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田坂広志著「直観を磨く 深く考える七つの技法」を 読んで その3

●「課題回帰」の思考法
最初の話題に戻ろうってこと、議論して話が盛り上がって、細部に拘り始めることがある。で、最初に決めたかったこと、話し合いたかったことと違うことがよくある。
で、どうでもいいことで対立したり、調べまくって時間つぶしたりしてますよね。
「解決の方法」ではなく、「解決すべき課題」を考えようということ。

●「水平知性」の思考法
一つの専門分野を深く掘り下げる(垂直思考)のではなく、様々な分野を幅広く横断的に結びつける(水平思考)が必要ではないかということ。
確かに、狭く深くと、広く浅くという言葉があり、小さな頃から言われていますが狭く深くがいいとか、広く浅いがいいとかw
人の能力も時間も限られているので、広く深くというのは到底不可能だろうから、どちらかだと言うことになると思う。
でも、どちらがいいという話ではないと思う。
垂直思考・垂直知性の狭く深くは、研究すればするほど上がいることに驚かされる。自分がこの分野で一番だと思っても、上には上がいるということです。どこまでもどこまでも研究しても限りない状態になります。
逆に、広ければいいかというと、周りの人よりは、ある程度深い知識がないと相手にしてもらえない。狭く深くではないが、ある一部は、多少深くないといけない。
ここでも、前回と同じ「対立止揚」である。どっちがいいかとかどちらが優れているとかいうことではないのがわかるのではないか。
ある特定の部分は、周りの人(100人とか200人)よりもよく知っていて、その分野で知人が困ったら私に相談に来てもらえる必要がある。ただし、それ以外は、広く浅くしっている必要があり、また、そのその分野で深くしっている人を知っていて頼れる必要があると思う。

そういえば、
私は、よくいろんな事知ってますね。って言われる。
まあ、深くではなく浅くですけどねw
以前も書いたが、父方の実家は治療院、母方の実家はお寺であり、多くの人が家に出入りして、情報を落としてくれる家だったこと、そのためか、父も母もいろんなことをよく教えてくれたこと、情報が情報を呼び色んな人が教えてくれること。
また、その延長で、私自身が東京・大阪・福岡でいろんな集まりを企画して、いろんな年齢・職業・立場の人と話すことで色んな情報をもらえるのです。しかも、その道の深くしっている人を知り合うことでその情報が必要なときにすぐに聞ける人ができるのです。
さらに、現在私の専門分野は、インターネットの中(これ自体も私は広いと思っている)でも、ホームページ・ソーシャルメディアなのですが、そのホームページ制作は、いろんな業種の話を聞くことができます。
行政だったり、政治家だったり、飲食店だったり、メーカーだったり、士業だったり、ホームページを作るときに色んな話を聞かせていただきます。また、そこでもらった情報を他の打合せでも、利用できることもあります。
だから、うまく広く浅く(一部は深く狭く)できているんじゃないかなぁと思っています。
とはいってもまだまだ知らない世界や知識がたくさんあり毎日いろんなことを吸収できて楽しいですね。

よく言われる え~~ 平井さん、平井くんでも、知らないことあるんだって、いやいやありますからw

大学の恩師の教え

情報も、人に伝えるときは、専門家同士の話ではないので、誰にでもわかるように伝えなければいけないので、そこも訓練になっている。
大学の所属研究室の教授に言われたことが、役に立っている。
君たちの研究は、論文で世界に発表できるのはもちろん、A4一枚でも、100文字でも、1文でも、1時間でも、10分でも、1分でも伝えられるようじゃないといけない。また、専門家でも、一般の大人でも、小学校にでもわかるように話せないといけない。と。
なので、小学校6年生ぐらいに伝わる伝え方を、すればいいと。
自分は、保父さんや小学校の先生になりたいと思ったこともあり、実は常にこの小学校6年生を意識するようにしている。
専門分野も、広い知識も、相手が小学校6年生と思って話を展開しています。(いつもできているかどうかは微妙ですがw)
よくいるコンサルタントが、横文字の専門用語で話をしているとみんなついてこれないと思いませんか? そんなところで、偉そうにしても意味がないと。
なので、これからも色んな人たちと交流できたらいいなと思っています。
交流会に参加お待ちしておりますw
※注意 これはあくまでも私が本を読んだ感想なので、この内容がすべてこの本に書いてあるわけでもなく、著者が言いたいことでもない可能性が大きいですw
本はこちらから:
https://amzn.to/2vM4mVi
#直観を磨く

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