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行動すれば、人は変われる/高橋優人(運営メンバー)

こんにちは!SHOWS STORY編集部の河田です。SHOWS STORYは、北野唯我がプロデュースするオンラインサロン「SHOWS」に所属するメンバーを紹介する企画です。

今回は、運営メンバーの一員である高橋優人さんにお話をお伺いしました。元々九州で過ごしていた高橋さんは、SHOWSをきっかけに東京に引っ越すことになるなど、SHOWSを通じて大きく人生が変わっていきます。そんな高橋さんのSTORYをぜひ覗いていってください。

SHOWSに入ったきっかけ

ーーSHOWSに入ったきっかけを教えてください。
高橋:SHOWSに入った理由は、北野さんの近くで応援したいと思ったからです。

北野さんとの出会いは、『転職の思考法』です。本を読んだのは、高校卒業後に入社した会社を辞めて、将来を悩んでいたタイミングです。『転職の思考法』に出てくる主人公が所属している会社が、まさに自分の前の会社に近いような文化だったこともあり、自分ごとのように中身が入ってきました。「自分の決断は間違ってなかった」と勇気をいただけたと同時に、転職の本質的な部分を本にしてくれた北野さんという人に引き込まれていきました。

本を読んだ後に、Voicyでやっていた「そもそもラジオ」を聞くようになりました。ラジオを聞く中で、北野さんの魅力は、優しさと強さの二つを兼ね備えているということだと気づきました。

北野さんは、まずは相手の言葉に対して肯定の言葉から入ります。相手の意見を否定せずに認めることができるのは、”優しさ”だけでなく”強さ”がないとできません。また、普段は穏やかですが、議論が必要だと感じたときは、怯むことなく自分の意見を伝えます。そんな北野さんを見て、恐れ多いですが、「一番の応援者」でありたいと思いました。それが、SHOWSに入ろうと思った理由です。

実はSHOWSが出来るちょっと前に、北野さんに手紙を書いて送ったことがあるんですよ(笑)「北野さんの手元に届けばいいな」ぐらいに思っていたのですが、北野さんからTwitterのDMでお返事を頂いたんです。とても嬉しかったことを覚えています。その出来事がSHOWSへの応募を後押ししたのは言うまでもないですね。

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SHOWSでの活動について

ーーSHOWSではどのような活動をされていますか?
高橋:SHOWSでの活動はいろいろあるのですが、今回は運営としてSHOWSをより良い場所にするためにしている活動を3つ紹介させてください。

■入会直後の個人面談
高橋:SHOWSでは、メンバー同士のつながりを深めていくことを重要視しています。そのため、入会直後に私が全員と個人面談を行い、SHOWSの楽しみ方を伝えています。

やはりコミュニティに入会した直後にうまく馴染めないと、その後もなかなか輪に入れないという方もいるはずです。新しいメンバーが行動しやすくなるように丁寧にサポートしています。

SHOWSに限らず、新しいコミュニティに入ったときって、「早く既存のメンバーに追いつかなきゃ!」と焦りが出てしまうと思うんですよね。ただ、焦って活動をすると、頑張りすぎて疲れてしまいます。

皆さんには、SHOWSを長く自分のペースで楽しんで頂きたいので、面談では、「コンテンツが沢山ありますが、最初から全部やろうとしなくていいですよ」と必ずお伝えするようにしています。また、個人面談は堅い雰囲気で行うものではないので、肩肘張らず臨んでほしいと思っています!

■朝会の進行
高橋:朝会は、新メンバーの紹介や北野さんの思いを共有することを目的とした月に1回程度行われる会です。僕は朝会が円滑に進むようにサポートしているのですが、特に新しいメンバーの紹介には力を入れています。

具体的には、本人の自己紹介の後に、僕がプロフィールに書かれていることや面談時に聞いた話を踏まえながら、一言コメントをさせていただいています。というのも、自分の実績とかって、自分から話すのって少し照れくさいですよね。その方の魅力が少しでも伝わるように、第三者の視点から一言コメントするようにしています。

■北野さんとメンバーをつなぐためのサポート
高橋:北野さんは、僕らが想像しないようなアイデアをたくさん思いつく方です。そのアイデアが独り歩きしないように、僕がブリッジとなって北野さんのアイデアや、そのアイデアに対する思いをメンバーに分かりやすく伝えるにということを心がけています。

また、コミュニティの核となる情報が一部の人しか知らないという状態にならないように、運営会議を行った後には、議事録を残し、みんなが情報を見れるような状態にもしています。僕は今、運営をさせて頂いていますが、元々はメンバーの一人でした。自分自身がメンバーの時に感じていた感覚を大事にして、運営を行うように心がけています。これからも北野さんとメンバーの皆さんを繋ぐ潤滑油であり続けたいと思いますね。

