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能登半島支援チームとともに:災害ボランティア活動の一日レポート


石川県 七尾市にて能登半島支援チーム(熊本支援チーム)の災害ボランティア活動に初参加させていただきました。

朝8:30分よりはじまるMTGにてその日の仕事の割り振りを確認する



2016年宮城県は石巻市に、整理収納アドバイザー有志による応援サポート以来の活動参加でしたので、わたしに何ができるのか?参加してもいいのかと悩みましたが

CCS(全国工務店サロン)で企画下さり背中を押してもらえたので思い切っての参加です。

きっとわたしの様にモヤっと考えておられる方も多いのではないかと思いますので活動(1日でしたが)についてどんなことするのかレポしてみますね。


朝8時30分よりはじまるMTGでその日のボラ先配属地が決まりグループで動きます。



この日のボラ内容は大きく2つ

・ 家財や瓦礫の撤去
・ お困りごとニーズ調査



午前中のお仕事として、やまぐちは、お困りごとニーズ調査に振り分けられ、リーダーと共にペアとなり地域のお家を一軒一軒伺い、お手伝いできることがあればとお話を聴きながら周りました。



解体したいが蔵の整理が先になるお宅での写真



お声
・ 蔵や家が傾き、中の土壁が崩れる
・ 井戸水が土砂で詰まり使用できない
・ 公費での解体申請を出すも審査や実施に時間を要する
・ 隣の家に傾き迷惑を掛けている
・ 家財道具を取り出していて腰を痛める
・ 猫が逃げて戻らない
・ 避妊してなかった家猫が逃げて戻ってきたら妊娠、仔猫が生まれた
・ 解体までの整理が進まない
  (高齢化や土壁が倒れるなど業者の手が必要なため)




経済的なこと、体力的なこと、近隣のことなど不安が多く残っている様に感じましたが、お話を聞かせてくださったみなさん明るく、またボラへの感謝や気遣いの気持ちに溢れたお言葉で対応して下さいました。

ほんと優しいお母さん達がいっぱい(T T)
ご親戚やご家族が大阪や兵庫に住んでいるなど、遠く離れた石川県でピンポイント関西の話ができるなんて思っていませんでした。


道路に面した花壇にたくさんのお花を育ててくれていたお母さん

今回の地震で、ずっと無くなったものと諦めていたご親戚の写真を蔵から発見され、偶然にも震災時に手伝ってくれた大阪の親戚に、写真の父親(幼少の頃に亡くなっていたため、娘さんはお顔を知らない)と再会させてあげることができたそうです。

地震があったからこそ、良いこともあったんだなと思える話もあり、なんだかお導きを感じて自然と涙腺がゆるんでしまいましたが、そうお話されるお母さんの表情も優しく、このことでお気持ちも少し軽くなれたのではないかと感じました。

こんな機会でもなければ私が知ることはなかったお話。直接お話が聴ける機会をいただけて良かったです。


扉が詰まり開かず、窓から部屋の中の不用品を説明しているお母さん


何もできないことに無力さを感じることもある。


わたしはたった1日だけのボラ参加なので、お話聴かせていただくだけしかできませんでした。一緒に話を聴いてたリーダーの方が「わたし、7月までいるのでまた連絡下さい。」とお話されているのが正直うらやましく感じました。

もっと近かったらな・・・電車と車で片道4時間、宿泊を伴う活動。家族の理解と協力がないとなかなかどうして難しい。今回も笑顔で見送ってくれた家族ですが、パパも仕事が多忙な時期、娘もテスト期間に入りますしそうそう甘えてばかりもいけません。


わたしには、わたしのできることがある。


拠点を出発する前に玄関そうじだけでもとさせていただきました。


今回のボラ参加では、わたしはお話を聴いただけで一日終わりました。
ココロばかしですが、応援の意味もこめてお話聴かせていただいたお母さん達の食堂や肉屋さんにいってみんなでいってお昼食べたり、コロッケ買って帰ったりさせていただいただけです。


