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尖っていた頃の曲:ねじれの位置

ねじれの位置ということばを皆さんは覚えているでしょうか?中学数学で習う概念で、平行でもなく交わるでもない2本の直線の関係をいいます。ねじれの位置にある直線は、同一平面上にはなく、空間に存在することを意味します。

オリジナル曲のねじれの位置(CNo19)は、2016年4月16日生まれの曲ということになっていますが、実はもともと中学生のころ作った曲で、最高齢の曲です(笑)。

中学生のころ書いた楽譜

これは、当時手書きした楽譜です。わざと揺れた字で書いたのは、少しふざけたのだったかもしれません。変拍子を入れたりひねた構成をしつつも、素直さが混ざっていて、いかにも中学生らしい一品に仕上がっています(笑)。それを,うん十年後に自分で編曲したわけです.

なぜこのタイトルにしたのか?今となっては定かではないのですが、おそらく何かロマンというか神秘的なものを感じたのでしょうね。昔から数学的概念には魅力を感じることが多く、この手のタイトルをつけた曲はその後もいくつかあります。

中学生の頃は、良くも悪くも世の中を批判的に見る傾向が今より強かったように思います。なんでもっと優しくしないんだろう、なんで悪口・自慢ばかりするんだろう、なんでずるいことするんだろう、etc。そういう不満の対象である大人に対して、尊敬できない気持ちが態度に表れ、よく叱られたものでした。

大人になって冷静に考えてみると、自分が不満に思う他人の行動は、たいていその人なりの生きていくための戦略であることに気づきます。

どんな人にも戦略はあり、赤ちゃんだって戦略があります。赤ちゃんは弱々しく、可愛く、大人が助けてあげないと生きて行くことができません。大人がなんとかしてあげなきゃ、と思うように仕掛けている、とも言えます。それは赤ちゃんが考えてやっているわけではなく、生物学的に組み込まれた機能といっていいでしょう。

また、人にみられる欺き・騙しといった行為は、虫にもそれに似た巧みな行動が見られます。生き物はみんな、様々な戦略を駆使して日々暮らしており、当たり前すぎて意識しなくなっているのかもしれません。

とはいえ、他人の戦略のために自分のメンタルがやられたりしても損なので、いろんな知識を身につけて、鮮やかに交わして行く、というのが理想的ですね。

私も時々自慢をしますが、それは他人が褒めないからであって、元気を出すために自分で自分を褒めているわけです。可哀想だと思って目をつぶってあげて下さい。

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