2022年8月10日のコマエダージ #142
東京都狛江市のコミュニティラジオ、こまえエフエム「コマラジ」水曜 夜9時のボサノヴァ番組「Bossa da Comaedade(ボッサ・ダ・コマエダージ)」
今週もお聴きくださいましてありがとうございました\(^o^)/
今井亮太郎です♪
↓番組前のおきまりの定点撮影📸↓
今回はブラジル音楽をベースに幻想的な世界を奏でる至高のギタリスト、助川太郎さんがゲスト!
久しぶりにKaren Tokita & 今井亮太郎のダブルパーソナリティが揃った今回は、ブラジル音楽をベースに、ジャズ、フォルクローレ、タンゴ、クラシックなど様々なジャンルの音楽を融合させて独自の幻想的な世界を奏でる、至高のギタリスト、助川太郎さんにコマエダージにゲスト登場していただきました!
今井亮太郎とお互い盟友と呼び合う、助川太郎さん。
実は20代の頃からずっと一緒に奏でたり、刺激をもらいあったり、お互い高めながら歩んできた仲なんです!
2007年には一緒にブラジル・リオデジャネイロに行き、一か月くらい同じ家で過ごしたこともありました♪
助川太郎さんのルーツを紐解くと、なんと一番最初はバンドブームの時に聴いたボン・ジョヴィからだそう。エレキギターでロックをやるという、今の助川さんからは想像できないルーツですね!
日本で一般の大学に通っている時にクラシックギターを習うようになり、アコースティックギターに触れ、クラシックやジャズをやり始めたそう。
その後、日本の大学を卒業した後にアメリカに渡り、音楽の最高峰の大学、バークリー音楽院へ。
助川さん「僕にとっては日本の大学はアメリカに行く準備のような時間でした。日本の大学に通いながら英語力を高めたり書類を揃えたり。目線はずっとアメリカに向いていました」
アメリカに渡りまずはジャズを学んでいた助川さんですが、バークリー音楽院は世界中から音楽家が集まってくるので、ここで様々な国の音楽の影響を受けたそう。
アフリカや南米など様々な音楽に触れて、そしてブラジル音楽に行きついたそうです♪
ブラジル音楽を基調とした中に様々なワールドミュージックのエッセンスが光る助川さんの音楽の世界観はこうして育まれたのですね〜^ ^
さて番組は、
助川さんが昨年10月にリリースされた、ソロギターのアルバム『レクイエムンド』の中に収録された「春のない男」からスタート。
この曲は、コロナ禍の中の、自分の部屋に籠りきりの時に書いた楽曲で、
“春がない。あるべき場所にあるべきものがない。そんな時間をみんなが過ごしているという象徴的な意味も込めて、いろいろなものを喪失した世界を描いている“
のだそう。
この曲はアルゼンチンやボリビアの音楽で使われる6/8拍子の「カルナバル」というリズムで書かれているそうで、まさに助川太郎ワールドな楽曲!
Karen「様々なジャンルの音楽やクラシックの要素などを自分の音楽に入れ込める、ということがすごいな〜」
M1. 春のない男 / 助川太郎
↑「春のない男」収録の『レクイエムンド』はコチラから♪
*
今井亮太郎が助川太郎さんと出会った頃は20代の頃。
助川さんも今井亮太郎も、ブラジル音楽をベースとした日本語オリジナル楽曲のユニットをそれぞれ組んでいて、お互い同じようなことをやっていることから共感して意気投合したことが最初。
そこからそれぞれがソロのアーティストとして活躍の場を広げて今があるのですが、ブラジル音楽の楽器の男性アーティストで、自分をメインにして活動をしていく音楽家は日本のブラジル音楽界では本当に稀。
まさに一緒に尊敬し合い、高め合い、刺激し合い、そして時には一緒にLIVEをやったりレコーディングをやったり…まさに共に歩んできた盟友なんです♪
助川太郎さん「お互いにリーダーとして、よくやってきましたね〜本当に(笑)」
亮太郎「本当になんというか、青春ですよね!」
助川太郎さん「一緒に演奏していない時もいつも遠くから見ている感じ。あ〜やっぱりがんばってるなぁ〜!僕もがんばらなきゃ!という力をもらうというか」
今井亮太郎にとって助川太郎さんがいたからこそ今日がある、本当にとても大切な、素晴らしい仲間なんです♪
助川さんが昨年リリースした『レクイエムンド』は、全編完全ソロギターのアルバム。
助川太郎さんと言えば、素晴らしいギターの技術はもちろんですが、エフェクターを駆使した音楽を創ったり、口琴を使ったりなどの独創的な世界観も魅力のひとつ。
そんな助川さんがあえて生ギターのみでアルバムを作った意図は?