この日、わたしたちがお話聴けた方の中から新しい案件が3件生まれました。この翌日から家財の整理をお手伝いがはじまるところまでこぎつけたものもありました。中には無償でお願いするのが申し訳ないからと相談もせずひとりで抱えこまれる方もおられるそう。


それ故にこうやって案件に繋がること自体がすごいことで、ボラチームとしては大変嬉しいことなんだそうです。(素敵な気持ちの循環です)


町内を何度も歩き交通事故で痛めた右足は浮腫んで少々痛くなりました。本当は午後からは違うお仕事につく予定だったのですが、お話聴かせていただいたお母さんの食堂でお昼をいただきたくて、総勢7名で向かい全員が食事終わるころには昼のMTGに間に合わなくなり午後もニーズ調査続行させていただけることに。


他のメンバーの様はガレキ撤去できて、大変喜んでもらえたそうで達成感にあふれてました。一軒が無事に終了した際にはみな笑顔で拍手喝采!


ニーズ調査はこの時点で何か成し終えることはできませんが、お話を聴かせていただけるという貴重な機会。たまたまですが、屈む姿勢が難しいわたしには適所でしたが、もっとできることあったのではないかとちょっと物足りなく感じることもある・・・ほんと我ながら贅沢過ぎるモヤモヤです。



わたしにはわたしのできるこがある。そう割り切って考えることが大事だなと思ってます。翌日は七尾市最後の避難所を視察させていただく予定があり、午前中のボラも参加できない状況。せめてもと、みなさんが出発するまでの間に、同行している友人と共に砂まみれになっていた玄関のたたきを掃除をさせていただきました。


ほんとたったこれだけなんですが、ボラに参加されている方はみなこういう行動に対して気遣いが厚く「手伝いますよ!、ありがとうございます!掃除しようと思ってたのにありがとうございます!」と次々に声を掛けて下さる。

なんてええ子達なんだ・・・内心母親のような気持ちで嬉しかったです。
ボラの方達のためにできることはほかにないのか????と考え帰宅後は能登半島支援チームのみなさんの後方支援としてSNSでレポ発信したり、講座や勉強会で今回の経験についてシェア、ボランティアさんを繋げる活動をさせていただこうと思っています。


とっても仲の良い能登半島支援チームのみなさん+この日参加された方々で和気あいあい




🟩🟩🟩 ボランティア参加について

七尾市は、持ち出し家財の整理が進まないことにより自費でも解体したいけど、それもままならない。業者も手いっぱいな状態で、まだまだマンパワーが必要な現状でした。

そんな状況下で、全壊半壊状態のお宅などは仮設住宅や市街の親戚を頼り引っ越しされるなど、被災地では空き家のお宅も多くて解体も進めない。

そんな中、能登半島支援チーム(熊本支援チーム)の皆さんは毎日、炎天下の中作業や手配に走り回ってて、本当に凄い活動を組織的に継続されてます。

ですが、そんな災害ボランティア活動も、災害ゴミ処理場が閉鎖されるので7月末で終わります。8月からは、ゴミ出しも有料になるそうです。有料になるとまた、後回しにせざるおえない方も出てくると思います。残された時間は短すぎる。この1か月間はこれまで以上に、多くの💪チカラ💪を必要としています。

女性の参加も多く(チカラ仕事ばかりではありません)初めて参加の方も結構おられました。


住まい方アドバイザーで力持ちの友人(50代)はボラ初参加者さん。


能登半島支援チームは、そんなおひとり様から団体さん、ボラ初心者の方も受け入れ指導して下さいます。

一日からでも大丈夫なので災害ボランティアしてみたい方は是非能登半島支援チームのインスタまでDM連絡下さい。(私でもよければ気軽に聞いて下さいψ(`∇´)ψ)

能登半島支援チーム
https://www.instagram.com/noto_team?igsh=MTk5d2hoZ2dneXRzdQ==

長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございます。
本日はこれまでになります。また、明日も災害ボランティア体験談をお伝えしていこうと思ってますのであなたの再訪問、お待ちしてます。


連日投稿、ボラ行ってて書けませんでした💦
兵庫県 尼崎市 のペット防災 わんにゃん防災

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