![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/93914312/rectangle_large_type_2_db9d3d0ff8abadf69973ca46799c606f.jpeg?width=800)
鞆の浦を舞台に、夫婦で古民家カフェをやろうと思った理由
こんにちは。長田です。
2022年2月に東京をはなれて、広島県にある鞆の浦へ移住をして早10ヶ月が経ちました。
基本的に、東京でやっていた仕事をそのままフルリモートでやっているので、鞆の浦での活動をできていなかったのがこれまで。
それが!ようやく!
鞆の浦を舞台に、新しい挑戦をしていく目処がたちました!
【夫婦で場づくりはじめます】
— 長田 涼@鞆の浦で移住暮らし (@SsfRn) October 21, 2022
鞆の浦に移住する前から描いていた夫婦での場づくりに、ついに挑戦することになりました!
物件は築105年の元遊郭の古民家「ありそ楼」。この場を起点に、地域資源をいかした取り組みや新たな関係性が育まれるコミュニティの醸成を目指します。#鞆の浦ありそ楼 pic.twitter.com/Rvc22aGt6q
「夫婦で場づくりをやります!」
と、Twitterでお伝えしたところ、多くの方に応援コメントをいただきました。本当にありがとうございます。
先日の鞆の浦旅で見学させてもらったのだけど、めちゃめちゃ素敵な物件だった。長田さんと果穂さんの作る場、楽しみすぎる...😍✨ https://t.co/KJDT0SVWPk
— まるやまちさと🍳 (@chi__coco) October 21, 2022
見学に行かせていただいたんですが、ほんとに歴史を感じる趣深い場所でしたー!たのしみ!! https://t.co/haLA8qj4lY
— もんざえもん(赤松翔)/サイボウズとコーチング (@akamatsusho) October 21, 2022
長ちゃん、着々とやってるなぁ!東京でコミュニティに関わるフリーランスとしてキャリアを築いたのち地方に移住、移住した鞆の浦では写真の仕事を新たに始めてこれから場づくりって、良い意味で"これからの働き方と暮らし方"をど真ん中で実践してる気がする。引き続き注目です。 https://t.co/W7falQUGIL
— 木津 歩|石川県珠洲市 (@ayumukizu) October 21, 2022
めっちゃ楽しみ…!次回日本戻ったときは必ず訪れたい場所!写真も撮りたい。 https://t.co/mrNgF8qYnm
— Masato Sata / 台湾 (@mst727) October 21, 2022
楽しみ!先日実際に内見させてもらったけれど、本当に良い場所でした。ここから何が生まれてくるのか、ワクワクするなあ。 https://t.co/NQXEZn31iP
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) October 21, 2022
きゃー😍 めちゃ素敵✨
— どんくん@TOMO ni WAKUWAKU (@Don_kun_) October 21, 2022
いいね👍😊 https://t.co/AoN885o79L
良すぎ!!! https://t.co/01HHYRovvM
— きょーちゃん@個展終了 (@kyo_miyazaki) October 21, 2022
こういうの将来やりたい〜!! https://t.co/PX8rlPr1Qt
— いっせい🌳リトリートコーチ (@tyandraguputa) October 21, 2022
今回のnoteでは、具体的にこの場をつかって何をやっていくのか?僕ら自身が今回の取り組みをどう捉えているのか?について、僕目線で書いてみたいと思います。
どんな場所なのか?
まず、今回借りる物件がどんな場所なのかについて、簡単にお伝えしておきたいと思います。
鞆の浦には昔、遊郭がつらなるエリアがありました。そのエリアに位置し、まさに遊郭として使われていた物件が今回お借りすることになった場所です。
![](https://assets.st-note.com/img/1671677694478-VYrjtSemF8.jpg?width=800)
なので、物件の中には階段が2つ。遊郭はお客さんがすれ違わないように、登り用と降りる用の階段が用意されています。
![](https://assets.st-note.com/img/1671677743773-lAYCZ7KyLa.jpg?width=800)
築年数は105年。
まさに「古民家」と表現するにぴったり。
この遊郭の時に使われていた名前が「ありそ楼」らしく、その名前を引き継ぐ形で使わせてもらうことになりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1671678127297-CfFBP09mSF.jpg?width=800)
実は、2年前まで別の方が喫茶店を営業していたらしく、内装はほぼ仕上がっている状態。僕らが大きく手を加えることはなく、ほぼそのまま使わせていただきます。(ありがたい…)
物件の掃除をしていると、その当時のお客さんが顔を覗かせてくれて「閉店しちゃって寂しかったから、またお店になるの嬉しいわぁ」と、期待の声をいただくことも。(楽しみにしてくれているひとがいるのは、僕らのエネルギーになるので本当にありがたい…)
ちなみに、中から外を見ると瀬戸内海が見えて、毎年開催する花火大会が目の前で打ち上がるそう。毎年の楽しみが増えました。
![](https://assets.st-note.com/img/1671677951724-lHVuC0pD1y.jpg?width=800)
こんな素敵な場と巡り合うことができて、本当にありがたい限りです。
何をやっていくのか?
