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【SHOWS STORY】若い世代の活躍する場を作りたい/片桐隆信

こんにちは!SHOWS STORY編集部の竹岡です。SHOWS STORYは、北野唯我がプロデュースするオンラインサロン「SHOWS」に所属するメンバーを紹介する企画です。

今回紹介するのは、SHOWSの中でお兄さん的存在である片桐さんです。音楽業界でバイヤーと営業、広告業界で営業の責任者を務めた後、現在はデジタル/テクノロジーの会社で広告分野のビジネスプロデューサーとして働かれています。タイトなスケジュールの合間を縫って、SHOWSの活動に参加されている片桐さんですが、そこまでしてSHOWSに参加するのには理由があります。さて、それは何でしょうか。

SHOWSに入った理由

唯我さんの考え方に共感したことと、自分を成長させたかったからです。

唯我さんを知ったきっかけは『転職の思考法』でした。このまま前職の広告代理店でキャリアを積んでいくのか、それとも新しいキャリアで一歩も二歩も先を目指すのか悩んでいた時期でした。そんな姿を見た妻が、「この本良いらしいよ」と言って渡してくれたのが『転職の思考法』でした。本を読み終わった後、背中を押されたような気持ちになり、転職を決意することができました。この本との出会いが人生を変えてくれました。妻、唯我さんに感謝しています。

転職先が決まって、次の会社で働くまでどうしようかと思ったときに、この時間を有効活用したいと思い、成長の場としてオンラインサロンに入ろうと思いました。その中で唯我さんのサロンを選んだのは、著書を読んだり、Voicyを聞く中で唯我さんの頭を覗いてみたいと思ったからです。

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SHOWSでの活動

主に社会人15年目以上が集まる「Active15」と、すでにプロジェクトは終了しましたが、『内定者への手紙』のプロジェクトに関わっていました。私が主催ではないですが、他のメンバーが主催するイベントにも積極的に顔を出しています。

Active15
SHOWSには社会人歴に応じたグループが3つあります。
若い世代が中心の「5 Years」、5年目から15年目までの「Around 10」、15年目以上の「Active 15」です。「Active 15」では、Zoomやメッセージグループで会話をしていますが、たわいのない会話であったり、表立っていえないけども、ちょっと言いたいことを言えたりする場で社会人歴の長い人の憩いの場となっています。

内定者への手紙
1巻から4巻までの制作過程に携わりました。私の役割は、広告プロデューサーの経験を活かして、チームのコミュニケーションを円滑にすること。唯我さんの伝えたいことを咀嚼して、みんなに展開するようなこともしていました。大変なプロジェクトではありましたが、みんなで何かを作っていくという過程がとても楽しかったです。Amazonのビジネス書分野で4巻ともベストセラーにすることができ、成功体験を積めたこともよかったです。

『内定者への手紙』のプロジェクトは終わりましたが、現在はSHOWS発の電子書籍『戦国ベンチャーズ』のプロモーションと電子雑誌『MIX TAPE』のプロデュースをしています。なかなか経験できないようなプロジェクトに関われて、とても楽しいです。

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SHOWSに入ってからの変化

まず一つは年齢やバックグランドの違う多彩なメンバーが集まるサードプレイスができたことです。人はどうしても家庭や職場といった同質性の高いところにいがちですが、そこ以外の場所ができたことで心理的安全性が高まりました。また、心理的安全性が高いことに加えて、SHOWSには個を認め合う文化があるため、様々な個の才能の爆発が可能な場所だと思っています。

もう一つは、フラットな立場で若い世代から感性に刺激を受けるようになったことです。
私が仕事をしていく上で、大切にしているのは「感性・好奇心・熱量・行動力」です。この中で、感性は違う価値観に触れたときに得られるものだと思っています。会社の中はどうしても役職や年齢で縦社会になり、若い世代に気を遣わせてしまっている部分があります。一方で、SHOWSでは縦の関係のないフラットな場ですので、気負いせずどんどん意見や考え方をぶつけてくれます。それが私にとっての学びに繋がり、感性のアップデートをすることができています。

45歳になって思うのは、これから時代を引っ張り、未来を創っていく20代や30代の感性や才能が活躍できる場を作っていくのがおじさんの役割だと思っています。若い世代がどんな世界を望んでいるのか知り、その世界の実現に向けてサポートしていきたいと考えています。

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SHOWSを楽しむコツ

唯我さんのことを知って入会される人がほとんどだと思いますが、唯我さん自身を見ずに、唯我さんが創る世界を見ることが、楽しむための秘訣です。唯我さんを見てしまうと、「唯我さんに認められたい」という気持ちがどうしても出てきてしまいます。そこにベクトルを向けるのではなく、唯我さんが理想とする世界を見てほしいです。

では、唯我さんが望む世界は何かというと、「メンバーが本来持っている才能にメンバー自身が気づき、その才能が爆発する世界」を創りたいのではないかと思っています。唯我さんは本当にそれが実現できると思っていますし、社会に対してSHOWSを通じて価値を提供したいと考えています。創りだしたい世界を、手伝える人は手伝えばいいと思いますし、側で見ていたい人はそっと応援しておく。そんな楽しみ方がいいのかなと思います。

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今までのキャリア

新卒でCD/DVDの音楽専門商社でバイヤーを2年、営業を7年経験した後、14年間広告代理店で営業をしました。今年の4月からはデジタルテクノロジー会社の広告領域でビジネスプロデューサーをしています。

