コミュニティエコロジスト

都内のデジタルマーケティング会社勤務の会社員です。 「デジタルマーケティング」「コーポ…

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都内のデジタルマーケティング会社勤務の会社員です。 「デジタルマーケティング」「コーポレートトランスフォーメーション」「コミュニティ」について考えを発信していくつもりです。 あと、ウサギを飼っています。 よろしくお願いします。

最近の記事

パラメーターを意識した人材育成

人の成長を考える際に欠かせないのは、スキルをパラメーターとしてみるということだ。 パラメーターにあてはめる例えば、ディレクションのスキルが足りない人がいた場合、その人は度のパラメーターが欠けているのかを洗い出してみる。 ・コミュニケーション力 ・資料作成力 ・スケジュール管理力 ・専門知識 ・トラブル対応 何かの能力が高ければプロジェクトを円滑に回すことができるかもしれない。 しかし、どこかの能力が致命的に低ければ、その人のディレクション能力を大きく引き下げてしまってい

    • 強化理論の活用について

      強化理論とは、モチベーションを管理するためのインセンティブの理論である。 そのため、悪いことにも良いことにもインセンティブを与えることで、その行動をより行いやすくなるという傾向がある。 出社時間ギリギリに出社してしまうもっと余裕をもって会社に出社したいのに、いつもギリギリになってしまう。 その理由に強化理論の作用が働いている可能性がある。 たとえば、会社の就業時間に間に合わず、大きな問題になった場合、翌日は何が何でも遅刻しないように気を付けるだろう。 しかし、一方でもし

      • マネジメントにおける犠牲について考える

        世の中には成功している企業や組織がたくさんある。 しかしながら、今成功しているからと言ってその成功が長期的に続くものとは限らない。 その成果は、何かの犠牲によって成り立っているものなのではないか。 成功している企業とはクライアントの事業を見ていると、事業の加速に熱心になる経営者を見ることが多い。 それ自体は素晴らしいことだと思う。 事業を推進するにあたり、自分の思い通りにならない状況に何度も出くわし、それを乗り越えてきた人だし、他にはマネできないビジネスの優位性を作れてき

        • MAの運用フェーズについて

          MAの導入後の運用フェーズについて解説をします。 データ分析・インサイト発見各シナリオのKGI,KPIの達成状況などをダッシュボードやレポートなどから抽出し、改善施策を検討します。 まずは、各シナリオで決めたKGI/KPIに対して数値の乖離が無いかを確認します。 もし乖離があった場合は、どこがボトルネックなのかを確認して深堀して分析をする。 その際には、複眼的に見ることが重要で、例えば、時間軸に沿ってみるべきなのか、年齢や性別などのパーソナライズされた情報を見るべきなの

        パラメーターを意識した人材育成

          効果測定方法(メール・MA)

          メールとMAの効果測定方法の違いをご紹介します。 メールの場合特定のターゲットに来店促進を目的としたメールを配信した場合の効果測定指標は主に以下の2つになります。 1.開封率やクリック率などのメールに対する反応 2.メール送付後に顧客が来店し購入に至ったコンバージョン率 施策が単発なため効果測定しやすいというメリットがあります。 MAの場合同様の施策をMAで実施した場合、効果測定の指標や方法は以下の3つとなります。 1.複数のメールや多チャネルでの接点を横断的に測定

          効果測定方法(メール・MA)

          マーケティングにおける効果測定

          マーケてlンぐ施策の効果を測定する際に重要な指標は、KGIとKPIです。 KGI(Key Goal Indicator)とは最終的な目標を達成しているかをはかる指標のことで「重要目標達成指標」とも言います。 経営戦略やビジネス戦略に即して、何をもって成果と満たすかを数値化したものです。 売上や利益率、成約件数などを定めることが多く、マーケティングにおいて、施策を実施した際にこれを最終的に達成すべき指標とします。 KPI(Key Performance Indicator)

          マーケティングにおける効果測定

          MAシナリオの設計プロセス(シナリオ編)

          シナリオの入口と出口の目標が設定できたら、いよいよシナリオの中身の設定を行います。 どのような手段でアプローチをかけるか、顧客の属性や行動に応じてどのようなメッセージをかけるかなどを設定します。 シナリオの設計にはいくつかのポイントについて意識することが重要です。 チャネルメール・LINE・SMS・電話などのコミュニケーション方法の選定 One to One設計経路条件の検討 コンテンツゴールに沿ったコンテンツの方向性の検討 接触頻度顧客へのコミュニケーション回数の

          MAシナリオの設計プロセス(シナリオ編)

          MAシナリオの設計プロセス(出口編)

          シナリオを実施することで、顧客にどのように反応してもらいたいか。期待する行動など、ゴールを決めること。そしてこのゴールにおけるプロセスの中間指標について考えます。 シナリオの目標を決めるシナリオの入り口である対象顧客が決まったら、次はシナリオの目標を決定します。 例えば、購入見込が低い顧客は、商品・サービスへの関心の向上、一度購入した顧客には、リピート購入の促進などが考えられます。 ゴール・中間指標の設定KGI=KPI×KPI×KPIといった指標を作成し、KGIを達成する

