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【クラシック#001】学ぶほどにおもしろくむずい | 音楽史上最も優れたバッハの最高傑作

やあ!コミュリーマンです!

2023年5月21日、「哲学者を目指す」と宣言し実に3日目にして「聖書を学び直す」という、頭のおかしなとんでも宣言をした私のTweetはこちら^^

もう本当に「えい!やあ!」で初めての教会へ伺い、めちゃくちゃ素敵な先輩方に優しくされ、なんと聖書もお貸しいただき、そのまま初めてのミサへ参加をさせていただいた模様を呟かせていただきました✨

そのうえで、改めてこちらのTweetにて私自身のアートの知識が無さ過ぎるという気づきを得たことを呟いたうえで、新たな挑戦「シリーズ、アート」の連載を開始しております。

以下がそれらの記事です。

これらの連載を始めた目的の一つが、本記事のタイトルであるバッハの「マタイ受難曲」の真の素晴らしさを理解できるようになりたいという想いです。

「世界で最も素晴らしい音楽」として名高いということを知り、その後はもう既に何度も視聴しています。

はい、以下にて。


おそらくは好きになりました。(何度も視聴していることこそ証拠)

聖書と併せ聴きしています。

一日もサボらずに学び直しています。

楽しいか?楽しいです^^

ですがね、学び続けていくじゃないですか?

ええ

毎日

すると、ほら

「やって来ました」よ「この感覚」

「この感覚」です

はい

素直に「今このとき」に感じていることを正直に書き放ちますね?

参ります



ぜんっぜん!わかんねーーーっ!!!




わかんねー!

あの、誤解しないでくださいね?

例えば添付したYouTubeのコメント欄を見ていくと、もの凄く勉強になるコメントが並んでいますし、こういった「読んだらわかる」「見てわかる」ものはもちろん理解できています。

何が優れているのか、テキスト上の理解はOKです。

が、絶対に何かが欠けています、その「正体」が全然わからねーのです^^

困ったものです。

ということで!

本記事では改めて「マタイ受難曲」について、皆さんと一緒になって学び直すことが目的です。

私的には「反芻」ですが、あまり存じ上げない方にとっての学びになる記事にしていきたいと考えております。

皆さん既にお感じの通り、バッハですのでテーマが重たい気がしますよね?

ですので、明るく・楽しく・本気で、本記事をお書きすることをお約束いたします^^

既にお詳しい皆さんからのご意見も知りたいし、ご存知ない方とは一緒にその良さを学んでいけたらなと考えております^^

それでは参りましょう!


マタイとは?

マタイは、新約聖書の福音書[1]に登場する人物でイエス・キリストの十二使徒[2]の1人です。

福音書 [1]
イエス・キリストの言葉による教え(福音)を、その死まで述べる新約聖書中の4文書のこと。
「マタイによる福音書」「マルコによる福音書」「ルカによる福音書」「ヨハネによる福音書」の総称。

十二使徒 [2]
ペテロ、アンデレ、ヤコブ(大ヤコブ)、ヨハネ、ピリポ、バルトロマイ、トマス、マタイ、ヤコブ(小ヤコブ)、タダイ、シモン、ユダ


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受難曲とは?

新約聖書のマタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの4つの福音書に基づくイエス・キリストの受難を描いた音楽作品のことをいいます。

受難曲は、キリスト教の聖週間[3]における典礼と密接に結びつき、中世以来の長い伝統を有しています。

17世紀から18世紀には、ルター派圏内で合唱や管弦楽を伴うオラトリオ受難曲が数多く作曲されたそうで、現代においても演奏会や典礼用の受難曲が新たに創作されているそうです。(今まさに学び直し中)

聖週間(Holy Week) [3]
キリスト教の宗派であるカトリック教会やプロテスタント教会などで特別な儀式や祈りが行われる週間である。聖週間は、イエス・キリストの受難(パッション)と復活を記念する期間として重要視されている。

1.パームサンデー(Palm Sunday)
聖週間の初日で、イエス・キリストがエルサレムに入る際、人々がパームの枝を持って出迎えた出来事を記念している。信者たちはパームの枝を持ち、教会でのミサやプロセッションに参加する。

2.聖木曜日(Maundy Thursday)
イエス・キリストが最後の晩餐を行った日とされている。教会では、イエスが使徒たちの足を洗った出来事を再現する洗足式が行われる。また、ミサの中で聖体拝領(聖餐)が行われることもある。

