7月の読書会のお知らせ(ウルフ『フラッシュ』)
またもこちらでのお知らせが遅くなってしまい恐縮ですが、7月の読書会のお知らせです。
7月は、先日、白水社から復刊されたヴァージニア・ウルフ(1882〜1941)の『フラッシュ 或る伝記』の『Flush: A Biography』を英語で読んでみます。
①7月11日(土) 19:30〜21:30
②7月25日(土) 19:30〜21:30
以下、Peatixのご案内文から転載します。
「この翻訳、原文ではいったいどんな表現になってるんだろう?ちょっと読んでみたいな。でも、自分だけで読むのは難しそうだな…。」
翻訳された本を読んでいて、こんなふうに思った経験はないでしょうか。
この「原文を味わってみる読書会」はそんな方のために、原文の言語に詳しい方をお招きして手助けをしてもらいながら、原文の言い回しやニュアンスを味わってみる読書会です。今回のサポート役には、語学塾こもれびの英語講師をお招きします。
取り扱う本は事前にお知らせしますので、原文にサッとでも目を通してきていただけるとよりお楽しみいただけると思います。気になった箇所は当日に質問などしてみてください。
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今回の本は、Virginia Woolf(1882〜1941)の" Flush: A Biography" (1933)です。
近年、文芸同人誌「かわいいウルフ」(2019年、海の響きを懐かしむ)の発行や、遺作『幕間』の新訳(片山亜紀氏による。2020年、平凡社ライブラリー)の刊行などで、以前にも増して注目が集まるウルフ。そのような中、2020年6月には、1979年に晶文社から刊行、1993年にみすず書房から復刊された『フラッシュ 或る伝記』(出淵敬子氏訳)が、白水社Uブックスとして復刊されました。
そこで今回は、ウルフによる『フラッシュ』の原文を読み、『波』(1931年)を書き上げた直後の彼女がどのような筆づかいで作品を書いたのか、味わってみたいと思います。
「その1」となる今回は、「Chapter1 : Three Mile Cross」を扱います。声に出してみたり、意味を拾ったりしながら、気づいたことや疑問に思ったことなどを共有しつつ、楽しく読み進めましょう。
なお、恐れ入りますが、原文についてはご自身でご用意ください。ご参考までに、Kindle版でしたらAmazonにてすぐにお求めいただけるようです(このリンクの他にも、いくつかエディションがあるようです)。
https://www.amazon.co.jp/dp/B08BZKKJR2/
また、Project Gutenberg Australia(日本で言うところの青空文庫である、Project Gutenbergの姉妹サイト)にも全文が収録されているようです。
http://gutenberg.net.au/pages/woolf.html
なお、このようなご時世ですので、ご都合やお気持ちに合わせて、会場参加とオンライン参加のいずれかをお選びいただけます。
皆さまのご参加、お待ち申し上げております。
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