助川太郎さん
「一つは、いろいろなものがなくてもどこでもできるフォーマットに音楽を持っていきたかったから。
ツアー先で機材がない、メンバーがいない、という状況でもギターの生音でどこでもできることが大事になってきたんですよね」
「もう一つは、身の回りのアコースティックなものでいろいろな音を出せるようになったから。
ギター1本とスーツケースがあればどこでも音楽ができるように、自分をしてきたんです」
今の時代のニーズをしっかりとフォーカスした、素晴らしい考え方ですね^ ^
2曲目は、そのアルバム『レクイエムンド』に収録された楽曲「東の海辺で産まれたオレ達のサンバ」。
とても長いタイトルの曲ですが、正式なタイトルはさらに長いそうで「これ以上逃れられない東の海辺の小さな町でやっと生まれたオレたちのサンバ」だそう(笑)
千葉県の某所に演奏に行ったときに、もうこの先は海しかなく、これ以上何もできないな、という場所で海を眺めながら作ったそうです。
でもこの楽曲、助川さんのブラジル音楽への愛がたっぷり詰まった、とてもカッコいいガッツリなサンバの楽曲なんです♪
M2. 東の海辺で産まれたオレ達のサンバ / 助川太郎
*
3曲目にお届けしたのは、クロマティック・ハーモニカ奏者・山下伶さんの2016年のメジャーデビューアルバム『Beautiful Breath』より「Wave」をオンエア。
コチラ、実は今井亮太郎プロデュースのアルバムで、助川太郎さんにギタリストとして全編参加していただいた作品なんです♪
「Wave」ではめちゃくちゃカッコいいアドリブソロに加えて、エフェクターを駆使した幻想的なサウンドも披露してくださっている助川さん。
“生ギターなのにエフェクティヴな世界“というのも助川太郎さんの大きな魅力。
そんなエフェクティヴな世界のお話も。
助川さん
「今もエフェクターの研究は続けてて、使い分けています。でも、生音にはすごい可能性があるということに最近気づいてしまった(笑) 別にエフェクター使わなくても(エフェクティヴな)いろんなことができるんですよね」
「例えば、ギターにアルミでできた薄いブックマーク(しおり)を挟んだり、スポンジを挟んだり、紙を挟んだり』
生ギターとは全く違う音色になるのです!
生放送のスタジオで、その音色の変化を生音で奏でて紹介してくださいました^ ^
助川さん
「やっぱりだんだん気持ちが生音よりになっていってしまったんですけど、でも実は先週も新しいエフェクターを買いました(笑)」
「歳を取ってから“やっぱり生が一番だな“とか言いたくないと思ってて!(笑)」
ちなみに助川さんは口琴も奏でます。
こちらも生放送で、奏でて紹介してくださいました!
コチラの音色はかなり衝撃的だったのでは?
助川さん「口琴もアコースティックなエフェクターなんです」
M3. Wave / 山下伶
助川太郎さんギターソロで生演奏♪
ノスタルジックで幻想的な風景を描くような、助川太郎さんの音楽の世界観のお話から、絵画のお話へ!
