見出し画像

伝えたい言葉より、誤解されないための言葉が多くなっていることに気が付いた

本屋さんに行くと、
「話し方」や「伝え方」について書かれた本がたくさん売っています。

それだけみんな話し方や伝え方について悩んでいるんですよね。
私もその一人です。

伝えたいことはシンプルなのに

本当に伝えたいことはシンプルなことなのに、
それをそのまま伝えると、
違う意味に解釈されて誤解されてしまうことがときどきあります。

たとえば「すごいですね!」という言葉。
人によっては「バカにしてるのか!」と感じる人もいます。

「いや、そういう意味じゃなくて…」と言っても手遅れで、
相手が怒ってしまうこともあります。

本当はシンプルに「これおいしい!」とか「きれいだね!」とか
そんな風に人とコミュニケーションをとりたいだけなんですが、
うまく伝わらず悶々としてしまいます。

気付いたら前置きが多くなっていた

気付いたら、伝えたい言葉の他に
「ひとそれぞれだけど」とか
「もしよければ」とか
「絶対とは言わないけど」とか
「いい意味で」とか
相手に誤解されないように
いろいろな言葉を並べるようになっていました。

誤解されないように伝えよう…
そう思えば思うほど、
言い訳のような言葉が増えていくように思います。

否定するつもりもないし、
敵意もないということを伝えたい

私が相手に対して一番伝えたいのは、これかもしれません。

「あなたと私は仮に意見や価値観が違っていても、
別にあなたを否定するつもりもないし、敵だとも思っていないよ」

これを伝えるためにあれこれ言葉が増えてしまいます。

世の中には意見が違う=敵と思う人も多くいます。

一度そう思われてしまうと誤解を解くことは大変です。

どうすればいいのか

結局のところ、解決策はないように思います。
年々コンプライアンスやハラスメントの意識が高くなっているのと同じで、
言葉に対する意識も高くなっているように思います。

短い言葉でわかりやすく伝えることが一番ですが、
短すぎると誤解されてしまう。

言葉って本当に難しいなって思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?