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SHOWSに入って輝きを取り戻した

ーーSHOWSに入って変化はありましたか?
高橋:様々なメンバーと話す中で、自分の良さが見えてきたという実感があります。SHOWSに入会した初期の頃は、自分よりもすごい人たちと自分を比較して、自分のことを勝手に下げてしまっていました。メンバーと会話したり、イベントに積極的に参加したりする中で、自分の得意分野は「行動力」「社交性」だと思うようになりました。

そもそもではありますが、小学生の頃から人を笑わせるのが好きでした。自分で言うのもあれですが、会話の中心にいるようなことが多く、同級生や先生のモノマネなどで周囲をよく笑わせていました。自分の「行動力」や「社交性」のルーツは、間違いなく学生時代からあるものです。気づいたというよりも、取り戻したという感覚の方が近いのかもしれません。

ーー高橋さんは、地元九州の大手電力会社に勤めていたと聞いています。その中で、自分の良さが段々と失われていくような感覚があったのでしょうか。
高橋:そうですね。1社目に入社したのが、地元九州の電力会社です。週に2~3回は先輩を立てながら飲み会をするなど、体育会系の風土が色濃く残っている会社でした。僕はもともと学生時代から野球をしていたこともあって、会社の野球部に所属していました。土日は野球部の活動があり、自分の時間が取れないのが嫌だったのですが、野球部内の人間関係が悪化すると、普段の仕事にも支障が出るのでなかなか辞められない。自分を押し殺さないといけないことも多く、段々と自分を見失っていきました。

当時は、時間とお金が会社の飲み会と野球部の活動でほとんど消えていくような日々で、「社会人になるのは本当に面白くないな」と、生きる気力がなくなっていったんです。明らかに自分を見失っていましたが、将来、自分の子供にこんな姿は見せられない。環境さえ変わればまだやれる。そんな気持ちから、7年勤めた会社を辞めることを決断しました。

次が決まっていない状態で1社目を退職したのですが、辞めた後は、消防士になろうと思っていました。ただ、ものすごく消防士になりたかったというよりは「体力もあるし、人助けもできるから消防士になろうかな」と無理やり消防士を志望したような感じです。やると決めたからには、全力で勉強しましたが、現実はそう甘くはありませんでした。あえなく試験に落ちてしまったんです。

その後は、25歳で人生初のアルバイトを経験したのち、市役所の臨時職員になりました。この頃は、この年齢でアルバイトをしていることや市の臨時職員であることが、すごく恥ずかしかったのですが、すぐ慣れました。だんだん開き直ってきて、なんでもできそうな気がしてきましたね。SHOWSに入ったのもこのタイミングです。仕事も毎日定時で帰れたので、時間を沢山確保できたことが良かったです。自分の強みや良さをSHOWSを通じて思い出すことができました。

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地元九州を離れ、東京に行くという決断

ーー高橋さんは、今は地元九州を離れて東京で働かれています。その決断には、北野さんの後押しがあったそうですね。

高橋:はい!そもそも東京に行きたいと思った理由は、北野さんが第一線で活躍する本物を見たほうが良いと常々おっしゃっていたからです。ただ、自分には迷いがありました。それは、「東京に行ってこれがやりたい」という目標がなかったことです。特別やりたいことがないのに、東京に行くという大きな決断をするべきなのか。迷った僕は、北野さんに相談しました。2020年12月頃の話です。そしたら、僕にこんな言葉をかけてくださいました。

高橋くんは、東京に来たほうがいい。今までの行動を見ていても、やりたいことは必ず見つかると思う。高橋くんの良さは、目の前にいる人を必ず助けること。困った人を助けるのは、仕事の本質でもある。高橋くんなら、東京に来たらやりたいことは必ず見つかるよ。

この言葉を聞いた瞬間に、東京に行くことを決意しました。同時に「北野さんに言われたから東京に行くという他責な考えではなく、あくまでも自分の意思で行くんだ」と自分に言い聞かせました。でないと、上手くいかなかったときに、北野さんのせいにしてしまうじゃないですか。これから上手くいかないことがあっても、この気持ちは忘れずにいたいと思います。

ただ、東京に行くということは、東京で仕事を探すということです。4月からの東京暮らしに向けて、転職活動を始めました。

ーーどうやって転職活動をしましたか?
高橋:SHOWSメンバーに東京に引っ越すと話したら、皆さんすごく応援してくれて、相談に乗ってくださいました。

とはいえ、九州にいながら東京の企業から内定をもらうのは、決して簡単なことではありませんでした。思ったように転職活動が進まずに、落ち込むときもありましたが、SHOWSメンバーに救われましたね。あるSHOWSメンバーは、職務経歴書の添削や面接の練習に付き合ってくださいました。20時間近くは、僕の転職活動のために費やしてくれたと思います。また他のメンバーは、zoomで話を聞いてくれて「必ず上手くいく」「落ちた企業は高橋くんの良さを分かってないだけ」など、勇気が出る言葉をたくさんかけてくれました。そのような皆さんのサポートもあり、自分をぶらさずに就職先を決めることができました。本当にSHOWSメンバーには感謝しています。