3.聖金曜日(Good Friday)
イエス・キリストの受難、つまり十字架への磔刑と死を追悼する日である。この日は悲しみと喪の日とされ、教会ではクロス・セブン・ワーズ(キリストの十字架上の最後の言葉)を読む礼拝や受難劇の上演が行われる。また、キリストの受難を思い起こし、禁欲的な過ごし方や断食をする人もいる。

4.聖土曜日(Holy Saturday)
イエス・キリストの墓で静かに過ごす日のこと。この日は復活の準備として、夜のヴィジル(徹夜祷)が行われることがある。教会では、新たなる火(Easter Fire)や新たなる光(Easter Light)の象徴として、イースター・キャンドルが点火される。

5.復活祭(Easter Sunday)
イエス・キリストの復活を祝う日だ。教会では、復活の喜びに満ちたミサが執り行われ、キリスト教信者たちは家族や友人と共に祝福を分かち合う。

復活の象徴である卵やウサギのイメージも広く見られる。卵は新しい命や再生を象徴し、復活を祝うために装飾されたり、贈り物として交換されたりしている。ウサギは多産と再生の象徴として、復活祭の文化的なシンボルとして広まった。

復活祭は、キリスト教社会では喜びと祝福の日として祝われている。家族や友人が集まり、特別な食事やお菓子を楽しみながら、イエス・キリストの復活と新たなる命の希望に感謝する。また、教会では特別な復活ミサが執り行われ、復活のメッセージや教えが語られる。

聖週間は、キリスト教徒にとって重要な期間であり、信仰と精神的な成長を深める機会とされている。多くの人々が参加し、イエス・キリストの受難と復活の物語に思いを馳せることで、信仰の深化や心の浄化を追求する。

なお、聖週間の具体的な祝祭の内容や習慣は、地域や宗派によって異なる場合があるそうだ。それぞれの教会や信仰共同体の伝統や慣習に従って、聖週間を過ごすことが一般的である。

英語版Wikipedia&コミュリーマン

10世紀以降のローマ・カトリック教会では、枝の主日、聖火曜日、聖水曜日、聖金曜日の典礼において、それぞれマタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ福音書に基づく受難物語が指定されていたそうです。

13世紀に入ると、受難曲の朗唱(声高く読み聞かせること)に一段と演劇的な手法が取り入れられるようになります。

その1つが複数の聖職者が役柄を分けて歌い交わすもので、確実な記録として残る最古の作品は、1254年のドミニコ会のグロス本に記されたものだそうです。

14世紀-15世紀には、受難曲の朗唱における登場人物の分担が一般的となり、受難曲における演劇的な効果の追求は、教会の礼拝の外で演技を伴って上演されることで、中世典礼劇の母体となり民間に広く浸透していったとのこと。

 ✅コミュ:そう!私はここに目を付けました^^14-15世紀というとルネサンス初期の頃ですよね。したがって本記事上部に添付した「シリーズ、アート」を始めたのです。(ルネサンスを選んだ理由の大半はただの直感でもあるんですけどね)


応唱受難曲と通作受難曲

15世紀には、音楽史におけるルネサンスの到来とともに、受難曲にも対位法(同時に異なる旋律を2つ以上鳴らす技法)が導入され、多声化がなされるようになります。

ルネサンス期における多声受難曲は、一般に「応唱(コーラル)受難曲」と「通作(モテット)受難曲」とに分類されています。

応唱受難曲(「コラール受難曲」ともいう。)とは、福音史家による語りの部分は単旋律で朗唱され、その他の部分が対位法で作曲されたものをいいます。

現存する最古の応唱受難曲は、大英図書館が所蔵する1430年-1444年に編纂された写本のなかの『ルカ受難曲』であり、導入句、トゥルバと個々の登場人物の言葉が3声のディスカント様式によって作曲されています。

その他、15世紀に作曲された応唱受難曲としては、イートン・クワイアブックに収録されたリチャード・デイヴィー(1465年頃-1507年)の『マタイ受難曲」があります。

 ✅コミュ:長かった!3,400文字!ここの説明は外せないと考えた次第です。おそらくこのあたりに「マタイ受難曲」のルーツ的要素があるのは間違いないと考えています。

歴史が長いぶん、「イエスの受難」についての学び直しには非常に時間がかかる印象です。

「聖週間」についての理解は必須であるため、私なりに端的にわかりやすくまとめてみましたがいかがでしょうか?^^

こうして応唱受難曲としての「マタイ受難曲」が生まれていったのです。


マタイ受難曲

お待たせいたしました!