          MAシナリオの設計プロセス(出口編)

          MAシナリオの設計プロセス(入口編)

          マーケティング施策は、どのような顧客に何を期待するかを定めて設計します。 そのため、まずはその入り口となる顧客を整理するため、セグメント、ターゲット、トリガーについて考えます。 セグメントとはセグメントとは、顧客全体の中にどのようなグループがあり、それぞれにどれくらいの顧客対象が含まれているかを把握するために顧客データを用いて特定のグループに分けることを言います。 セグメントの軸は、業種によって異なりますが、商品やサービスの特性から重要視される項目を軸として用いることが重

          MAシナリオの設計プロセス(入口編)

          MAシナリオの設計プロセス

          MAで成果を上げるには、目的やターゲットを具体化し、シナリオに沿った施策を実施していく必要があります。 そのプロセスについて解説をしていきます。 入口(シナリオの対象者)を決める施策の起点である対象となる顧客の条件を決めます。 1.セグメント:特定の軸によって顧客を分類する 2.ターゲット:セグメントの中から選定して対象を定める 3.トリガー:シナリオ対象になるきっかけ 出口(シナリオの目標)を決める施策の目標=ゴールを定めます。 最終目標と中間指標をセットで考えます。

          MAシナリオの設計プロセス

          MA導入の流れ

          MA導入の一連の流れをご紹介します。 導入フェーズ実現したい施策に合わせて、MAツールを選定します。 実現可否や、ツールの仕様を確認し選定を行い、ツールの契約・導入を行います。 要件定義フェーズシナリオのプランニングと実行に必要なデータを定義します。 シナリオの設計においては、事業会社が主体となり、施策対象とする顧客と施策目標及び評価指標を決定します。 施策の目的や対象は、事業方針や顧客戦略に即して検討を行います。 ターゲットのボリュームや方向性などを意識しながらシナリ

          MAスペシャリストとは

          MAスペシャリストのメイン業務は、事業会社の担当者とMAエンジニアを繋ぐことです。 「事業会社の担当者」とは、マーケティング部門の責任者や実務担当者を指し、事業会社でMAを活用し、マーケティング施策を進める役割です。 「MAエンジニア」とは、実際にMAツールを操作し、施策を進めるために必要な設定・開発業務を行う担当者を指します。 「MAスペシャリスト」は、その両者に立ちそれぞれの専門領域を補いつつ意思疎通をはかる役割を担います。 1)事業会社の施策要望を整理し、設定・

          DX推進ツールとしてのMA活用

          デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するためのツールとしてMAに期待する企業も増えています。TV CMや広告といったマスマーケティングの効果が衰退し始めて、ウェブサイト、アプリなどのオウンドメディアやメルマガやインターネット広告を活用する企業が増えてきています。 それらのデジタルマーケティング施策を事業化するMAツールを導入することで、より効果を見えるかし、KGI/KPIを追求するための体制づくりも喫緊の課題となっています。 顧客のオンライン・オフライン行動を見

          DX推進ツールとしてのMA活用

          MA導入・運用における組織体制

          デジタルマーケティングコンサルタントが、マーケティングオートメーション全体の組織体制を説明します。 顧客事業会社から商品を購入、サービス提供を受ける人。 マーケティングにおいては「ターゲット」「対象顧客」をとも言います。 事業会社顧客に対して、商品(サービスなど)を提供する企業を指します。 システム部門各事業会社における基幹システム(例:財務会計システムや購買管理システムなど)やインフラ(例:期間システムやMAツール、AWSなどのクラウドサービス)を担当する部門です。

          MA導入・運用における組織体制

          マーケティングオートメーションとは

          マーケティングオートメーションとは何かを理解するために、「マーケティング」と「オートメーション」に分けて考えてみる。 マーケティングとは顧客の心理プロセスに即したマーケティング施策を考え、商品の認知や購買に繋げるための取り組みのすべてをマーケティングと言います。 そのため、売上増加の目的だけでなく、店舗やコールセンターでの接客・対応において顧客目線に立ち最適な情報を提供することもマーケティング領域ということができます。 オートメーションとはオートメーションとは、「業務を

          マーケティングオートメーションとは

          抽象的な問いは必要なのか?

          今回は、問いは必要なのかということを考えたいと思う。 「成果が上がる戦略だけを考えろ」は正しいのかコンサルティングの仕事をしていると、将来的な価値を向上させるための提案をすることがある。 しかし、毎回そのようなアイデアを出したときに声が上がるのが、「本当にそれをして成果が上がるの?」という問いである。 「成果をすぐに上げたい」という経営者は多いし、そこを最重要視する気持ちももちろん分かる。 具体的な施策を立てて、実行することは重要だが、抽象的な問いを行う時間が作れてい

          抽象的な問いは必要なのか?