亮太郎「今井亮太郎の音楽は、写実的というか、そのままの風景をそのまま絵にして描くような世界観。
それに対して助川太郎さんの音楽は、綺麗な世界観を描いたところに全く違う色をパッと塗ったり、荒野の中に綺麗な花がパッと咲いたり、現実に対して非現実が生まれるような幻想的な絵を描く世界観。
そういう風景を音楽で描くのがすごく得意ですよね!」
助川太郎さん「よくわかってる!」
壊れた廃墟みたいなところに美しい花が咲く、そんな世界観の助川さんの音楽はとても感動的で、その花が咲いた瞬間に多くの方が心打たれるんですよね〜♪
そんな助川さんは近年、絵画も精力的に描いていて、個展も開催しています。
助川さんの近年のアルバムのジャケットは全て助川さん本人の描いた作品なんですよ〜♪
Karen「音楽と、絵や写真って通ずるものがあると思うのだけど、助川さんの音楽と絵を見たときに、いろいろ発想を中に入れていける、自由な方なんだな〜と思っていました」
助川さん「もともと全く絵は描いてなかったのだけど、ある時友人からやってみたら?と背中を押されて、やってみたくなっちゃって始めたんです。絵を描くと意識が変わるし、開放感があってすごく心地よいんですよね」
Karen
「ブログの中で“勉強したわけじゃないのに個展をやるなんて“って言われたということに対して、
“答えはないけれど、私は自分の中にある能力を何でも使って全力で遊び続けたいなと思います“
“人から何を言われても誰かが私の人生に責任を取れるわけではない“
と書かれていて、すごくカッコいいな〜と思いました」
助川さん「僕が一番言いたいところをKarenさんが汲み取ってくださいました〜!!」
「絵をやることで、“なんで絵なの?ちゃんとやってないんじゃない?“という人もいるけれど、でもね、全くふざけてやってるわけではなくて、真摯な気持ちでやっていること。そして、自分が思ったことをその時スピード感を持ってやらないと、その時間に誰も責任を取ってくれないから。そういうスピード感の中で生きるために、今の自分の自由があるのかな、って」
↓助川太郎さんのブログ↓
そんな助川太郎さんに、今回はソロギターアルバム『レクイエムンド』より、「アマレイロ」をギター1本での生演奏♪
「アマレイロ」はコーヒー豆の名前で、助川さんの大好きなコーヒー店のために書いた楽曲だそうです。
いや〜感動しちゃいました!!
Karenさんも亮太郎もウルっときてしまいました。
本当に素晴らしかった〜!!!
Karen Tokita & 今井亮太郎 with 助川太郎 Trioでの生演奏は「イパネマの娘」♪
なんとKarenさん、面識はあったものの助川太郎さんとの共演はこの日が初めて!!
番組前の打ち合わせにて、せっかくの初共演だから、本当に生放送で初セッションにしましょう!ということで生演奏が本当に全くの初共演だったのです(^^)
選んだ楽曲は、僕たち3人が慣れ親しんだBossaNovaの超名曲「イパネマの娘(Garota de Ipanema)」♪
リオデジャネイロのイパネマで過ごした時間のお話にも花が咲きながら^ ^
とっても素晴らしい生演奏になりました!!!
創造力いっぱいで、幻想的であり、かつ緊張感もあり、そんな素敵な改心の演奏♪♪♪
楽しかった〜!!!
助川太郎さん、ご出演本当にありがとうございました!!!!!!
ぜひまたコマエダージに遊びに来てくださいませ!
助川太郎さんのアルバム購入やLIVEなどの情報は、下記の助川太郎さんのwebでチェック!!
↓↓↓
8.19(金)@JZ Brat Sound of Tokyoにて、今井亮太郎が助川太郎さんと共演♪♪♪
今回ゲストに来てくださった助川太郎さんと、今井亮太郎が共演するLIVE【サンバ野郎】が、8.19(金)に渋谷JZ Brat Sound of Tokyoにて開催されます\(^o^)/
今の日本のブラジル音楽シーンでエッジの立つ個性的な男性アーティストばかりが集う、コンセプトは「まとめない。まとめる気がない。好き勝手放題!」というLIVEデス(笑)
みなさま、ぜひ足をお運びくださいませ♪♪♪
♪8.19(金) 19:00〜/JZ Brat Sound of Tokyo (渋谷)
今井亮太郎 夏のブラジルミーティング2022
〜サンバ野郎〜
メンバー *
今井亮太郎(Piano/Organ)
マルセロ木村(Guitar)
助川太郎(Guitar)
コモブチキイチロウ(Bass)
黒田清高(Drums)
Francis Silva(Percussion)
*
名曲とか、新曲とか、そういうのじゃなくて。
ブラジル音楽は狂気で勝負。
全部ぶち壊して、みんなで暴れようぜ?
