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心理系大学院の相談会はマイナー

気をつけないと終わっている相談会

 ネットやyoutubeなどに情報が少ない心理系大学院受験生にとって、大学院の相談会は重要な情報源だ。大学のオープンキャンパスや説明会は、派手な宣伝や告知を展開しているし、開催回数も多い。YahooやFacebook、Twitterなどにも広告が出てくる。それに引き換え、大学院の相談会は地味だ。というか、大学院のHPでも告知がなかなか見つからなかったり、大学院によっては相談会自体やっていなかったりする。回数も専攻ごとに年に1回しかやらないところもある。相談会への気合いの入れ方が大学とはだいぶ違う。

 こんな感じでしっかり告知してくれるところは、相談会もちゃんとしている。まずは受験するかしないか関係なく、適当にアタリをつけて相談会に参加するといろいろ様子が見えてくる。ただ定員が決まっていたり、試験日よりも結構早くやったりして、参加しよう思ってもできないことがある。他の専攻に比べ、臨床心理学専攻は埋まるのが早い印象があった。関心のある大学院についてはHPでマメに確認したほういい。試験シーズンが近づいてから志望校を決めて、さて相談会に出ようとしても、終わっていたり締め切っていたりする。
 コロナ以前の相談会の情報を調べると、ほぼ対面で院生とも話しができるところが多かったようだ。しかし最近は時節柄オンラインの相談会が増えている。同じ大学院でもオンラインと対面をやるところがある。オンラインなら気軽に参加しやすい。

オンライン相談会では院生は出てこない

 オンラインの場合は、最初の30分くらいは担当教授から大学院全体の説明がある。オープンで質問を受けつけるところもあるが、そのあとに実習関係や入試関係などの分化会に分かれて、自分の興味のあるオンライン上のルームに移動するところもある。また、相談会の申込み時点で個別相談を申し込むところもある(定員がある)。
 私は、社会人比率や年齢層、仕事との両立が主に聞きたいテーマだったので院生の話しを聞きたかった。ただオンライン相談会は教授のみで院生が参加しないことが多く、院生の生活はわかりにくかった。院生の情報については意外と教授が知らないこともあった。たまに院生が参加する大学もあったが、学部卒の若い院生が多く、あまり参考にならなかった。

相談会でわかる大学院の雰囲気

 相談会は、大学院の教授自身が仕切ることが多く、複数の教授が出てくる。対面の場合は大学院のパンフや過去問などの資料が配付されるが、オンラインの場合はどこもなかった。
 教授の説明は、大学院の概要や心理相談室の概要、教授の紹介、入試についての概要だが、そこでしかわからない情報というのはあまり得られなかった気がする。相談会の目的は、一つは教授陣が醸し出すその大学院の雰囲気を感じることかと思う。和やかなところもあれば、事務的なところ、やや高圧的なところがある。実際、ある大学院のオンライン説明会での教授の態度が不遜であったと、私の複数の知り合いが受験を辞めた例がある。私は、相談会に出たことで、その大学院に興味をより持った、という例は1校しかなかった。(そのあたり詳しくは☟)

 

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