1社目のCDの商社では、宇多田ヒカルを売り込み、ムーブメントを起こしたことが思い出です。当時、業界人だけ集まる音楽イベントで宇多田ヒカルが出演しており、「Loving you」を歌った瞬間に「この子は売れる!」と思いました。その日から私のデスクで宇多田ヒカルを爆音で流して、社内でPRしました。そういうことが許される会社だったんです。(笑)

CDの発売が決まると、新宿のTSUTAYAのバイヤーに焦点を絞って、売り込みを仕掛けました。なぜかというと、CDショップのヒエラルキーのトップに位置付けられていたのが、TSUTAYAの新宿だったからです。当時、他のTSUTAYAの店舗は新宿店の仕入れや販売状況をウォッチしていたんです。そこで、音楽マネジメント会社、卸業者、ショップの3社一体となって、通常、初回に数百枚のCDを卸せればいいところを、3,000枚送り込むことにしました。新宿店がコケたら大量の負債を抱える大きなリスクをとった戦術でしたが、結果はご存知の通り売れに売れました。この経験から、自分の感覚・好きをビジネスにできることや、人を巻き込みムーブメントを起こすことを学びました。

一方で、10年ほど勤めているとiTunesやAmazonの存在が大きくなってきました。CDショップを通じた音楽や文化の発信の時代は終わるなと思い、広告代理店へ転職しました。

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大きな挫折

2社目の広告代理店では大手化粧品メーカーや製薬会社などの広告を担当しました。新しいクライアントを多数獲ってくる活躍をみせていたこともあって、社内的にも評価はされていました。

順風満帆に行っているように見える私のキャリアですが、転職したての時に新規で受注した映画配給会社が倒産して宣伝費用が回収できないことがありました。その際、会社から追及や処分をされることはありませんでした。私のことを信じ、引き続き応援してくれました。その恩が、自分の中で強いモチベーションに代わり利益という形で恩返しできたと思います。

他にも大手化粧品メーカーから難易度の高い案件を受注してしまったことから地獄の6ヶ月を過ごしたことがあります。イベント会社に毎日通うものの話はまとまらず、関係者と言い争いになる毎日でした。あらゆる会社の板挟みがあまりにも辛かったので「死んだら楽になれる!」なんて気持ちにもなりました。

地獄の6ヶ月間でしたが、途中でそれぞれの会社や人の強みに注目するようになりました。このイベントでは200名ほど抱えていましたが、それぞれの個性が輝くにはどうすればいいのか注目してプロデューサーの役割も担いました。その結果、イベントを大成功させることができました。営業職は主役になりがちですが、そうではなくでゲームメーカーとしての役割も重要だということ気付かされました。このスキルがSHOWSの中でも活かせればよいなと思っています。

2社目の会社ではボードメンバーになれることが約束されていました。一方で、自分自身のキャリアの先が見えており、このままでいいのかという迷いがありました。会社に対してものすごく感謝していたのですが、一歩も二歩もまだ先を目指したい気持ちがあり、転職を決断しました。

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現職と自らの使命

現職では、テクノロジー・クリエイティブ・マーケティングを軸に社内外のメンバーと、ESG(環境・社会・ガバナンス)の特に環境分野の課題を解決させるプロジェクトを始動しています。日本のESGは他国と比べてかなり遅れをとっているので、ナショナルクライアントに対して、「環境」、「マーケティング」、「クリエイティブ」を掛け合わせた提案をしていきたいと思っています。

私は0から1ができるタイプではないですが、1から10はできます。0から1ができるイノベーターやクリエイターと共に、テクノロジーを用いて本質的な課題解決、ESGの問題を解決できるようにしていきたいと考えています。

新卒から常に「私にしかできないことは何か?」かつ「人の五感に触れられるビジネスに携わりたい」と考えてきました。人の心に訴え、態度を変容させるような事がビジネスにできないか?です。昔はそれが音楽で、広告を経て、今はそれがテクノロジー・クリエイティブ・マーケティングになっています。この軸を大切にしているからこそ、感性を磨かないとという意識が生まれ、異なる価値観に触れたい欲求が生まれます。SHOWSを大切なコミュニティと感じているのは、自分の軸に沿ったものだからなんだろうと思います。

そして、私の使命は明確にこれだと思っています。

「一人ひとりの強みを見つけ、他者との強みを掛け合わせることで社会を変革する場づくりをすること」

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最後に

北野唯我という人はSHOWSを「個々の才能が活かされ、才能が爆発している場」にし、皆で一緒に未来を創りたいと本気で考えています。そんなオーナーのコミュニティですので、心理的安全性も高いです。そして、唯我さんの存在有無にかかわらず多彩なメンバー同士が繋がっているコミュニティはなかなかないと思うので、ぜひ興味があれば覗いてほしいなと思います。この記事を読んでいるあなたたとお話しできるのを楽しみにしています。

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編集部あとがき

この記事を読んでSHOWSに入会した人はほぼ間違いなく片桐さんと出会います。それぐらいSHOWSのイベントへの出席率が高くて、存在感があります。

そんな片桐さんは、SHOWSの中で若い世代と触れ合うことに価値を置いていました。それだけではなく、若い世代が活躍できる場を作りたいとも仰ってました。唯我さんの実現させたい世界も「メンバーが本来持っている才能にメンバー自身が気づき、その才能が爆発する世界」なので、二人の目指すものが一致していることにこの記事を書いている時に気が付きました。

片桐さんがSHOWSに積極的に関わるのは自らの感性だけではなく、唯我さんの目指す姿を本気で応援しているのかなと思いました。私もSHOWS STORYを通じて、そんな世界の実現の一助となればいいなと思っています。

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過去のSHOWS STORY


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