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『海がきこえる』を読み(視聴し)なおす:その4 考察にあたって

タグ: #読書の秋2021 ,#海がきこえる,#海がきこえるⅡアイがあるから,#氷室冴子,#スタジオジブリ,#アニメ,#小説,#考察

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『海がきこえる』を考察するにあたって―前提条件と注意点―


  さて、前回『海がきこえる』シリーズをまだ見たことがない読者の方向けに、「小説版」「アニメ版」を入手するための方法・手段について書いてきました。

 そこで、今回『海がきこえる』を考察するにあたり、次回以降、筆者がどのような形で作品を考察していくのか、「前提条件」「注意点」を書いていきたいと思います。

 書いている本人も堅苦しいと思える内容なので、興味がない方は、次の記事をご覧ください。


 なお、『海がきこえる』の「小説版」・「アニメ版」未見の読者の方は、次回以降の考察記事を読まないことを強くおススメします。考察するにあたって、ネタバレやクライマックスシーンに言及せざるを得ないからです。


―前提条件―考察する上での約束ごとについて


○今回、考察するに当たり、使用したのは以下の3点です。

『海がきこえる』(文庫版)、徳間書店、1999年

『海がきこえるⅡ アイがあるから』(文庫版)、徳間書店、1999年

「ジブリがいっぱい COLLECTION『海がきこえる』」(DVD版)、ブエナビスタ ホーム エンターテイメント、2003年


○『海がきこえる』(文庫版)について、本文中で言及する場合、「海きこ」と省略します。

○『海がきこえるⅡ アイがあるから』(文庫版)について、本文中で言及する場合、「海きこⅡ」と省略します。

「海きこ」「海きこⅡ」の両方の小説について、本文中で言及する場合、「文庫版」または、「小説版」と省略します。

○「アニメージュ連載版」と「ハードカバー版」について、本文中で言及する場合、それぞれ、「アニメージュ版」「ハードカバー版」と省略します。

○「ジブリがいっぱい COLLECTION『海がきこえる』」(DVD版)について、本文中で言及する場合、「アニメ版」と省略します。

○作品の登場人物について記載する場合、最初に「フルネーム」で記載したのち、以後「文庫版」の呼称で記載します。(例:杜崎 拓→拓)

○作品中、フルネームで登場しない人物の場合、「文庫版」の呼称で記述します。(例:ジャニーズ岡田や里伽子の父親(伊東)など)

○「文庫版」と「アニメ版」以外で、考察に用いた資料やサイトなどについて、すべての考察を書き終えたのち、「参考資料・サイト一覧」として、記事を作成してまとめて紹介します。

○本文中、「文庫版」の記述を引用する場合、直接引用する場合と、引用部分の該当ページのみ記す場合があります。直接引用する場合、引用部分は最低限になるようにつとめます。

直接引用例:

 いろいろ問題はあったけれど、すべては里伽子に戻ってゆくんだと思う。「海きこ」第一章 8ページより

引用部分の該当ページのみ例:

 東京の拓のアパートは、『メゾン英』(「海きこ」8ページ)


〇「アニメ版」のセリフを引用する場合、「文庫版」の引用と区別するために特に注記をしませんが、引用であることがわかるように記事の表示を「引用表示」で記述します。

「アニメ版」セリフ引用例:

拓「ぼくと松野が初めて里伽子会ったのはおととし高校2年のときのやはりこんな真夏の日だった」


―注意点―考察を読むにあたって


本文中の『海がきこえる』に関する考察は、筆者独自の見解です。『海がきこえる』シリーズの作者である「氷室 冴子」先生や「アニメ版」を制作したスタジオジブリとは、まったく関係がありません。
 作品の楽しみ方は人それぞれだと思います。この考察において、それを否定するつもりはありません。あくまで一個人の見解であることをご理解ください。

この考察を通して知った内容について、読者の方がSNSなどで言及し、なんらかの問題やトラブルが発生した場合、筆者は一切の責任を負いません。考察に当たり最善を尽くしていますが、筆者の理解や資料の不足や事実関係の誤認などで、間違いや誤りが発生することがあります。

この考察は、読者の方が「小説版」と「アニメ版」を手に取って内容を一通り知っていることを前提に書いています。当然、盛大なネタバレやクライマックスシーンに言及します。「小説版」と「アニメ版」を未読の読者が考察記事を読んだことで、作品を鑑賞する楽しみを損なってしまうことが考えられます。万が一、読者の方が作品鑑賞する楽しみを、損なってしまった場合、筆者は、責任を一切負わないものとします。


 以上、筆者がどのような形で作品を考察していくのか、「前提条件」「注意点」をまとめてみました。

 次回、いよいよ考察に入っていこうと思います。
(ごめんなさい、考察に入る前に、大事な内容を紹介することを忘れていました。具体的な考察は次々回以降になります。)

 繰り返しますが、「小説版」と「アニメ版」を見たことがない読者の方は、読まないことを強くおすすめします。


※記事に使用した場面写真は、スタジオジブリ公式サイトが提供する「スタジオジブリ作品の場面写真」のうち、「海がきこえる」のページのものを使用・加工しております。 


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