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日経新聞記事「ダイキン、東大発フェアリーと知財構築 空調技術を守る」に注目!

コモンズ30ファンドの投資先企業の記事を基に、どのような取り組みを行っている企業なのかをマーケティング部齋藤が日々ご紹介します。

本日は以下の記事を紹介いたします。
ダイキン、東大発フェアリーデバイセズと知財構築 空調技術を守る コラボの研究 - 日本経済新聞 (nikkei.com)
以下、記事のサマリーです。

ダイキンとフェアリーの協力: ダイキン工業は東京大学発のスタートアップ、フェアリーデバイセズと協力し、空調機器のメンテナンス技術をAIで解析し、共同で特許を申請しています。
知財構築の支援: ダイキンはフェアリーの知的財産構築を支援し、特許申請の過程で技術のクオリティーを向上させています。
AI技術の活用: 作業員が装着する端末を使い、メンテナンス作業の動画をAIに学習させることで、効率的な作業手順を若手に教えることが可能になります。
グローバル展開: ダイキンはフェアリーの技術を世界14カ国で2000台以上利用しており、スタートアップとの連携を強化しています。
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ダイキン工業は2019年にCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)室を新設し、5年で110億円の投資枠を設けたそうです。その出資先の1社にフェアリーデバイセズがあります。

フェアリーデバイセズとダイキン工業は、空調機の保守点検やメンテナンスなどのサービス業務におけるコネクテッドワーカーの創出を通じて、作業効率と作業品質を向上させる取り組みを共同で開始しています。

具体的には、フェアリーデバイセズが開発したスマートウェアラブルデバイス『THINKLET™(シンクレット)』およびテクノロジースタックと、ダイキン工業が開発した業務支援Webアプリを組み合わせ、熟練したサービスエンジニアが遠隔地の作業者をサポートし教育できる遠隔作業支援ソリューションを開発します。このソリューションにより、日本国内だけでなく、世界の作業者一人ひとりの技術力や判断力を向上させ、高効率で手戻りのない高品質な現場業務の実現と同時に、優れたサービスエンジニアの早期育成をめざすとのことです。

この『THINKLET™』は軽量首掛け型デザインのウェアラブルデバイスで、フェアリーデバイセズの得意な音声技術「mimi®XFE」を搭載し、世界最高性能の音声認識と広角カメラによるクラウドでの業務データの収集、その他のウェアラブル端末との連携が可能等の特徴があり、ダイキン工業のサービス業務並びに、現場業務への本格展開を目指します。

その他、ダイキン工業は特許検索のデータベースが整備されており、特許の競争力をスコアリングする指標等のツールも豊富な点がフェアリーデバイセズからの評価も高いとのことです。

今後、ダイキン工業が進めるAI研究を強化していくことに期待しています。

※文中に記載の内容は特定銘柄の売買などの推奨、または価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。