観光地なのに、観光ではない体験を。
東京から鞆の浦へ移住して、早1ヶ月半が過ぎた。
築47年の一軒家を借りさせてもらっているんだけど、いろいろメンテナンスが必要なことがわかり、その対応でバタバタしてたらあっという間に時間が過ぎていった(ちなみにまだ終わっていない)。
そんな中、僕ら家族もようやく鞆の浦の暮らしに慣れはじめたような気がする。この地域にどんな方々が暮らしているのか?どんなお店があるのか?どこで買い物をすればいいのか?など、少しずつ情報が集まりはじめている。ご近所さんたちとの関係性も、少しずつ育まれているように思う。
鞆の浦は小さい町だからか、僕らの噂はあっという間に広まっていた。
どうやら「東京から来たこと」「赤ちゃんがいること」「若いこと」が珍しかったようで、初対面の方からも「あの場所に引っ越してきた家族じゃろ!」と言ってもらえることは珍しくない。
そのおかげで、足を運ぶお店では必ずコミュニケーションが生まれていた。店主の方も、常連さんの方も、明るく気さくに話しかけてくれた。
そんなことで、まだ移住して1ヶ月半なのに鞆の浦をそこそこ案内できるぐらいになってきた。
それも観光スポットではない、より暮らしを感じられる場所を。
鞆の浦は観光地として栄えている。
週末になると、幅広い世代の方が鞆の浦へ足を運び、海を感じてゆったりとした時間を過ごす。なので、観光名所にいくと人が多く賑わっているのが週末の光景だ。
そんな鞆の浦に、僕たちの友人がもう7人訪ねてくれた。週に一回以上のペースで、誰かが遊びに来ていることになる。半端ない。
その度に、「せっかく来てくれたのなら、少しでも記憶に残る時間を過ごしてほしい」と積極的に鞆の浦を案内している。
でも、基本的に観光名所には案内せず、より鞆の浦の暮らしを感じられるディープスポットへ連れていく。
4人しか入れない名前のないお好み焼き屋さんは、必ず常連さんがいて会話が盛り上がる。
移住した夫婦がやっている宿はさまざまな方が訪れていて、鞆の浦の情報がたくさんもらえる。
いつも気さくに話してくれるカフェのオーナーは、鞆の浦のなかの話を丁寧にしてくれる。
静かなビーチの前で開かれているピザ屋は、比較的若い人が集う場になっていて、他では違った体験ができる。
近所のおばあちゃんたちの井戸端会議に、あえて顔を出してみる。
瀬戸内海を見てゆっくり過ごす時間ももちろんつくるけど、僕らの案内は基本そこに”人がいる“。
人がいて会話をすることで、観光では見えてこない鞆の浦の姿が見えてくる。そして、それぞれの記憶に残っていく。
そんなことを考えながら、この地域のありのままの魅力を届けている。
とはいえ、まだまだ移住して間もない僕らが、この地域に何を貢献できるかわかっていない。
それでも、ひとつずつひとつずつの解像度を上げていくことで、それを模索していきたいと思っている。この鞆の浦案内も、そのためにひとつなのかもしれない。
もちろん、僕ら自身がやりたいこともあるので、その双方を成り立つことを考えていきたい。
ということで、みんな鞆の浦へ遊びにきてね。
ディープな場所へご案内します。
▼遊びに来てくれたみんな Special Thanks!
さやっつ
康司さん
湯浅くん&詩歩さん
まさにい
まひろくん&さおちゃん
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