![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/11195321/rectangle_large_type_2_9533a06595585ba1cc34c18377dab79b.jpg?width=800)
斉藤日記③入園の集い
おはようございます。
Comfortable Days のよーこさんです。
「斉藤日記」を始めました。
4/1いよいよ今年度が始まる。
最初の日は、入園の集いがある。
斉藤は明らかにドキドキしていたが、
新しく以上児の担任となることに、
胸をはり、意気込みが感じられた。
うちの園には、ホールはなく、
4歳児室と5歳児室は、パタパタと開く扉で仕切られている。
入園の集いは、4.5歳児室を開けて行う。
だから、子ども達のいる場所は、はじめはないので、3歳児室を半分お借りして、最初の集合をした。
トイレに行ったり、
園服を整えたり、
鼻水を拭いたり、
名簿順に並べたり、
ちょっとした小競り合いを収めたり、
まあ、あれこれあって、廊下に並んだ。
さあ、いよいよ、入場!
斉藤に入場の一番前を任せて、
子ども達には、
「お返事ハイ!をしっかりね!」
「お背中伸ばしてお膝くっつけてすわるのよ!」なんて、
元担任(今年もだが)のよーこさんから、
諸注意事項があり、
ちょうど入場予定時間になるので、
「今日から、ゆり組、かっこよくね!」
と最終ゲキを飛ばされて、
子ども達は、ピシッとなった。
そして、よーこさんは、一番後ろにいる発達障がいのあるお子さんと手を繋いだ。
後ろ(つまり前)を振り返ると・・・
5歳児の担任が慌ててやってきて、
「もう入場してるよ!」
オーマイガー!
斉藤は、前にいる5歳児の方に完全に背中を向けて立っていたのだ。
「そろそろ入場、5歳が入ったら続けて行くのよ。」と言ってなかったことを後悔した。
自分なら、何気なく気をつけることも
『気をつけるのだということを伝える』
ということをこの瞬間、心に誓った。
そうだ、経験値を言語化していくことが、
今年の私の課題だ。
私が何気なくやっていることに価値があるらしいと最近気がついて来ている。
当たり前と思ってやっていることには、
ちゃんとエビデンスがあり、
経験に裏付けされた理由がある。
そう、入場のタイミングと合わせて、
子ども達がピシッとなる瞬間を作ったのだ。
子ども達はそのまま前に進める状態だった。
斉藤にだけ、伝わってなかった。
◇
もちろん、後で説明をした。
このような場合の気の向け方、
何を見ておくのか、
何に注意を払うべきか。
日常の中でも、
目の前のことに集中しながらも
常に全体を把握しておくことの大切さ。
そして、ちょっと凹む斉藤に、
今年はいっぱい失敗して大丈夫だと伝えた。
何がうまくいかなかったことなのか、
どうすれば、
どう考えれば、
どう動けば、
何を見れば、
よかってのか一緒に考えて、
それを肥やしにしていこう。
来年の斉藤が自分で考えて、
自分で出来るようになればいい。
うまくいかず、子ども達がぐちゃっとなってもすぐに私が立て直すから、大丈夫!
みたいなこと話した。
◇
ちょっと慌てた入場となったが、
無事、入場できた。
お名前を呼ぶ時、
1人飛ばしたので、指差して知らせると、
あっ、となったけど、
何事もなかったかのように、
次にちゃんと、その子の名前を呼んだ。
前で、振り付きの「チューリップ」を歌う斉藤は、可愛かった。
入園の集いは、無事終了。
◇◇◇
入園式じゃなくて、「入園の集い」なの?
という疑問もあるかと思うので・・
以前は入園式というのが行われ、
保護者と共に子どもたちはやってきて、
昨年の担任が受け入れて、
入園式の中で新しい担任の発表!
というのが行われた。
保護者も子どもたちも私たちも
ドキドキの瞬間だ。
やった!という声が漏れることや
表情からうかがえると
こちらもホッとする。
しかし、昨今は、保護者も忙しく、
新年度開始日に仕事を休むことに対して疑問の声もあり、長年行われてきた入園式をどうするのかということが、検討されることとなった。
昨年度から、入園式は取りやめ、通常保育とし、4月の第1土曜日に、保護者に集まって頂き、保護者説明会と保護者総会、クラス懇談会を行うという形に変更なったのだ。
うちの夫はその変更に対して、
「あの担任発表のサプライズ感、
結構良かったのにな。」と残念がってた。
私は、4/1は休めないから、
子ども達の入園式には、
毎年、夫が行っていたからだ。
あの頃の夫くん、文句一つ言わず、
4/1を休んでくれて、ありがとう。
感謝してます。
◇
担任発表は、4月の保育園便りで発表される。お便りは、前月の最終日に配られる。
つまり、3/30(土)には、新担任は、保護者の知るところとなった。
2歳児クラスから3歳児クラスに持ち上がる事が分かった時、「神様、ありがとう!」と言ってくれた保護者がいた。
今年は、「安定!」と言われた。
うん、わかるよ、その気持ち。
でも、有り難みは、全然ないんだね。
ま、いっか。
◇
斉藤、今日のポイント👍
『全方向に目を向けよう』
裏ポイント、
『経験の言語化』
『気をつけるべきことを気をつけるのだと伝えておく』
#書くメシ #書くンジャーズ #よーこさん #お母さん #保育士 #Comfortable #保育 #入園の集い #入園式 #目配り #担任
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?