本記事における「メインテーマ」ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(以下バッハ)の作品について一緒に学び直して参りましょう^^

バッハのマタイ受難曲 (Matthäus-Passion) は、新約聖書「マタイによる福音書」のキリストの受難を題材にしたオラトリオ[4]です。

マタイ受難曲は、マタイの福音書と同様にイエスの受難と死の物語を語ります。

この作品はオランダで最も有名な彼の作品の 1 つであり、彼の最も長い作品の 1 つです。

世界中で演奏される多くがオランダバージョンということなので、本記事もそれに倣います。

オラトリオ [4]
オーケストラ、ソリスト、合唱団のための主に精神的な内容を含む広範な声楽作品であり、多くの場合、ナレーターがアクションの担い手になる。オペラとは異なり、オラトリオにはセットや特別な衣装はなく、舞台上での演技もない。オラトリオの主題がキリストの受難である場合、それが「受難曲」と呼ばれる。

マタイ受難曲は2つの合唱団(歌手と器楽奏者のグループ)のために書かれています。各合唱団には 4 つの声と楽器が含まれており、独自の通奏低音グループが伴奏されます。

一つだけ覚えたいただきたいのが「レチタティーヴォ」、これはクラシック音楽の歌唱様式の一種で、話すような独唱=テノール歌手が歌うマタイの福音書に基づくストーリーラインであり最も重要す。

 「レレレ、、、」
 「れ知多てぃい、、何て???」

 ✅コミュ:「良い!言葉は覚えないで良い!あの喋ってんだか歌ってんだかなんだかよくわかんない声だけは良いジェントルメンがそうなのね!で良い^^

ちなみに、レチタティーヴォはマタイによる福音書の26 章と 27 章からのものです。

マタイ受難曲は明確な構造を持っています。壮大な冒頭のコーラスの後、福音者は最小限の音楽伴奏でイエスの受難と死の物語を語ります。このストーリー展開は、レチタティーヴォ(アリオソ)、アリア、コラールによって中断され、物語についての個人的または集団的な考察が行われます。

 ✅コミュ:「何言ってんだあ!?」ですよね^^大丈夫です!「誰かがしょっちゅう中断してんな!?」て気づけば良いです^^

マタイ受難曲は短い第一部と長い第二部から構成されています。これでバッハは十字の形を示したと考えられています。最初の部分は水平バーを形成し、2 番目の部分は長い垂直バーを形成します。ペテロによる否認の宣言とそれ自体は、この十字架の「交差点」の周りで起こります。最初の部分のちょうど半分で、イエスはペテロに自分を三回否認すると宣言し、二番目の部分ではほぼ同じ時間が経過した後、これが実際に起こります。

 ✅コミュ:これ難しいですよね>< けど、聴いていくとなんとなく「ここか?」と気づくようになり、ちょっとずつおもしろくなると思います^^(←私はまだこの時点に到達しているんだかいないんだか)

象徴性のもう一つの明確な例は、イエスの伴奏に見られます。イエスが歌うすべてのテキストでは、最後の言葉を除いて、後光のように甘い弦楽器が伴奏されています。これらの有名な言葉は、バッハのマタイ受難曲「エリ、エリ、ラマ アサブターニ」にあり、「わが神、わが神、なぜあなたは私をお見捨てになったのですか」と訳されています。したがって、イエスの完全な放棄は、ここでは弦の不在によって示されています。

 ✅コミュ:ここ非常に重要ですが、難しいですよね?そもそも「伴奏て何?」という方もいらっしゃると思うのです^^伴奏は、例えば映画・ドラマ・演劇などで話中に流れる音楽のことと考えてみてください。

マタイ受難曲は、最後の合唱つまりイエスの死と埋葬で終わります。


バッハによる演奏

なんと!

なんとです!

4回しか演奏してないんですって!

「知られている限り、バッハ自身はライプツィヒでマタイ受難曲を1727 年、1729 年、1736 年、1740 年の4 回演奏した。」

英語版Wikipediaより

それでここまで伝わり続けることが実にすごいことですよねT T

どれだけ影響力があり、どれだけ優れた作品をつくったのか、私には全くわかりませんT T

が、、、?

「バッハが1750 年に亡くなった後、彼は彼が作曲した他の音楽と同様に忘れ去られました。」

英語版Wikipediaより

えええーーーっっっ!!?

超衝撃です!

1829年3月11日、フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ(説明は割愛)は、バッハの死後初めてベルリンのシンガアカデミーで短縮演奏を行いました。彼の努力もあって、バッハの音楽はますます演奏されるようになりました。最初の完全な公演は 1912 年に行われました。

なんと、バッハの死後約80年間も忘れ去られ、更にはフェリックスなる人物(調べたけど文字数の兼ね合いで書かないだけ)がめっちゃがんばって演奏してから約80年後に最初の完全な講演が行われたそうなのです。

バッハの死後、実に約160年かかっての完全講演なのです!

