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脱力で自分らしい決断を -my story-

ゆる軽ボディセラピストSachiこと森井さちこです。
東京 目黒にて"疲れないカラダ作り専門"サロンの
オーナーセラピストとして
日々お客様の体に触れさせていただいています。

my story編 かなり間があきましたが、
今回は、今のサロンに出会って、私が代表を引継ぐまでのお話。

Story①はこちら

今のサロンに出会ったのは2016年。
当時は私の友人が代表としてオープンするサロンで、
オーナーと代表の他に私含めて5人のスタッフがいました。

元々先にメンズ脱毛サロンを運営していた代表は
脱毛には終わりが来てしまうので何か関わり続けられるものを…と
ボディケアのサービスを導入することを考えました。

そんな頃、ひょんなきっかけで導入することが決まったのが
現在私がサロンのサービスの主軸としてる
"ハンドセラピス(当時エナジーテラピー)"と呼ばれる手技でした。

手のひらでお客様に触れると、セラピストの体を介して微弱電流が伝わる
"テクノロジー × 手のひら" のハイブリット式!
まだまだ知らない方も多く、
初めて施術を受ける方にはかなりびっくりされます。

ポジティブな感想を頂くことが多いですが、
私自身が初めて施術を受けた時には、
"素手"から感じられる情報に信頼を置いている私だったので、
電気を介することで、その感覚が鈍ってしまうと思えたので
実はネガティブでした。
今や指導講師までやっているので、その話をすると驚かれます。

6人でスタート!

お伝えした通り、最初は6人でサロン事業をスタートしました。
代表もオーナーもこの新しい手技"ハンドセラピス"は初めてでしたが、
同じくスタッフとしてサロンに加わってくれた2人が
熟練の経験者でしたのですぐに興味深く学ぶことができました。

微弱電流を流すことで、手のひらから感じられる筋肉の硬さや強張りへの感覚は少し鈍りますが、代わりに、電流の強弱、その他伝わり方で、カラダの内側の様子がわかることが画期的!

また、触れていない部分にも電流が伝わることでカラダ全体として筋肉の運動を促すことができ、緊張続きで強張った方は脱力しやすくなり、逆に疲れてしまってやる気も出ない方はスッキリして気力が湧くように促します!

セラピストの足の使い方や、手の使い方で、強揉み希望の方にも弱揉み希望の方にも対応することができ、もし"電流"ではないアプローチが有効だと感じた場合には、電流を流さない選択もできます。

最初は電流の力を信頼していなかった私ですが、
なかなか面白い技術を手に入れたなと思いました(笑)

上手くいかないサロン経営

そこから約2年、私は別の仕事と並行してサロンに関わらせていただいていましたが、元々技術を持っていた2人は正社員。でしたが、売上も芳しくなく業務委託契約を経て、妊娠等をきっかけに店舗を去ることに。

ある日、「当サロンは今月いっぱい(3日後)で営業終了になります。
スタッフ全員、今日明日中に、私物を撮りに来て下さい。」と連絡が!
最後はオーナーと代表の意見の食違いもあり突然閉店が決まったのです。

その時、残ったスタッフは私含め2人。翌月の予約も入っていたので、相談の結果、オーナー支援の元、2人で新しく店舗運営することになりました!

ですが、その約3ヶ月後、今度はオーナーのメイン事業で経営危機!
やっぱりサポート出来なさそうだから、2人でできるならどうぞ!
軽めに、見放されました(笑)売上も納金済み、お給料2ヶ月分が…

そして1人になった

その直後、一緒にサロンを運営予定だったパートナーが妊娠!
「これを機に辞めます。」と

あれ・・・・?

もちろん、ここで店舗を閉める選択肢もありました。
でも、不思議と心の中に辞める選択肢はなかった。

"やれるところまでやってみようか!"

周りには、反対されました。よく独立の際は、家族からの反対がすごい!と言いますが、こういう時、家族に相談しないタチで、決めてから報告する or 喉元過ぎて熱くなくなった頃に報告するタイプ。
(大事になる場合があるから推奨はしません)

ただ、既にサロン事業や、健康事業、運動指導者etc.
事業主として独立している方々に反対されました。もちろん、心配で言ってくれている方が主ではあったと思います。

"あなたには無理、難しいでしょう"そう思われていることが悔しかった。
そして、それに反論する材料も持っていなかったので、更に悔しかった。

とは言え、中には応援してくれる方もいました。それが、お客様として利用してくださっていた、お客様。中には会社経営の方、税理士さんもいらしたので大いに助けていただきました。

答えは自分で決めるもの

反対もありながらも、応援も頂き、ぬるっと(笑)始めて、
コロナ禍にも入り、現在独立4年目です。

私はついている、ラッキーです。my story①に書かせていただいた通り、
私は何も持っていない、決断力もない優柔不断と自分のことを思っていましたし、本質は変わりません。

もし、こんな事件的に独立するきっかけがなければ、「いつか、いつか…」と思ったまま、まだ独立していないかもしれない。それどころか、そんな機会は永遠にこなかったかもしれません。

そして、もしかしたら、独立していない方が本当はもっと幸せを感じたのかもしれない(笑)それは誰にも分からないし、少なくとも、今、私は仕事や生活を楽しめているので、ここまでの人や出来事との縁やタイミングには感謝しています。

大切なことは何かを決めた後に、もう一度、自分に問いかけることだと考えています。今出したその答えは、自分で選んだ答えなのか。
もしもこの先、思い通りに行かなくても、"よくないこと"が起きても、自分の責任として受け止められるか、人のせいにしないか。
それさえ出来れば、あとは社会一般、周りの方に、大き過ぎる迷惑(笑)をかけなければ、誰でも、いつでも好きに選んでいい。

それは"脱力"から

これは私の主観ですが、「こうあるべき」「普通は"こう"」「一般的」に合わせて、"本当はしたくないこと"をしているとき、人は、本当の気持ちを守るために体の内側も外側も固くして自分自身を守っている感じがします。

特にお腹。「腹の中(うち)を探る」「腹を割って話す」という慣用句にみるように、体の内側に本音があります。

施術をしていて体が緩んでくると、ゆるゆると本音(っぽいものが)が出てきやすくなります。もちろん、本当のところは本人にしか分からないので、本当に本音かは私には判断できませんが、もし、施術の前後で異なる考え方になったとしても、基本私は体に触れているだけ、どちらも自分の内側からの考えです。

喉が開いて、言いたいことを言いやすくなったり、
胸を張って堂々とした態度を取れたり、
地に足がついて安定感が増したり。

心の状態は体に反映するし、体の不調が心に影響することも、逆に体の不調を取り除くことで、心が開放されることもあります。

その程よく脱力した状態であればあるほど、誰かのせいにしない、ちゃんと自分で責任を取れる決断ができると思っています。

すぐに行動にしなくても、誰にも話さなくても、少なくとも自分自身は、
本音の自分と対話できる状態でいるべきだと思うのです。

それは、脱力から。

当サロンで行うことは、体のケア。
体の不調やより良い休養のためのサポートです。

ただ、しっかり休養を取れる人こそが、無理を押し通さない人、頑張りたいときに楽しく頑張れる、活力に満ちた人、人を幸せにする人だと思っていますし、そんな方の力になれたら幸せだなと思っています。

自分はもっとできるはずだけど、ちょっとパワー不足だな、
上手く休めていないなと思ったら、当サロンに足を運んでみてください❤︎

ENJOY your body & your life!
Sachi


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