画を観ようと思ったきっかけとは関係無いが、この映画の中で、この言葉が一番印象に残った。「てな訳で、何が起きるか心配したって無駄だ」
目標を持って、計画を立てるのはその計画が、ほぼ変更になったとしても大事な事だが、それに縛られて先の事を心配するのは愚の骨頂だと言う事だろう。
石橋を叩いて渡るのは大事だが、叩いても壊れないのに、心配して渡らなければ向こうに渡れない。


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