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好きな漫画について語る②賢い犬リリエンタール

皆様こんばんは、ぽこむです。

好きな漫画について語る第2弾でございます。
今回もあまり有名な漫画ではないのですが
間違いなく私の人生に影響を与えた作品なので語らせていただきます。

今回ご紹介させていただくのは「賢い犬リリエンタール」です。
どう言ったお話か簡単に説明させていただきます。
「賢い犬リリエンタール」2009年頃に週刊少年ジャンプで連載されていた作品です。
全4巻という短さではありますがたしかなまんぞくを得られる作品となっております。

最初に私の大好きな3巻の表紙を貼っておきます。

かわよい…


まず作者の「葦原大介先生」ご存知の方も多いと思います。
現在月刊誌のジャンプSQで「ワールドトリガー」という作品を連載中の私の大好きな漫画家の1人です。(全部で5人いるこの先生が描いた作品は全部読む!と決めている先生方)
「ワールドトリガー」に関しても語りたいことがたくさんございますが、今回はリリエンタールについて語ります。

そして内容ですが、
主人公は先ほどの画像手前から2番目の黄色いワンちゃんのような生き物、リリエンタールです。
リリエンタールは第一話の時点でRD-1と呼ばれていることも明らかになるなにやら不思議な存在。
人の感情に反応してその人の思いを現実にする特殊能力があります。
そんなリリエンタールがリリエンタールを作ったとされている「博士」の子どもたちである
「てつこ(画像手前から3番目)」「兄(一番手前、お兄さんの名前は作中明言されない)」の住む家に弟として共同生活を始めるのですが、
リリエンタールの不思議な力を求めて「黒服の組織」が襲ってくるという日常系SFのような感じです。

それでは私がこの作品のどう言ったところが好きなのかをお話ししていきます。

作品自体は基本ほのぼのとした雰囲気で進んでいきます。
そんな中でリリエンタールのお姉ちゃんとなる「てつこ」の心の成長が実は本筋なのかなとも思います。
てつこは初登場時かなりツンツンした性格でしかも暴力的、当時小学生だった私は少し怖かった記憶があります。
でもだんだん物語が進むにつれてリリエンタールのことを弟と認めてきたり、疎遠気味だったクラスメイトと話せるようになったり。
そう言ったてつこの成長を見ていくのも今となってはこの作品の大事な部分だったのかなとも思います。

それに加え
家族の関係性だったり
リリエンタールのライバルが出てきたり
4巻の中でものすごく色んな事件が起こります。

そしてそして、もちろんリリエンタール自身の成長も感動的で
最初の頃は能力が勝手に発動してしまい
それが周りを大きく巻き込んでいってしまうことが多々ありました。
それは「てつこ」の家庭訪問に来た先生と会いたくないという気持ちや
「兄」のリリエンタールにさみしい思いをしてほしくないという気持ちから
色んな不思議な出来事が起こります。
それを毎回てつこが不満そうに「またあんたの仕業?!」みたいなことを言うのでリリエンタールは落ちこみ、無意識に発動してしまう能力を意識的に抑え込もうとしたり。
それでもやっぱり能力は発動してしまったり…
でもリリエンタールの能力は近くにいる人間の深層心理を読み取って現実に影響を与えるものです。
リリエンタールだけでは発動しない(というわけではないが)ので
リリエンタールとの生活を通してのてつこの心の成長がリリエンタールの能力を通して描かれているんだと思います。

ネタバレになってしまうので色々と省きますが、私はお兄さんの相手のことをとにかく考えて、何かされたとしても理由があったんじゃないかと相手の心配をできる優しさと、てつこの意外と家族思いなところ、リリエンタールの自己犠牲の気持ち。
そんな小学校の道徳で習うような当たり前の思いを改めて考えさせてくれる作品だなと思っています。

それに現在連載中の「ワールドトリガー」をご存じの方はなんとなく想像がつくかもしれませんが
アクションシーンの描き方やキャラクターたちの絵なんかがとにかく丁寧で読みやすいです!
コミックスでは全4巻ですが少し前に総集編のようなものも出ているのでそちらもおすすめです。

夏休みに読むのもおすすめです!
その流れでワールドトリガーも読んじゃえ!


↓単行本、kindleもある

↓総集版、下巻には「ROOM303」というワートリファンなら見ておいた方がいい読み切りが載っているので買うべし


↓ワールドトリガー、読め


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