「このありそ楼を活用して、僕らに何ができるのだろうか?」この数ヶ月間、夫婦でずっと考えていることです。
色々アイデアはあるのですが、まず大前提として実現したいことは
あらゆる架け橋となり、ひとりひとりの選択に寄り添うこと
です。
鞆の浦で暮らすひと×外から遊びにくるひと
暮らし×観光
鞆の浦の文化×都会的な文化
コト×コト
あらゆる観点での架け橋。
これまで交わることがなかった、ひとやコトや文化が混ざっていく場。
それを通じて、関わるひとたちひとりひとりの選択に寄り添っていきたい。
例えば、東京での暮らしに疑問をもった方が来てくれたとして。ありそ楼で多世代の鞆のひとと交流して、鞆の浦を歩いていろんな世界があることを知って、ゆっくりと自分の人生を見つめ直してみる。その結果、どんな選択をするのかがわかりませんが、その「選択」そのものに寄り添っていきたい。
そんな妄想を広げています。
それが実現していくための手段として、1階ではカフェ・雑貨屋を営業し、2階では私設図書館・コミュニティスペースの機能をつくり、子連れの方でもゆっくりできる場になればいいなと。
また、ある種の共有地として機能させていきたいとも考えています。発起人は僕ら夫婦だとしても、夫婦だけの場として捉えていなくて。あらゆるひとが関わり、それぞれがいい感じで遊べる場にしていきたい。(最近のホットワード is 共有地)
その結果、新たなコミュニティが形成されていくといいなと思っています。
なので、表現としては「カフェ兼コミュニティスペース」という感じになるのでしょうか。(もう少ししっくり来る表現がありそうなので、引き続き考えていきます)
細かいディティールは、走りながらどんどん考えていきたいと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1671771518916-EiKSSZigwD.jpg?width=800)
photo by 山中康司
夫婦のあり方へのチャレンジ
ここからは、僕個人の見解になります。
「今回なぜ夫婦で挑戦しようと思ったのか」でいうと、夫婦で協力して何かを生み出して歩むというライフスタイルへの憧れをずっと持っていたのが大きいです。
東京にいたときから「タルマーリー」さん・「アンドサタデー」さん・「TETOTETO」さん・「本と屯」さんなど、ご夫婦で活動している皆さんのことを密かに追っていました。
なので、独身のころから、もし結婚するならそういうことを一緒に楽しめる人がいいなと思い描いていましたし、妻とはそれが実現できると思えたから、結婚に踏み切れたと思います。
ひとによっては、「夫婦でいっしょの仕事をしない方がいい」ということを話す場合もあると思いますが、そこはちゃんと自分たちの目で、体感で、身体性をもって確かめにいきたいんです。
自分たちに合うかもしれないし、合わないかもしれない。それは今の時点で判断なんてできないから、一回取り組んだほうがいいなと。そのライフスタイルに憧れていたから、なおさらです。
「僕らにとって、ちょうどいい夫婦のあり方とは何なのか?」
今回の場づくりは、その問いと向き合うことでもあるなと思っています。
地域での活動を生み出すために
冒頭で書かせてもらったように、これまで地域での活動をちゃんと起こせていませんでした。やったことがあるとすると、遊びにきてくれた友人たちを丁寧に案内させてもらったことぐらいです(多分10ヶ月で30人ほど)。
移住のときにイメージしていた地域での活動をしていくためには、今より一歩踏み込んでいく必要があるなと感じています。
そのきっかけとなることが、今回の場づくりに期待していることのひとつ。
場を通じて、僕らの想いや価値観、存在そのものを伝えていきたい。地域において場を持つということは、自分たちのメディアを持つということなんじゃないかなという仮説を持っています。
場をメディアとして機能させていきたい。
この場を通じて僕ら自身の循環も促していきたい。
そんなことを漠然と描いています。
さいごに
はじめての挑戦なので、まだまだわからないことばかり。それを受け止めて、ひとつずつ仮説を持って確かめていきたいと思っています。
そこで見えた気づきなどを、今後noteなどで発信していければと思うので、ぜひまた読みにきてもらえると嬉しいです。
あ、あと場のInstagramアカウントをつくりましたので、よかったらフォローしてみてくださいね。お店の情報は、Instagram中心に発信していきます。おそらくオープンは1月の後半になりそう。
それでは!
▼インスタアカウント
https://www.instagram.com/arisorou_tomo/
▼夫婦で受けた移住インタビュー記事
![](https://assets.st-note.com/img/1671771140559-vYipz2OaVs.jpg?width=800)
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!サポートも嬉しいのですが、コメントやシェア頂けるとめちゃくちゃ喜びます!