忘れられたことも、短縮演奏にこぎつけたことも、完全復活したことも、それも本当にすごいですねえ。


バッハ

そういえば、バッハというその人に触れておりませんでしたね^^

最後になりましたが、さくーっと確認して参りましょう!(さくーっとと言って良い人ではないことは重々承知)

バッハは、ドイツの作曲家・オルガニストで、音楽史上最も偉大な作曲家の一人として広く称賛されています。彼は1685年に生まれ、1750年に亡くなりました。バッハは多様なジャンルの作品を作曲し、幅広い楽器の演奏に精通していましたが、彼の音楽は彼の生前にはあまり知られず、その真の価値が評価されるようになったのは19世紀以降のことです。

バッハの音楽は技術的な巧みさ、複雑さ、感情の豊かさ、そして普遍性で特筆されます。彼の作曲技法は対位法と和声法(それぞれの声が一番綺麗に影響し合うように音符を縦に重ねる技法のこと)を中心に構築され、複雑な対位法のパートや和声進行を巧みに取り入れています。

バッハの作品の中でも特に有名なものには、オルガン曲や鍵盤楽曲、宗教曲、室内楽、オーケストラ曲などがあります。彼の作品は緻密で統一感があり、多層的なテクスチャと対話的な要素を特徴としています。

バッハの音楽は後世の作曲家にも大きな影響を与えました。彼の対位法の手法や作曲スタイルは、モーツァルト、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、シューマン、ブラームスなどの後の作曲家によって称賛され、模倣されました。また、バッハの音楽は現代の音楽愛好家や演奏家にも広く愛され、彼の作品は世界中のコンサートホールや教会で演奏され続けています。

バッハの作品の中でも代表的なものとしては、マタイ受難曲、ブランデンブルク協奏曲、ヨハネ受難曲、トッカータとフーガ ニ短調などがあります。

マタイ受難曲は、バッハの最も有名で重要な作品の一つです。この受難曲は、キリストの受難を壮大かつ感情的に描いており、宗教的な音楽の頂点とされています。豊かな合唱パート、ソリストの美しいアリア、オーケストラの劇的な表現などが特徴であり、聴衆に深い感銘を与えます。

ブランデンブルク協奏曲は、6つの協奏曲からなる作品であり、バッハの器楽曲の傑作とされています。それぞれの協奏曲は独自の特徴を持ち、多彩な楽器編成と複雑な音楽構造が見事に組み合わさっています。これらの協奏曲は、楽器の独奏とオーケストラの対話を通じて、優れた技巧と美しい音楽を楽しむことができます。

ヨハネ受難曲は、マタイ受難曲と並ぶバッハの受難曲の傑作です。この作品もキリストの受難を描いており、感情的な表現と壮大な音楽によって、聴衆を深く感動させます。マタイ受難曲と比べると規模は小さいですが、バッハの対位法や合唱の美しさが存分に味わえます。

トッカータとフーガ ニ短調は、バッハのオルガン曲の代表的な作品です。独特のリズムと迫力ある音楽表現が特徴であり、バッハのオルガン曲の中でも最も有名な作品の一つです。この作品は、バッハのオルガン演奏技術と音楽的な創造力を存分に発揮したものとして、オルガン愛好家や音楽家に広く愛されています。

バッハの偉大さは、彼が音楽における革新者でありながら、同時に古典的な技法と伝統を守り、美しさと複雑さを融合させた作曲家である点にもあります。

彼の作品は時代を超えて普遍的な価値を持ち、その影響力は現代の音楽においても色濃く見受けられます。

バッハの音楽は、感情的な豊かさ、技術的な巧みさ、霊的な深みが絶妙に結びついており、彼の作品を聴くことは「音楽の至高の喜び」とも言えるでしょう。

Johann Sebastian Bach /  Wikipedia


最後に

半日以上かかりました、昨夜から書いてます^^

今回は特に情報の取捨選択が難しすぎましたー!

いや、おそらくここ最近では一番難しかった!

全然5,000字に収めきれませんでした。

いやあ、修行ですね本当に!

一人でも多くの方に、ほんの少しでも楽しんでいただけるようがんばります!

そして、サラリーマンだって「わがままに生きよう、もうちょっとくらい」と思っていただけるように文字通り「日々精進」します!

一緒に楽しく、学び直ししていきましょう^^


それでは、また次回です。

コミュ力上げて、モチベを上げよう!
それが、本当になりたい自分になる第一歩です!

ありがとうございました!^^


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