サンバを思い切り壊したら、
結局、凄いサンバになっちゃうんだけど。
↓ご予約、下記より↓
https://www.jzbrat.com/liveinfo/2022/08/
本日のひとコマラジ
ゲストの助川太郎さん、生演奏では鳥笛も奏でてくださいました♪
番組終了後に、鳥笛はこんなだよーと説明してくださいましたよ〜^ ^
ピヨピヨ。
最近コマスタの外にあるオブジェで楽しむ初共演の2人🤣
次回のコマエダージは8/17(水)\(^o^)/
今週もたくさんのメッセージ、本当にありがとうございました!\(^o^)/
さて、次回の放送は、8月17日(水) 21:00〜!
只今コマエダージは、夏のゲスト祭り真っ盛りでございます\(^o^)/
次回はKaren Tokitaさん担当で、コマエダージではすっかりおなじみのフルート奏者・満島貴子さん、そしてブラジル音楽を基調に奏でる素敵なパーカショニスト・Rinda Estrelaさんがゲスト出演!
ボサノヴァ女子会ですね(●´艸`)
次回もぜひお楽しみに!
Muito obrigado!!!!
Tchau tchau!!!
今週のオンエア曲
サポーター募集
番組ではみなさまからの応援を募集しています。コマエダージの番組作りを一緒にしませんか?!サポーターになっていただいたみなさまには、毎週、コマエダージ番外編ミニラジオをお届けします♪ぜひよろしくお願いします!!!
↓詳細は下記↓
Karen Tokita&今井亮太郎 配信限定シングル by 日本コロムビア
☆Karen Tokita&今井亮太郎『100万回の月』配信限定シングル、2/23日本コロムビアよりリリース!
1. 100万回の月 - Seu Olhar é Como a Lua -
2. 通り雨のあと - Depois da Tempestade - (Karen Tokita Vocal ver.)
3. 100万回の月 - Seu Olhar é Como a Lua -(コーラス&鍵盤ハーモニカver.)
※Apple Music、amazon music、LINE Music、Spotifyなどなどの各サブスクリプションや、iTune Store、レコチョクなどの配信ダウンロードサイトから、お聴きいただけます。
↓ダウンロードは下記から↓
↓『100万回の月』ダイジェストムービー↓
↓日本コロムビアからのnewsリリース↓
〈参加メンバー〉
*100万回の月
Karen Tokita(Vocal/Guitar/Chorus)
今井亮太郎(Organ/Rhodes Piano/KENBAN-Harmonica)
満島貴子(Flute)
亀井恵(Marimba)
Alexandre Ozaki(Drums)
*通り雨のあと
Karen Tokita(Vocal/Chorus)
今井亮太郎(Organ/Piano/Percussion)
外園健彦(Guitar)
コモブチキイチロウ(Bass)
黒田清高(Drums)
* * *
☆Karen Tokita&今井亮太郎『海辺のカフェの水曜日』配信限定シングル
1. 海辺のカフェの水曜日 - Quarta-feira no Café da Praia - (Karen Tokita Vocal Ver.)
2. 流星ピアス - Brinco de Estrela Cadente -
※Apple Music、amazon music、LINE Music、Spotifyなどなどの各サブスクリプションや、iTune Store、レコチョクなどの配信ダウンロードサイトから、お聴きいただけます。お使いの配信サイトで検索してみてくださいね!
↓ダウンロードは下記から↓
その他情報
その他の情報はこちらで・・・
♪Bossa da Comaedade パーソナリティ
Karen Tokita :https://karen.bossa.info
今井亮太郎:http://ryotaroimai.com