見出し画像

【新企画】季節のヒーリングフード便り 秋養生

はじめまして、Comma Labのフェロー、食偏愛ニストの清水えりです。

実は国際中医薬膳師でもあり、健康オタクでもあります。

そんな食編愛ニストが、今月から月一で季節の食養生をお届けします♪

初回の11月は、二十四節気で言えば立冬もあり、体感的にも寒さを感じ始める時期。

冬の始まりの月です。

1. 11月の養生ポイント

冬の食養生のポイントは体を温めることと、体のめぐりをよくすること。

体を温めることは免疫アップにもなりますし、冬に落ちがちな代謝をアップすることにも繋がります。

体を温める食材として、ぱっと思い浮かぶのは生姜!ではないでしょうか?

ですが、生姜を料理に使うときには、実はちょっとした注意が必要です。薬膳では、生姜は生と乾燥したもの(加熱したもの)は違う用途で使います。

生の生姜は発汗を促すので、体表は温まるけれど、体の芯は冷えてしまうことも。それに対して、加熱した生姜は内臓から温めてくれます。ですから冷え性さんは、ぜひ加熱して使ってみてくださいね!

2.11月おすすめの食材

根菜類(ごぼう・人参・大根)
さつまいも
長ネギ
キノコ類
秋刀魚やサバ、イワシなど青背の魚
鶏肉
みかんや柚子など柑橘類

根菜類やさつまいも、きのこや鶏肉は、薬膳では「気」を増やし、体を温める食材です。

青背の魚は血行をよくする=めぐりをよくして、これも体を温めてくれます。

長ネギと柑橘類は「気」のめぐりをよくする、すっきり食材。むくみがなんとなく気になるなぁ、気分をすっきりさせたいなぁ、なんて時にもおすすめ食材です。

3.11月おすすめ食材を使った献立アイディア

■具だくさんけんちん汁


根菜やサツマイモを大きめに切って、鶏肉といっしょに出汁でことこと。
味付けは味噌でも塩でも醤油でも。
煮る時におろし生姜を入れれば、温め効果アップです。

■ゴボウと鶏肉のトマト煮

画像1

ゴボウと鶏肉を一口大に切って、生姜やにんにくと炒める。

トマト缶やトマトベースのパスタソースで煮込むだけ。味付けはお好みで!隠し味に味噌を入れれば和風に、乾燥バジルやオレガノを入れればイタリア風。ごま油を風味づけにちょろっと入れれば中華風…

ゴボウとトマトの組合せは和食でも洋食でもいけるおすすめコンビネーション、色々アレンジも楽しんでください!

■キノコとサバ缶の炊き込みご飯

お好きなキノコ、千切り生姜、サバ缶(醤油味がおすすめ)とお酒を研いだお米と炊飯器へ。

味付けバランスはお好みで!

仕上げに刻んだ万能ねぎをトッピングしたり、山椒をふっても美味しいですよ!

■青魚の柚香焼き

サバ

イワシや秋刀魚、サバ、どれでもOK。

柚子を皮ごと輪切りにしたものを、醤油、酒、味醂を同量合わせた調味液と合わせる。

さっと洗って水気を拭いた魚をこの調味液に漬けて2−3時間から一晩。

調味液から出して、魚焼きグリルかオーブントースター、フライパンなどで焼く。

いっしょに長ネギや椎茸を焼くのもいいですね♪

いかがだったでしょうか?

今月のおすすめ食材はどれも今が旬の食材たち。

おいしく食べて、体が喜ぶ感覚を、ぜひ感じてみてくださいね!

COMMA Lab Fellow
清水 えり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?