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自分の価値感を形成したエピソード

ーー人生を振り返って、自分の行動力や社交性に関する印象的なエピソードはありますか?
高橋:3年前に一人で韓国に行った時の出来事はとても印象に残っています。

なぜ韓国に行ったのかというと、大好きなサッカー選手を応援するためです。僕は「サガン鳥栖」というサッカーチームをずっと応援しています。その中でも特に思い入れのある選手は、フォワードの豊田陽平選手(現栃木SC)。チームプレイを大切にしながらも、ここぞというときに点を取るようなチームを象徴するような選手でした。

その豊田選手は、2018年に韓国のチームにレンタル移籍することになります。寂しい気持ちがあったのですが、自分の目で韓国リーグでチャレンジする豊田選手の姿を見ようと、試合がある日程に合わせて一人で韓国に向かいました。

とはいえ、土地勘も無ければ、言葉も分かりません。韓国の空港に降り立ったときは、どうやって現地まで向かえばいいのか分かりませんでした。行き方を見つけるために、空港にいる人に片っ端から声をかけました。声をかけ続けた結果、スタジアムまで連れて行ってくれるという人に出会いました。その方は、高速バス、タクシーと、スタジアムまで一緒に着いて来てくれました。移動中もたくさんお話をする中で、「明日も一緒に行動してくれませんか」という、今思えば無茶なお願いをしました。

そしたら、こんな言葉が返ってきました。

ごめん。それは難しい。でも君は韓国に来てから、目的地に着くためにいろんな挑戦をしたよね。結果的になんとかなった。人生はなんとかなるもんだよ。いろんなことに挑戦をしなさい。きっと道は切り開けるよ。

これは後々知ったのですが、僕を案内してくれた方は、公益社団法人日本プロサッカーリーグ副理事長を務める原博実さんでした。びっくりしましたね(笑) 全く偉ぶることなく、見ず知らずの自分にここまでしてくれた原さんの人柄に救われた気持ちになりました。

原さんの言葉を胸にスタジアムに行き、現地のスタジアムで友人ができるなど、とても充実した時間を過ごすことができました。原さんとの出会いをきっかけに、「行動すれば、何かが変わる」と強く感じるようになりました。この日以来、「人生なんとかなるもんだよ」は、僕の座右の銘になっています。

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今の会社を上場させるために全力を尽くす

ーー高橋さんが今やりたいことはなんですか?
高橋:仕事で言うのであれば、今の会社を上場させることです。北野さんの著書「内定者への手紙」の中で、すごく影響を受けた言葉があります。それは「いい会社に入りたいのか。いい会社を作りたいのか。常に問い続けなさい」と言う言葉です。

僕は今、電力のスタートアップ企業で働いているのですが、まだまだ15人ぐらいの組織です。僕自身、強い当事者意識を持って、いい会社を作っていきたいと思っています。

今は環境エネルギー分野の仕事を行っています。ESG経営という言葉に代表されるように、国際的にも関心が高まっている分野です。それだけに、社会的にすごく意義がある仕事だと思っています。僕が日頃行っているESG経営のコンサルは本当に痺れますが、SHOWSで鍛えられたコミュニケーション力を活かし、毎日楽しく仕事をしています。まずは、自分が会社の一員として、会社が目指す上場に向けて全力を尽くす。その先は、経営者を目指したいとぼんやり考えています。また、最近は30代前半のうちには、海外留学も経験してみたいとも思うようになりました。

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最後に

ーー最後に何か伝えたいことはありますか?
今では運営を任せていただいていることもあって、いろんなことができる人、と思われるかもしれませんが、入ったときはそんなことありませんでした。いろんなことに挑戦したから今がある。僕はSHOWSを通じて、いろんなことに挑戦して、自分を成長させることができました。

「自分を変えたい」「新しいことに挑戦したい」と思う方には、SHOWSはピッタリな場所だと自信を持って言えます!

あと、この場を借りてもう一つお伝えしたいのが、SHOWSの皆さんへの感謝です。沢山の人に支えられて今があります。これからも少しずつ恩返しをしていきたいです。そして、皆さんにして頂いて嬉しかったことを、今度は僕が周りの人にパスしていきたいと思っています。

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編集部あとがき

実は高橋さんに取材依頼したのは2回目。数ヶ月前に依頼したときは、「自分にはみんなに伝えられるようなすごい経験があるわけじゃない」と少し自信がなさそうにお断りされてしまいました。しかし、今回の記事を書くにあたって2回目の依頼をしたときは、「ぜひお願いします!」と、快く承諾をいただきました。

それは、SHOWSを通じて成長し、自分に自信が付いてきたという何よりの証なのでしょう。

行動すれば、何かが変わる。
諦めずに行動を起こせば、人は変われる。
それを、自身の生き様で証明するんだ。

そんなパッションが伝わってきた取材でした。

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過去のSHOWS STORY


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