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「コミュニティで生きる」とは何か
こんにちは。
コミュニティフリーランスの長田(@SsfRn)です。
ここ半年で、「コミュニティで生きる」という表現を自分で使うようになりました。
使うようになったきっかけは、高円寺にある銭湯「小杉湯」の3代目である平松佑介さんと立ち話をしているなかで言ってもらった一言でした。
「ながちゃんって、仕事でもコミュニティに関わるし、プライベートでもコミュニティに関わるために動いているし、本当に”コミュニティで生きる人“だよね。」
もしかしたら佑介さんにとっては些細な一言だったかもしれませんが、僕にとっては「それだ!」となった言葉でした。
そのころは、自分を表現する言葉やキーワードが見つかっておらず、なんだかなぁ〜という気持ちを抱えていました。
というのも、僕は「コミュニティフリーランス」という肩書きで活動しているのですが、”フリーランス“というキーワードを使うと、どうしても仕事寄りの印象を抱いかせてしまう。自分としては仕事というよりも、生き方としてコミュニティに関わっている感覚なので、若干のずれを感じていました。
そこに「コミュニティで生きる人」という言葉を投げかけていただき、なんだかフィットしそうな雰囲気を感じたんです。
とはいえ、「コミュニティで生きる」を的確に捉えられている自信もまだなく、これからその意味を見つけていこうと思いもこめて、東京から鞆の浦へ移住しました。
鞆の浦という町は、人口が3,400名ほどの規模で、人との距離がとても近い町です。ご近所さんとは毎日のように顔をあわせて挨拶をしますし、人によっては野菜や料理のおすそ分けをしてくれます。
高齢者が多い町ではありますが、暮らしはじめてみると同世代がいることもわかり、つながりをつくってみんなで飲み会をすることも。
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この事実って移住者あるあるだと思いますし、それほど珍しい話ではないのかもしれません。
ただ、僕としてはこんなに身近に「コミュニティ」を感じて暮らすのは、人生ではじめての体験だったんです(正確には高円寺アパートメントでの暮らしも同じような体験でした)。
オンラインコミュニティのみが自分の所属するコミュニティだと認識していた時は、コミュニティの一員になるためにスイッチを入れたり、オフにしたりしていたような気がしていて。ある意味明確な境界線がある状態でした。
今の環境はその境界線がほぼなくて、オンオフのスイッチも必要ありません。自分のライフスタイルのなかで、自然とコミュニティを感じるようになっています。
こうした自分の変化を感じたとき、改めて個人的に大事にしていきたいことがクリアになりました。
東京だとあまり感じにくい部分だったから新鮮に感じているのですが、実感があるないに関わらず、僕ら人間はコミュニティなしでは生きていけない生き物なはずなんです。
当たり前に酸素や地面があるように、同じレベル感でコミュニティは生きていく上で必須なもの。それは、人間が今日まで生存できた歴史を遡っていくとわかる明確な事実です。
オンラインサロンが爆発的に広がったため、コミュニティをブームのような扱いをする方もいますが、コミュニティってそういうレベルで向き合うものではない。(コミュニティが多様化しているので、あり方の幅が広がっているのは事実)
人によってその形は異なると思いますが、誰しもがコミュニティに所属している。だからこそ、僕らは「自分はコミュニティの一員なんだ」と事実に目を向けて、コミュニティとどう向き合っていくのか?を考えていくことが大切になると思うんです。
僕が好きなTEDの動画で、『人生を幸せにするのは何? 最も長期に渡る幸福の研究から』があります。これは、ハーバード大学が70年以上かけておこなった、人が幸せになるために何が必要なのか?を研究したものです。
動画によると、
「人が幸せになるためには、名誉でもお金でもなく、良好な人間関係・コミュニティが必要だ」
と話しています。
僕らが幸せになるためにコミュニティが必要で、コミュニティから逃れられない生き物なのだとしたら、人類は誰しもが「コミュニティで生きている」。
ただ、当たり前にありすぎて、その事実に気づくことがなかなかできないのも現状。でも、そこに気づいて、少しでもコミュニティと向き合おうとするひとは皆「コミュニティで生きる人」になると思っています。
そんな人がひとりでも増えていけると嬉しい。その結果、能動的にコミュニティに関わる人が増えると最高。そう願いながら、これからも「コミュニティで生きる」という表現を使っていこうと思います。
僕自身としても、今の鞆の浦での暮らしやコミュニティマネージャー・アドバイザーの仕事を通じて「コミュニティで生きる人」を実践し、「コミュニティで生きるとは何か?」の解像度を上げていきたいと思います。
それでは!
▼Twitterやってます
わかった。
— 長田 涼@鞆の浦で移住暮らし (@SsfRn) August 11, 2022
鞆の浦へ移住したのも、「コミュニティで生きるとはどいうことなのか?」という問いに対して、自分としての答えを探しにきているんだ。もともと縁もゆかりもない土地で、どう地域と関わって、コミュニティを日々感じながら生きていけるのか?そんなことを探求しているのかもしれない。
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